マニュアル作成会社16選。代行内容や費用相場、タイプ別選び方
最終更新⽇:2025-04-04

自社の業務手順をマニュアル化して業務の標準化を進めたい方や、製品の操作方法をわかりやすく伝えて問い合わせ対応の負担を軽減したい方へ。マニュアル作成を外注するメリットや費用相場、タイプ別の選び方とあわせて、おすすめのマニュアル作成会社をご紹介します。
目次
マニュアル作成会社とは?
マニュアル作成会社とは、製品の取扱説明書や社内業務マニュアルなどの作成を専門に代行する企業です。業務内容の整理から構成の設計、原稿やイラストの作成、レイアウト・納品までをワンストップで対応してくれるのが特徴です。
マニュアル作成を代行してもらうメリット
マニュアルは、WordやPowerPoint、あるいはクラウド型の作成ツールを使えば、自社内でも作成可能です。テンプレートを活用すれば、効率的にマニュアルを整備することもできるでしょう。実際に自社で作成を検討している方は、「マニュアル作成ツールの比較15選。4つの目的別の選び方」も参考にしてみてください。
しかし、実務と並行してマニュアルを作成するのは大きな負担です。特に専門知識が求められる内容や、属人化している業務を言語化する作業は手間がかかります。また、法改正や社内ルールの変更にあわせて、既存マニュアルを都度更新する作業も想像以上に工数がかかるものです。
そこで活用したいのが、マニュアル作成を専門に請け負う「マニュアル作成会社」です。
プロのスタッフが、マニュアルの利用者目線で構成や表現を最適化してくれるため、「マニュアルを読んでも意味がわからない」といった社内外からの問い合わせを削減できます。
また、定期的な更新やメンテナンスを継続的に委託することも可能です。担当者の負担を軽減しながら、常に最新の情報を反映したマニュアルを保つ体制を整えることができます。
マニュアル作成会社の費用相場
マニュアル作成会社にかかる費用は、作成会社やマニュアルの種別・依頼する作業量によっても異なります。一般的には、テキスト原稿のみで1ページあたり10,000〜20,000円が相場とされていますが、構成設計・取材・デザイン・翻訳などを含む場合は、総額が大きくなる傾向があります。また、専門性の高さ、資料の有無、納期の厳しさ、納品形式なども費用に影響します。
以下に、主な作業項目ごとの費用目安をまとめましたので、自社で依頼する際の概算把握にご活用ください。
企画・構成 | 30,000円〜10万円 |
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原稿作成 | 10,000円〜20,000円/ページ |
DTP(ページレイアウト)・デザイン | 2,500円〜50,000円/ページ |
イラスト作成(イメージ図、グラフ、フロー図など) | 2,000円~/点 |
画面キャプチャ | 300円~/点 |
取材費用 | 50,000円/日 |
制作管理費 | 合計費用の10% |
「マニュアル制作.com」のように、作業時間に応じた料金体系(例:7,000円/時間)を採用している会社もあります。素材を自社で用意すれば、作業時間を短縮でき、コスト削減につながります。そのほか、100ページを超える案件では割安になるなど、ボリュームディスカウントを設けているところもあります。
マニュアル作成会社の代行内容(依頼できること)
マニュアル作成会社には、以下の業務を依頼できます。なお、会社によって依頼できる範囲は異なるので、詳しくは記事後半の会社紹介をご覧ください。
- 内容企画・構成
- 素材準備
- レイアウト・納品
- 研修サービス
- 更新・メンテナンス
1.内容企画・構成
どのようなマニュアルを作成するかを決める最初のステップです。マニュアルの目的や読者像を踏まえ、構成や掲載内容、展開媒体などを企画・設計していきます。具体的には以下のようなプロセスを経て進行します。
ヒアリング・現状分析 | マニュアルの目的や課題をヒアリングし、現状を把握。すでにマニュアルがある場合は、内容の良し悪しを客観的に分析し、改善点を提案します。 |
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内容の洗い出し・整理 | ヒアリングや資料から得た情報をもとに、必要な内容を抽出・整理。内容によっては、複数冊に分ける構成を検討する場合もあります。 |
ガイドライン・表記ルールの設定 | 文体や表現を統一するための編集ルール(例:表記揺れ、用語の使い分け、トンマナ)を策定。複数人で作成・更新する際にも一貫性を保てます。 |
構成案・フォーマットの作成 | 目次構成やページごとの分量、見出し案などを整理し、全体の設計図を作成。展開形式(PDF、紙媒体、Web等)に応じたフォーマットもあわせて準備します。 |
2.素材準備
構成が固まったら、マニュアルに必要な素材を準備します。読み手にとってわかりやすく実用的なマニュアルにするために、文章だけでなく図表やイラスト、画面キャプチャ、写真・動画などの素材が重要な役割を果たします。
主な素材準備の項目は以下のとおりです。
ライティング | テクニカルライターや専門分野に詳しいライターが、対象読者に合わせたわかりやすく再現性の高い文章を執筆します。たとえば、家電製品なら一般ユーザーに伝わる表現、業務手順書なら従業員が迷わず動けるよう論理的に記述されます。 |
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取材、実機確認 | 資料や図面だけでは情報が不十分な場合は、依頼企業の現場に赴き従業員へヒアリングしたり、実機を操作したりして情報を集めます。 |
図表、イラスト、マンガ作成 | 構造やフローなど、文章だけでは伝わりにくい部分は視覚要素で補います。技術イラストやキャラクターデザイン、マンガ形式のマニュアルに対応する会社もあります。 |
画面キャプチャ | システムやソフトウェアの操作マニュアルでは、実際の画面キャプチャが不可欠です。制作会社によってはシステムにログインして操作しながら、必要な画面を撮影・加工してくれます。 |
写真・動画撮影 | 製品のセットアップや作業手順など、動画のほうが伝わりやすい場面には動画マニュアルを用意することも。静止画や動画の撮影〜編集まで対応可能な会社もあります。 |
翻訳、ローカライズ | 海外展開を見据えた多言語対応や、海外製品を国内向けにカスタマイズする場合などに対応。英語をはじめ、40〜70言語以上への翻訳に対応している会社もあります。 |
3.レイアウト・納品
準備した素材をもとに、マニュアルの内容を組み上げていく工程です。デザイン・レイアウトの作業を経て、完成データを希望の形式で納品してもらいます。
レイアウト設計・DTP作業 | 原稿・図版・キャプチャなどを読みやすく配置し、視認性や導線に配慮したレイアウトを設計。見出しやアイコン、色使いなどを工夫することで、情報が整理されて「ぱっと見てわかる」マニュアルになります。 |
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校正・修正対応 | 複数回の校正を通じて、誤字脱字だけでなく、表記揺れや用語の統一など細部を確認。社内チェックの時間や負担も、制作会社がフォローしてくれるケースがあります。 |
納品形式の調整 | 納品形式はPDF、紙媒体、Webマニュアルなどから選択可能です。CMSに直接入稿してくれる会社もあり、Web展開を見据えた運用にも対応できます。 |
4.研修サービス
将来的にマニュアルの作成や更新を内製化したい企業に向けて、研修サービスを提供している会社もあります。マニュアル作成の基本的な考え方から、効率的に進めるためのノウハウまでを社内担当者にレクチャーしてくれます。
フォーマット設計の指導 | テンプレートやフォーマットの作り方を解説。文体や表記ルールの設定、構成の考え方など、属人化を防ぐ仕組みづくりも学べます。 |
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運用体制構築の支援 | 定期的な更新や情報共有をスムーズに進めるため、マニュアル運用の仕組みづくりを支援。社内で継続的にマニュアルを育てていく体制の整備に役立ちます。 |
ツール導入と定着支援 | マニュアル作成ツールの導入を前提とした研修にも対応。ツールを活用しながら、現場に定着させるための活用法をレクチャーしてもらえます。 |
5.更新・メンテナンス
作成したマニュアルは、時間の経過とともに情報が古くなるため、定期的な更新や保守が欠かせません。多くのマニュアル作成会社では、運用フェーズに入った後の更新・メンテナンスにも対応しています。
定期更新・改訂対応 | 法改正や社内ルールの変更、新製品のリリースなどに応じて、マニュアルの内容を随時更新。常に最新の情報に保つことで、運用ミスや問い合わせのリスクを防ぎます。 |
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年間保守契約・継続支援 | 年間契約を結べば、一定のペースでの改訂やメンテナンスを委託可能です。都度対応よりもコストやスケジュールの管理がしやすく、継続的な運用が安定します。 |
専用ツールでの共同運用 | ドキュメント共有ツールやマニュアル管理ツールを活用し、制作会社と社内担当者が連携しながら更新作業を進める仕組みも整えられています。 |
マニュアル作成会社依頼時の注意点
マニュアル作成の外注は、作成会社にすべて業務を丸投げするスタンスだとうまくいきません。製品や業務に一番詳しいのは社内の担当者だからこそ、二人三脚で情報共有しながらマニュアルを作り上げていく姿勢が求められます。
具体的には、以下のような準備や関わり方が求められます。
- 業務や製品に関する資料の提供・説明
正確なマニュアルを作成するためには、社内で使われている資料や仕様書、業務フロー図などをできるだけ早い段階で提供し、必要に応じて補足説明も行いましょう。 - 取材・ヒアリング時の社内調整
現場への取材や担当者へのインタビューが必要な場合は、事前に社内スケジュールを調整しておくことが重要です。スムーズな協力体制が、品質にも納期にも直結します。 - 納品物のチェック・フィードバック
完成したマニュアルは、依頼側でも必ず内容確認を行い、事実関係や表現の妥当性を確認しましょう。初稿時に丁寧にフィードバックを返すことで、最終成果物の完成度が高まります。
一方で、依頼企業にかかる負担を極力抑えたサービスを提供している会社もあります。
たとえば「ヒューマンサイエンス」は、専門のコンサルタントが情報の取りまとめやスケジュール調整、制作チームへの指示出しを実施。複数製品のマニュアル作成を同時に進行させたい場合も、同社がマネジメントしてくれるので安心です。
「CDS」の場合、同社のスタッフをマニュアル作成専門要員として一定期間常駐させることができます。常駐により、意思疎通が更にスムーズになった状態でマニュアル作成を進められます。
マニュアル作成会社のタイプ別の選び方
マニュアル作成会社とひと口にいっても、得意とする分野や対応スタイルは様々です。自社の目的や課題に合った会社を選ぶには、タイプごとの特徴を理解しておくことが大切です。
本記事では、マニュアル作成会社を以下の6タイプに分類しています。
タイプ | 特徴 |
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1.幅広いマニュアルに対応 | 業務マニュアルから製品マニュアル、社外向けドキュメントまで対応。大手企業やグループ企業での導入実績豊富。 |
2.社内研修マニュアルに強み | 社員教育・研修用途に特化。わかりやすさや運用のしやすさを重視した構成提案に長ける。 |
3.操作マニュアルに強み | ソフトウェアや機器操作に特化したテクニカルライティングに強み。実機確認や画面キャプチャの代行可能。 |
4.マニュアル作成ツールの導入支援 | 専用ツールと連動し、作成代行+ツール活用支援を一括提供。 |
5.リーズナブルな利用に強み | 作業範囲が明確な案件や小規模マニュアルに対応しやすい。 |
6.紙マニュアルの作成に強み | 印刷・製本を含む紙マニュアルの作成・品質管理にも対応。 |
1.幅広いマニュアル作成に対応するタイプ
社内向けの業務マニュアル、一般消費者向けの製品操作マニュアルなど、社内外問わず様々な種類のマニュアル作成に対応しているタイプ。既存のマニュアル改善や、マニュアル作成後のアフターフォローも充実。グローバル展開している企業や、グループ会社を持つ大手企業での支援実績が豊富です。
「Fintecs」は、完成したマニュアルの保守サービスが手厚いのが特徴です。使う人の視点から構成・表現を工夫。マニュアル定着のためのアンケートやeラーニング設計にも対応しています。
「ヒューマンサイエンス」は、コンサルタントが制作を一気通貫でマネジメント。セキュリティルーム完備で、機密性の高い業務にも対応可能です。
「CDS」は、テキストに限らず3DCGや動画など多様な手法を取り入れ、技術的な内容も直感的にわかるマニュアルを提案しています。
2.社内研修マニュアルに強みを持つタイプ
従業員向けの研修・トレーニングマニュアルなど、社内向けのマニュアル作成に強みを持つタイプ。従業員のスキル向上や、各現場での業務円滑化をはかりたいと考えている企業におすすめです。
「マイクロメイツ」では、受講者のスキルレベルや年齢層に応じた研修資料の作成が可能。研修終了後、その内容をベースにマニュアル化する依頼にも対応しています。
「クレストコンサルティング」では、マニュアル改訂担当者向けの研修を含めた体制構築支援を提供。内容の定着状況を見ながら再整備までサポートする点が特徴です。
3.操作マニュアルに強みを持つタイプ
テクニカルライティングに強みがあり、主に機器やソフトウェアなどのIT製品の操作マニュアル・取扱説明書を作りたい場合におすすめのタイプ。製品のリニューアルに伴うマニュアルの更新も依頼可能で、自社の担当者がマニュアルを書き換える負担を軽減できます。
たとえば、「テクノツリー」は、技術マニュアル・サービスマニュアル・パーツカタログの制作に特化。業務分析から構成設計、3Dデータや動画を活用したマニュアル制作まで対応しており、製造業やIT機器メーカーに多くの導入実績があります。
「PMC」は、図面や仕様書をもとにXMLで構造化されたマニュアルを制作し、PDF・Web・機器への組み込みなど多用途展開が可能。
「cybertech」実際の操作を通じて原稿を執筆するスタイルが特徴。画面キャプチャや操作フローの整理を含め、利用者視点での構成が得意です。
4.マニュアル作成ツールの導入支援に特化したタイプ
マニュアル作成ツールの導入を前提に、作成代行サービスを提供しているタイプ。社内でのマニュアル内製化を見込んでいる企業や、ツールを通して頻繁にマニュアルを更新していきたいと考えている企業に最適です。
アッシュ・マネジメント・コンサルティングは、現場作業員向けのマニュアル作成・共有ツール「Teachme Biz」の導入支援とあわせてマニュアル作成代行を実施しています。社内で「Teachme Biz」を通したマニュアルの作成・活用を定着させたい場合は、別途運用支援サービスも提供。現場スタッフに向けて、マニュアルの活用を広めるための研修を開いてくれます。
「Dojo」も同様、マニュアル作成ツール「Dojo」の導入とあわせてマニュアル作成を代行。必要に応じて、スマホやタブレットでも閲覧できるマニュアルを作成・納品してくれます。
5.リーズナブルに利用しやすいタイプ
限られた予算の中からバランスを見てマニュアル作成を依頼しやすいタイプ。依頼したい業務内容がある程度決まっている企業におすすめです。
「マニュアル制作.com」は作業時間に応じた時間課金制を採用しており、作業内容や素材の有無に応じて柔軟に費用をコントロール可能です。
「グッドマニュアル」は、1ページ単位での見積もりにも対応しており、必要最低限の工程だけを選んで発注できます。
6.紙媒体のマニュアル作成に強いタイプ
紙媒体でのマニュアル作成に強みを持つタイプ。印刷・製本技術を駆使して上質なマニュアルを作成します。
「セザックス」は自社印刷工場を保有し、制作から印刷・製本・発送までをワンストップで対応。紙マニュアルの高品質な印刷はもちろん、PDFや電子マニュアル、Web形式にも幅広く対応できます。紙を前提としながらも、将来的なデジタル展開も見据えた柔軟な設計が可能です。
「あいわーくす」も、印刷物の品質に強みを持ちつつ、企画・構成・取材・執筆・デザイン・印刷までを一貫対応。医療機器や工業製品など専門性の高い製品マニュアルにも対応しており、実物や仕様書をもとに情報を的確に整理・表現してくれます。
おすすめのマニュアル作成会社(幅広いマニュアル作成に対応)
社内外向け問わず、様々な種類のマニュアル作成に対応している作成会社を紹介します。
Fintecs(株式会社フィンテックス)
(出所:Fintecs公式Webサイト)
「USER CENTERED MANUAL®」を掲げ、3ユーザー視点に立ったマニュアルづくりを追求している制作会社。言われるままに形に起こすのではなく、依頼企業の製品や業務の現状を踏まえて、「真にユーザーに役立つマニュアルかどうか」を考え、方針を擦り合わせていく姿勢を重視している。
手がけるマニュアルの種類は、業務・操作マニュアルのほかにも店舗マネジメント、施工・工事用マニュアルなど幅広い。別途、マンガを用いたマニュアル制作にも対応している。メーカー、飲食店、IT産業、金融業など業種を問わずマニュアル作成実績を持つ。
完成したマニュアルの保守も実施。単なる内容の改訂だけでなく、マニュアルの定着有無をはかるアンケートや、習熟度をはかるeラーニングの作成などを依頼可能だ。
- 料金:要問い合わせ
ヒューマンサイエンス(株式会社ヒューマンサイエンス)
(出所:ヒューマンサイエンス公式Webサイト)
大手・グローバル企業の製造業、IT業界を中心に、260社以上のマニュアルを手がけている会社。操作マニュアル、取扱説明書、業務マニュアル、セミナーテキスト、オンラインヘルプなど、多岐に渡る種類のマニュアルに対応しており、分野に応じた最適な表現方法・構成を提案してくれる。
制作は、経験豊富なコンサルタントが調査・分析・設計・執筆・納品までを一括でコントロール。プロジェクトマネージャーが全体の進行管理を行うため、仕様変更や社内調整が発生しても柔軟に対応できる体制が整っている。
セキュリティ体制も万全で、必要に応じて専用の作業ルームを設け、担当者以外の立ち入りを制限することも可能。機密性の高い内容であっても、安心して依頼できる。
既存のマニュアルの評価・分析・改善提案サービスも提供。他社のマニュアルより優れた点や、課題点を踏まえて改善ポイントを提案する。
- 料金:95万円~(A4サイズ50ページ・取扱説明書の場合)
CDS(CDS株式会社)
(出所:CDS公式Webサイト)
専門性の高い製品でも、読み手にとってわかりやすいマニュアルを設計できる会社。エンジニアリング分野の知見を活かし、素材集めからレイアウト、翻訳、改善提案までをワンストップで対応する。翻訳は70言語以上に対応しており、多言語展開も得意としている。
制作にあたっては、情報の探しやすさや図表の視認性など、ユーザーフレンドリーな構成にこだわっている。文章だけでは伝わりにくい内容には3DCGや動画を活用し、技術的な内容を直感的に伝える工夫も行う。
制作スタッフが依頼企業に常駐することも可能で、新製品のリリース時など、スピードと精度が求められる案件にも柔軟に対応できる。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのマニュアル作成会社(社内研修マニュアルに強み)
従業員向けの研修マニュアルの作成に強みを持つ会社を紹介します。
マイクロメイツ(株式会社マイクロメイツ)
(出所:マイクロメイツ公式Webサイト)
十種類以上のマニュアルの作成とあわせて保守も任せられる会社。業務マニュアルは、実際の業務に合わせて工程を整理して、フローチャートに落とし込むアプローチを実施。フローチャートをベースにマニュアルの構成を作るので、営業・管理など複数部門の業務マニュアルを依頼したとしてもトンマナや粒度を均一化できる。
研修資料の作成にも対応しており、受講対象者のスキルや背景に応じた構成・文体でテキストを作成。研修と連動したマニュアル整備や、内容の再構成によるマニュアル化にも柔軟に応じている。
マニュアルの更新・保守に関しては、予算に応じて「スポット・数カ月・年間」単位で更新計画を立案。予算をオーバーするような更新は行わないのでコスト管理がしやすい。そのほか、作成したマニュアルに則って社内の問い合わせに対応するヘルプデスク業務代行サービスも提供している。
- 料金:要問い合わせ
クレストコンサルティング(株式会社クレストコンサルティング)
(出所:クレストコンサルティング公式Webサイト)
30年以上、3,000件以上の制作実績を誇るマニュアル作成会社。各種マニュアルの制作に加え、作成前後のコンサルティングにも対応。わかりやすいマニュアルを作るために、業務の整理・切り分けから入って、それに合わせて目次構成やルール作成、運用しやすい体制支援まで行う。マニュアルが完成した後のアフターフォローも手厚く、依頼企業の各部署がマニュアルを活用できているかを確認し、定着しきれていない場合は内容の再整備を行ってくれる。
そのほか、必要に応じてマニュアル改訂担当者向けの研修を実施。作成を効率的に進めるフォーマットの作り方や、マニュアルの内容を更新管理するための体制構築方法を数カ月〜1年単位でレクチャー。マニュアル改訂の内製化を見据えている企業におすすめだ。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのマニュアル作成会社(操作マニュアルに強み)
テクニカルライティングに強みがあり、機器やソフトウェアなどのIT製品の操作マニュアルを多く手がけている会社を紹介します。
テクノツリー(株式会社テクノツリー)
(出所:テクノツリー公式Webサイト)
製造業、特に機械メーカー向けのマニュアル制作に強みを持つ会社。作業手順書や取扱説明書をはじめ、動画や3DCGを活用したマニュアル、セールスマニュアル、多言語翻訳まで幅広く対応する。
制作は、製造現場の知見を持つ技術系スタッフが担当。ライティング、イラスト、翻訳、DTPなどの各分野の専門人材が連携し、現場に即したドキュメントを一貫体制で提供する。3D CADを活用した視覚表現や、専門用語に強い翻訳も特長。
Web・映像・カタログ制作、メタバースやVR対応コンテンツなど、技術情報の発信・運用まで一手に担えるのも魅力。
- 料金:要問い合わせ
PMC(株式会社PMC)
(出所:PMC公式Webサイト)
製品操作マニュアルの企画から制作、印刷までワンストップで提供する会社。仕様書や図面を読み解ける技術経験豊富なスタッフが常駐。仕様書だけでわからないことがある場合は現場取材や実機確認を通して、利用者がマニュアルを理解しやすいように仕上げてくれる。CADを用いた設計データを取り込んだイラスト作成も可能で、テキストの補完として役立つ。また、マークアップ言語「XML」を用いてマニュアルを設計。XMLにより、マニュアルをPDF、Webだけでなく機器への組み込みなどマルチに展開できるので、一つのマニュアルを様々なチャネルで使いたい企業にも適している。
マニュアルは、70種類以上の言語への翻訳に対応。制作実績のある業界は、自動車関連から医療機器、情報機器、家電機器など幅広い。
- 料金:要問い合わせ
ソーバル(ソーバル株式会社)
(出所:ソーバル公式Webサイト)
ソフトウエア・ハードウエアの設計開発の知見を活かし、ユーザーと開発者両方の視点を取り入れた操作マニュアル作成が得意な会社。同社の特色は、マニュアルにする製品の特性に応じたレイアウトを提案してくれること。たとえば個人・家庭向けに作られた製品のマニュアルであれば、検索しやすい導線や、わかりやすい見出し・デザインなどに気を配って仕上げていく。一方、工作機械などの法人・事業者向け製品であれば、同社のスタッフが現地取材により製品を隅々まで確認。機密の多い製品にも対応し、従業員がもれなく作業を遂行できるマニュアルに仕上げていく。既存のPDFのマニュアルをCMSに移管し、見やすく整理する作業も依頼可能。そのほか、マニュアル画面のアイコンに設定するキャラクターのデザインを依頼でき、製品のプロモーションに活用できる。
- 料金:要問い合わせ
cybertech(株式会社サイバーテック)
(出所:cybertech公式Webサイト)
ソフトウェア・IT製品の操作マニュアルや取扱説明書の作成に特化した会社。対象製品を操作しながらマニュアル原稿を作成してくれるのが特徴。実機のないシステム・サービスであっても、ログインIDを発行して共有すれば、操作を通じてマニュアルを作り上げてくれる。IDの発行が難しい場合は、設計書や画面キャプチャデータをもとにマニュアル作成を依頼可能だ。
また、マニュアル制作支援システム「PMX」を自社開発。システム内で、社内のライターとITスキルを有したエンジニアが知識を補完し合いながらマニュアル作成を進めるため、専門性の高い内容であっても高品質に仕上がる。
PMXは別途依頼企業にも提供しており、たとえばマニュアルの改訂を頼みたい場合、PMX内で同社に改定項目や方向性を指示する使い方ができる。
- 料金:要問い合わせ
⼀向社(株式会社一向社)
(出所:⼀向社公式Webサイト)
電子・紙媒体問わず製品の取扱説明書の作成を一任できる会社。企画・構成の段階では、ユーザーに伝えたい内容と現状の課題を整理しながら、説明書に落とし込む内容を精査していく。あわせて、取扱説明書を紙・電⼦・Webどの媒体で、どんな編集方針を定めて作っていくかを積極的に提案してくれる。
新規作成はもちろん、商品の改定に伴う取扱説明書のリニューアルにも対応。仕様書などの各種資料により、変更になった箇所を抽出しながら原稿を作成してくれる。
また、ユーザーへ視覚的に使い方をアピールできる「テクニカルイラスト」の依頼も可能。取扱説明書の作成に携わるための知識や技術レベルを認定する「TC技術検定」の有資格者が、写真や3Dデータをもとに精緻なイラストを描き出す。
そのほか、文章表記が製造物責任法・薬機法を遵守しているかの確認や、リーガルチェックもあわせて実施してくれるので、大幅な負担軽減につながる。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのマニュアル作成会社(マニュアル作成ツールの導入支援に特化)
マニュアル作成ツールの導入を前提に、作成代行サービスを提供している会社を紹介します。
マニュアル作成代行(株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング)
(出所:マニュアル作成代行公式Webサイト)
PCやスマホで簡単に業務マニュアルの作成・共有が簡単に行える現場作業員向けのツール「Teachme Biz」の導入支援と、ツールを通したマニュアル作りをサポートする会社。「Teachme Biz」は14日間の無料期間を設けており、その間に使用感を試してみて定着しそうなら本格導入するという検討が可能だ。導入が決まったら、マニュアル作成代行に移行。まずは、同社が依頼企業の業務をヒアリングして、アウトラインを設計。その後は「Teachme Biz」を使った原稿作成や、マニュアル内に差し込む動画・画像撮影を任せられる。マニュアル作成代行後、従業員へツールの利用を定着させたい場合は、別途運用支援サービスを依頼するのがおすすめ。同社が、現場スタッフへツールを効果的に活用する方法を教える研修を行ってくれる。
- 料金:月額59,800円~(Teachme Biz利用料金)※マニュアル作成代行費用は別途
Dojo(株式会社テンダ)
(出所:Dojo公式Webサイト)
オリジナルのマニュアル作成ツール「Dojo」の導入とあわせて高品質なマニュアル作成を代行する会社。豊富なノウハウを持つスタッフが、依頼企業のマニュアル作成における課題を分析し、解決に向けてツールの導入とマニュアルの作成を代行する。Word・Excel・PowerPoint・動画など希望の形式でマニュアルを納品するほか、必要に応じてスマホやタブレットでも閲覧できるコンテンツを作成。納品後は、「Dojo」を通したマニュアルの内製化が進むよう手厚くサポートしてくれる。
なお、「Dojo」にはマニュアルを作るためのテンプレートが豊富で、誰が操作しても統一感のあるマニュアルを作れる点が特徴。また、ツール内で作成したテキストは音声合成して出力でき、動画マニュアルにナレーションを入れたい場面などで重宝する。大手通信機器メーカーや建設会社、銀行など様々な企業での利用実績あり。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのマニュアル作成会社(リーズナブルな利用に強み)
限られた予算からバランスを見ながらマニュアル作成を依頼しやすいタイプの会社を紹介します。
マニュアル制作.com(第一資料印刷株式会社)
(出所:マニュアル制作.com公式Webサイト)
多岐にわたる用途のマニュアル作成を請け負う会社。料金体系が明瞭で、作業時間に応じて費用が変動する仕組みになっている。
制作の際は、マニュアル化する対象をカテゴリ分けしながら目次や全体の構成を組んでいく。構成が固まったら、誌面の完成形をイメージしながら差し込むテキストや、写真・イラストのイメージを反映させたフォーマットを作成。フォーマットにより、準備すべき原稿の種類やボリュームが明確になるうえ、依頼企業側も完成形がイメージしやすくなる。なお、原稿を作るための取材も頼めるが、料金が作業時間に依存するため自社で素材を用意すれば、制作費用を抑えられる。
過去に制作を手がけたマニュアルの種類が豊富で、一般的な業務・操作マニュアルなどのほか、会員データの更新や会員フォローの手順を示した「会員管理マニュアル」や、テレワーク導入に向けたガイドラインを示した「テレワークマニュアル」などがある。
- 料金:7,000円/時間(全体構成・誌面設計・原稿収集・編集・ライティング費)、20,000円/ページ(誌面作成・デザイン費)
グッドマニュアル(株式会社ぺいじず)
(出所:グッドマニュアル公式Webサイト)
文字の大きさ、行間やイラストの配置に気を配り、人間の視線の動きに合わせた読みやすい流れを作るのが得意なマニュアル作成会社。主に依頼できるのは、取扱説明書などの製品マニュアル、社内業務手順を記した業務マニュアル、現場の従業員向けに仕事が円滑に進む方法や考え方を説明したセールスマニュアルの3種類。製品マニュアルの作成で重視しているのは、知りたいことをすぐに手引きしやすい構成。内容に応じて分冊や簡易的なガイドの作成を提案し、ユーザーの立場を考えたマニュアル作りを行う。業務マニュアルは、頻繁に内容の更新がしやすいよう電子マニュアルやブログで作成することを推奨。セールスマニュアルの場合は、仕事のポイントを簡単に覚えられるよう語呂合わせやチェックシートを取り入れた構成を提案している。
別途、動画形式のマニュアルの作成も承っており、テキストとあわせて活用できる。
- 料金:30,000円(企画・構成費)、10,000円/ページ(原稿作成費)、2,500円/ページ(ページレイアウト費)、2,000円~/点(イラスト作成費)※制作管理費が合計費用の10%
おすすめのマニュアル作成会社(紙マニュアルの作成に強み)
最後に、紙媒体でのマニュアル作成に強く、製本・印刷まで一貫して行ってくれる会社を紹介します。
セザックス(セザックス株式会社)
(出所:セザックス公式Webサイト)
制作に必要な納期・価格・品質をバランスよく調整したマニュアルの作成を任せられる会社。同社には「編集・制作部門」「校正部門」スタッフが常駐。編集・制作部門では、差し込むイラストや画像のスキャニングを一つひとつ丁寧に実施。校正部門では、単なる誤字脱字だけでなく文章の整合性まで含めてチェックを行うため、クオリティの高いマニュアルができあがる。紙媒体だけでなく、PDF・Web・アプリなど様々な媒体でのマニュアル作成に対応。また、印刷物として納品したマニュアルのデータを抜粋・加工して、Webサイトなどの別媒体に展開していくことも可能だ。そのほか、英語をはじめ40種類以上の言語へマニュアルを翻訳するサービスを提供している。
- 料金:要問い合わせ
あいわーくす(株式会社あいわーくす)
(出所:あいわーくす公式Webサイト)
取材、原稿作成、編集はもちろん製本、印刷まで一気通貫で手がける会社。作成に対応しているマニュアルの種類は、エンドユーザー向けの取扱説明書、社内向けの業務マニュアル、製品の販売会社など外部企業向けマニュアルの3種類。取扱説明書は、専門用語の多用を避けて理解しやすい文章を作成。文章の意味を補完するテクニカルイラストの制作とあわせて、ユーザーに正しく理解される説明書作りにこだわっている。業務マニュアルは、依頼企業が提供する資料と取材内容を集めながら、業務の手順を簡潔に言語化。外部企業向けマニュアルは、社内で当たり前に使っている言語を他社が見てもわかるよう、一般的な表現に置き換えるアプローチをしている。
取扱説明書・業務マニュアルであれば、一部からの小ロット印刷が可能。また、過去の制作データは同社で一元管理しており、マニュアルの定期的なリニューアルにも対応する。
- 料金:10万円〜(企画・構成費)、50,000円〜(デザイン費)、50,000円〜/日(取材費)、10,000円〜/ページ(原稿作成費)※制作管理費が合計費用の10%
まとめ
マニュアルは、Word・PowerPointなどのOfficeツールや、クラウド型のツールを利用すれば自社で内製化できます。しかし、自社の担当者がほかの業務と並行しながらマニュアル作成を進めるのは労力がかかります。また、マニュアルを製品の仕様変更や、社内ルールの変更に則って書き換える作業も手間がかかり、定期的に更新を行うリソースを確保するのは難しいものです。
マニュアル作成会社であれば、専門のスタッフがマニュアル利用者の目線で、製品の操作方法や自社の業務手順を読みやすく構成。作成会社によっては、マニュアルの定期的な書き換え・メンテナンスも一任可能で、マニュアルをコンスタントにアップデートできる体制を整えられます。
更に、マニュアル作成前の業務内容整理や、既存で使っているマニュアルの課題点抽出・改善点提案、マニュアルの活用を従業員に定着させるための研修を依頼できる会社もあります。作成を依頼したいマニュアルの種類や予算、自社の現状を踏まえながら最適な会社を選んでみてください。