法人向けPCレンタル比較15選。サブスクやリースとの違いは?
最終更新⽇:2024-05-28
従業員に配布するPCの調達コストを抑えたい企業や、従業員からのPCや周辺機器に関する問い合わせ対応の負担を軽減したい方へ。法人向けPCレンタルのメリットや選び方、料金相場とともに、おすすめのレンタル会社を紹介します。
目次
法人向けPCレンタルとは?
法人向けPCレンタルとは、 PCをはじめタブレットやプロジェクターなどの周辺機器を企業へ貸し出すサービスです。
法人向けPCレンタルを利用すれば、多額の初期費用をかけてPCを購入しなくても、必要な機種を必要な分だけそろえられます。また、購入やリースと比べて固定資産税がかからないため、コストの削減につながります。一度レンタルしたPCを新しい機種に入れ替えたい場合も柔軟に対応可能です。
会社によっては、キッティング(PC・周辺デバイスの設定やソフトウェアのインストールなどの作業全般)やヘルプデスク(従業員から来るIT製品にまつわる問い合わせ対応)の代行サービスも提供しており、情報システム部門の負担を大幅に軽減できます。
法人向けPCレンタルのメリット(サブスク・リースとの違い)
法人向けPCレンタルを利用するメリットを、サブスクやリースとの違いを踏まえながら紹介します。
サブスク
サブスクはレンタルの一種であり、毎月定額の料金を支払うことでPCを利用できる仕組みです。途中で機種を入れ替えたい場合、サブスク型のサービスを提供している会社であれば、月額の支払い形態を維持しながら柔軟に対応してくれることが多いです。また、PCとあわせて、キッティングやヘルプデスクの代行サービスをサブスクで提供している会社もあり、情報システム部門のアウトソーシングとして活用できます。
リース
リースとは、企業が直接購入するのではなく、指定した機種をリース会社が代理で購入して、企業側に貸与するサービスです。レンタルやサブスクよりも、長期的に利用する際にはリーズナブルに利用できるケースが多いです。
PCをリースする場合は、購入と同じように会計上「資産」として貸借対照表に計上し、減価償却を行う必要があります。また、税務基準(法人税法)によってPCをリースする期間は2年以上と定められており、これより短い期間でのリース契約は不可。中途解約を申し出た場合は、違約金が発生します。
したがって、リースのデメリットは会社の事業形態に合わせてフレキシブルに機種の返却や入れ替えができないことです。また、基本的にリースした機種の保守・修繕義務は企業側にあるため、メンテナンスの手間やコストがかかる点にも注意が必要です。
レンタル
レンタルは、最短1日から貸出可能で、リースやサブスクよりも契約期間を柔軟に設定できる点がメリットです。イベントやセミナーで短期間使うために、まとまった台数のPCが必要なシーンなどで活用できます。また、注文後即日発送に対応している会社も多く、人事異動により急遽機器を補充しなければならなくなった場合にも便利です。
また、リースとは異なり、長期でレンタル契約した場合の中途解約も可能。ただし、途中で解約した場合は、実際に使用した期間の料率で計算し直した代金の差額を清算しなければならないケースがあります。
法人向けPCレンタルのタイプと選び方
法人向けPCレンタルは、各社強みとしているポイントが異なります。本記事では、法人向けPCレンタルのタイプを4種類に分類して紹介します。
1.運用管理サポートが充実
情報システム部門の負担を軽減するヘルプデスクの代行サービスや、その他機器にまつわるサポートが充実しているタイプ。依頼企業の要望に合わせたPCの調達や周辺機器の展開にも力を入れています。
たとえば「Assist Plus」の場合、在庫品ではなく企業が指定する機器を新規で購入して貸し出す仕組みを取っているため、希望の機器を必ずレンタルできる点が魅力です。
「テクノレント」は、レンタル利用時に無償で付くサービスが充実しています。一例として、関東圏への配送なら作業員が梱包なしでPCを納入するサービスがあり、企業側でダンボールを開梱する手間が省けます。
「ウチダエスコ」は、PCを故障させてしまった場合の動産保険が標準で付いており、万が一の事態に備えられます。
2.短期間・大量手配に強み
短期間かつ大量の台数のレンタルに強みがあるタイプ。たとえば、単発のイベントやセミナーに向けて、一時的に多くの台数のPCをレンタルしたい場合に適しています。PCをイベント会場でセッティングするサービスを提供している会社もあります。
「レンタルマーケット」は、PC一台から、多くて1,000台以上のまとまった台数を全国各地へ発送可能。たとえば、「法パソ」の場合、DELL・HP・Lenovoなどのメーカーの同型機種を大量にストックしているため、レンタルする台数が多くても同じ機種でそろえやすいのが特徴です。
また、「e-TAMAYA」は、返却されたPCのデータ消去作業が無償なうえ、ほかの会社だとオプション扱いになるケースが多い「消去作業完了報告書」も無償で発行してくれます。そのほか、有償で内蔵HDDを物理的に破壊するサービスも提供しているため、確実なデータ消去を望む企業におすすめです。
3.月額制・サブスクタイプ
月単位での利用で、自社のニーズにあったPCを手配するタイプです。各社、特徴的な付随サービスを提供しており、たとえば、「Wa-goo net-rental」の場合、貸し出すPCすべてに標準でウイルス対策ソフト「Windows Defender」をインストール。手間も費用もかけずに、セキュリティ対策ができます。
また、「ブロードリンク」は、PC単体の貸出だけでなく、従業員の在宅勤務環境を整えるために必要な機器がセットになった「テレワークプラン」を用意しています。Webカメラ搭載のPCに加えて、モバイルWi-Fiルーター、Microsoft365、ウイルス対策ソフト、キャリーバックがセットになっており、すぐにテレワークを始められます。
4.Mac製品のレンタルに強み
最新のMac機種を豊富にそろえているタイプ。クリエイティブ業務を主軸に行うためにMac製品のレンタルを検討している企業に最適です。
「Qrent」では、画面サイズが15インチの「MacBook Air」や最新CPU「Apple M3」シリーズを搭載した「MacBook Pro」をレンタルできます。また、同社では納品日の翌月をレンタル開始日としており、納品時期によっては最大1カ月無料でレンタルできるのも嬉しいポイントです。
法人向けPCレンタルの料金相場
法人向けPCレンタルの料金相場は、およそ一台あたり月額2,000〜5,000円程度。高スペックのPCをレンタルするほど費用が高くなり、長期にわたりPCをレンタルするほど1カ月あたりの費用が安くなります。前章で紹介したタイプ別に、具体的なレンタル料金をいくつか紹介します。
1.運用管理サポートが充実
こちらのタイプは、比較的高スペックなPCを取り扱っている傾向にあります。
サービス名 | PCスペック | 料金説明 |
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横河レンタ・リース | A4ノート/CPU:Core i7/メモリ:16GB/ストレージ:512GB SSD |
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テクノレント | A4ノート/CPU:Core i7/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSD |
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2.短期間・大量手配に強み
こちらのタイプは、標準スペックを中心に高スペックのPCも取りそろえており、1日からの短期レンタルができます。
サービス名 | PCスペック | 料金説明 |
---|---|---|
レンタルマーケット | A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSD |
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e-TAMAYA | A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSD |
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法パソ | A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSD |
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3.月額制・サブスクタイプ
こちらのタイプは、比較的リーズナブルに利用できるレンタルPCがそろっています。この章では、各社最も安くレンタルできるPCの料金を紹介します。
サービス名 | PCスペック | 料金説明 |
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ドスパラプラス | A4ノート/CPU:Celeron N5100(Core i5とほぼ同等)/メモリ:8GB/ストレージ:128GB |
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プロサポ | A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:250〜256GB |
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Wa-goo net-rental | A4ノート/CPU:Celeron 3865U 1.8GHz/メモリ:4GB/ストレージ:256GB SSD |
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ECOPCレンタルショップ | A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:16GB |
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ブロードリンク | A4ノート/CPU:Core i3以上/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSD |
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4.Mac製品のレンタルに強み
Mac製のPCレンタルに強みのある会社の料金相場を紹介します。
サービス名 | PCスペック | 料金説明 |
---|---|---|
Qrent | MacBook Pro16インチ/CPU:12コア/メモリ:32GB/ストレージ:1TB SSD |
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法人向けPCレンタルの比較ポイント
法人向けPCレンタルを利用するにあたって、比較検討すべきポイントを紹介します。
1.アウトソーシングの範囲
PCレンタル以外に周辺業務をアウトソーシングしたい場合は、どの範囲まで対応してもらえるのかチェックしておきましょう。この章では、ソフトウェアの提供やキッティング以外でプラスアルファのサービスを提供している会社を紹介します。
たとえば「横河レンタ・リース」は、法人向けのPC運用サブスク型サービス「Cotoka」を提供。PCの初期設定をはじめ、従業員からの問い合わせ対応やテレワークを行う従業員宅への配送など、情報システム部門が担う業務を代行。「Cotoka」は従業員自身が業務に合ったPCを手配できる仕様になっており、情シス部門の担当者が注文の取り次ぎをしなくて済むのもメリットです。
「プロサポ」は、PCを10台以上レンタルした企業を対象に、専門のトレーナーがPCスキル向上を目的とした社内研修を無料で実施してくれます。また、同社が提供するExcelとWordの学習に特化した動画教材も無料で活用でき、従業員のスキル向上に役立ちます。
「レンタルマーケット」の場合、専用のロジスティクスセンターを設けており、オフィスだけでなくイベント・セミナー会場などへの個別発送にも柔軟に対応。会場内でのキッティングも別途有償で行っており、スムーズにPCを立ち上げられます。
2.機器のラインナップの充実度
どのサービスも豊富な機器を取りそろえているものの、自社の業態に適したスペックのPCや周辺機器が借りられるかを、あらかじめ確認しておくと安心です。
「ドスパラプラス」の場合、BTOメーカーの知見を活かし、自社の事業形態に合ったスペックのPCを提案してもらえます。
「富士ソフト」は、PCの手配をするだけでなく、テレワークやウェビナーなど、活用シーンに合わせた周辺機器も手配。たとえばウェビナーの場合はスピーカーセットやWebカメラ、テレワークの場合はのぞき見防止のプライバシーフィルタなどもあわせて提供するので、情報システム部門の担当者や各従業員が備品を用意する手間が省けます。
そのほか、「e-TAMAYA」や「法パソ」は、ゲーミングPCやVRヘッドセットのレンタルにも対応しており、ラインナップが充実しています。
3.機器の提供形態の柔軟性
レンタルしていたPCの買取に対応している会社や、レンタル以外に購入やリースに対応している会社も。自社の業態や運用スタイルに合わせて導入方法を柔軟に検討しやすくなります。
「ドスパラプラス」のレンタルプランや「ブロードリンク」の場合、レンタルしている機器をそのまま買取できます。
「ECOPCレンタルショップ」で貸し出しているPCには「長期利用譲渡特約」が付いており、定められた期間より長く利用すれば、機種を無償でそのまま譲り受けることができます。PCを返却する必要がなくなり、データ移行をする手間なく使い続けられます。
「富士ソフト」は、レンタル以外にPCのリース・購入にも対応。たとえば、単発のイベントで使うPCはレンタル、常にオフィスで使うPCはリースと導入方法を組み合わせることができます。また、複数の導入方法を活用してもサポート窓口は一本のため、問い合わせ先に迷うことがないのもポイントです。
おすすめの法人向けPCレンタル(運用管理サポートが充実)
PCのキッティングやヘルプデスクなどの運用管理サポートが充実している法人向けPCレンタル会社を紹介します。
横河レンタ・リース(横河レンタ・リース株式会社)
(出所:横河レンタ・リース公式Webサイト)
PCの調達計画から導入・運用・リプレイスの一連のサイクルをサポートするレンタル会社。専任のバイヤーが、市場ニーズの高い最新モデルのPCを大量に仕入れており、一台あたりをリーズナブルな価格で利用できる。技術資格を取得した作業員が調達から納品まで速やかに実施。数千台規模のキッティングにも対応しており、大規模なイベント時に重宝する。
また、PCの初期設定、問い合わせ対応などを代行するサービス「Cotoka」も提供しており、情シス部門の負担を軽減。従業員自身が業務に合ったPCを手配できるのも魅力だ。
そのほか、PC所在をタイムリーに確認できるツールや、社内のデータを自動でクラウド保存するツールなども用意。PCのセットアップと合わせた導入支援にも対応している。
- 料金:月額14,200円(A4ノート/CPU:Core i7/メモリ:16GB/ストレージ:512GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
富士ソフト(富士ソフト株式会社)
(出所:富士ソフト公式Webサイト)
約2万機種、65万台の品ぞろえで依頼企業が希望する機種の調達に注力している法人向けPCレンタル会社。キッティングは、クローニングだけでなくOS・ソフトウェアの個別設定や資産管理のラベル貼付なども代行してくれるので、自社でセットアップする手間がかからない。また、PCだけでなく、テレワークやウェビナーなど企業の活用シーンに合わせた周辺機器も手配してくれるのが特徴。たとえばウェビナーの場合は、スピーカーセットやWebカメラ、テレワークの場合はのぞき見防止のプライバシーフィルタなどもあわせて提供する。導入後も、PCのOSアップデート代行などの保守サービスを用意している。
レンタルだけでなく購入・リースにも対応しており、依頼企業のスタイルに応じて導入形態を選んだり、組み合わせたりすることができる。
- 料金:要問い合わせ
Assist Plus(ディーアールエス株式会社)
(出所:Assist Plus公式Webサイト)
レンタルPCの調達・導入・運用・処分をワンストップで対応する法人向けサービス。依頼企業希望の機器を新規で購入し、比較的長期間レンタルする仕組みを取っている。キッティングは、同社拠点からの遠隔作業だけでなく、依頼企業の現場での作業にも対応しており、自社のルールに則った細かい設定を頼める。故障発生時は、専用窓口に連絡すれば現地修理や予備機の手配など状況に応じて柔軟に対応。PC返却時は、全世界で販売実績のあるBlancco社のデータ消去ソフトウェアを利用し、消去証明書の発行まで行う。
そのほか、同社ではIT資産管理を一元化するデータベース「DREAMS DB」を提供。同社で契約したPCの情報はデータベースへ自動連携する仕組みになっており、転記の手間がかからない。あわせて、企業が現在保有しているIT資産の棚卸しもサポートしてくれる。
- 料金:要問い合わせ
テクノレント(テクノレント株式会社)
(出所:テクノレント公式Webサイト)
調達コストを抑えながら、長期でのPCレンタルを考えている企業に適した会社。各メーカー豊富なラインナップをそろえており、1,000台単位の大量調達も可能。ボリュームディスカウントにも対応している。レンタルを利用する際に無償で付くサービスが手厚いのも強み。一例として、関東圏での配送なら梱包なしでPCを納入するサービスがあり、ダンボールを開梱する手間が省ける。また、PC返却時のデータ消去作業、故障の際の代替機提供、レンタルしたPCの契約期間・使用者・設置場所情報などをWeb上で管理できるIT資産台帳の配布も無償で行っている。
Officeソフトやウイルスバスターといったソフトの利用は、有償オプションで用意。研修やイベントなどで一時的にソフトを利用したいが、購入費用は抑えたい企業に適している。
- 料金:月額18,000円( A4ノート/CPU:Core i7/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
リコー(リコージャパン株式会社)
(出所:リコー公式Webサイト)
法人向けレンタルPCの一括導入をスムーズに進められる会社。12カ月以上の長期レンタルであれば、同社提供のサービス「ぱそこん一新」がおすすめ。新品や在庫機種の中から依頼企業の要望に合ったPCを提案してくれる。Windowsの初期セットアップ、PC故障時の代替機手配、返却後のデータ消去はすべて無償で対応。レンタルしたPCの契約期間・機種・使用者情報をWeb上で把握管理できる台帳も提供しているため、依頼企業のIT資産管理業務を軽減する。オプションでキッティングも依頼可能だ。
また、セミナーや展示会の運営向けに1日からPCレンタルが可能なサービスも展開しており、期間の延長や期間途中の解約にも対応する。オプションで「Microsoft Office」「ウイルスバスター」のソフトのレンタルや、プリンター・スキャナーの設定、無線機器の設定も依頼できる。
- 料金:要問い合わせ
ウチダエスコ(ウチダエスコ株式会社)
(出所:ウチダエスコ公式Webサイト)
マルチベンダーが提供する法人向けPCレンタルサービス。月額課金をベースにしており、10台以上を最短2年から契約ができる。マルチベンダーの強みを活かして、HPや富士通、Surface、MacBook Pro、iPadなど、各メーカーの認定修理サービスを受けられる機種を中心に、幅広い機器調達が可能。また、倉庫から最大月5万台のPCを出荷した実績があり、まとまった台数での注文もできる。
レンタル後のデータ消去や、PCを万が一故障させてしまった場合の動産保険が標準で搭載されている点も強み。PCやタブレットの導入時に必要なキッティングや現地でのセットアップ、情シス部門の負担を軽減するヘルプデスクサービスもオプションで提供している。
- 料金:要問い合わせ
おすすめの法人向けPCレンタル(短期間・大量手配に強み)
短期間での利用や、大量のレンタルPCの手配に強みのある法人向けPCレンタル会社を紹介します。
レンタルマーケット(株式会社SSマーケット)
(出所:レンタルマーケット公式Webサイト)
オフィスやリモートワークで利用するノートPCをはじめ、イベントでの利用に適したPCやディスプレイ、タブレットなどを包括的に扱うレンタル会社。レンタル期間は最短1日・台数は1台から。専用のロジスティクスセンターを設けており、多くて1,000台以上を全国各地へ発送する体制が整っている。また、オフィスだけでなくイベント・セミナー会場などへの個別発送にも柔軟に対応。経験豊かな技術スタッフに現地でのキッティングも依頼でき、会場内でスムーズにPCを立ち上げられる。
注文の段階で、豊富な種類からどの機種を組み合わせたらベストかを提案してくれるのもポイント。そのほか、注文時にレンタル料金の20%を支払う「安心補償プラン」に加入すれば、万が一機器の故障が発生しても免責がゼロになるので安心だ。
- 料金:5,000円/3日間(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCをレンタルした場合)
法パソ(株式会社レンタルバスターズ)
(出所:法パソ公式Webサイト)
最短即日でのスピード出荷と、最大3,000台の即納に対応可能な法人向けPCレンタルサービス。日常業務や研修、イベント、外出・移動の多い方向けまで幅広いラインナップがそろう。レンタル台数が多くても、DELL・HP・Lenovoなどのメーカーの同型機種でそろえやすい点に強みがあり、キーボードの配置も同じなため、キッティング時や運用面でもスムーズ。Microsoft Officeをインストールした状態での出荷にも対応しており、セッティングの手間も省ける。
トラブルの際のレンタル台数に応じた予備機の無料レンタル補償や、動産保証とリモートサポート、オンサイト保守が受けられる「安心保証パック+」など、安心して利用できる独自の補償プランも充実している。
- 料金:月額9,900円(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
e-TAMAYA(株式会社タマヤ)
(出所:e-TAMAYA公式Webサイト)
注文後、最短で即日発送するスピード感が魅力の法人向けPCレンタル会社。最短1日、台数は最低1台からレンタル可能。一般的なノートPCをはじめSurface、ゲーミングPCのレンタルにも対応。まとまった台数のレンタル、イベント会場などへの納入も可能だ。更に、イベントに必要なプロジェクター、無線機や音響設備などもあわせてレンタルできるのも心強い。届いたらすぐに使えるよう、マウスやバッテリーは標準で付属されており、別料金で、各種オフィスソフトや「AdobeReader」、依頼企業が所有するソフトのインストール代行も頼める。
返却されたPCはすべて無償でデータ消去作業を行うほか、「消去作業完了報告書」も無償で発行。更に、確実にデータを消去する目的で、内蔵HDDを物理的に破壊するサービスも有償で提供している。
- 料金:4,500円/3日間(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCをレンタルした場合)
おすすめの法人向けPCレンタル(月額制・サブスクタイプ)
最短1カ月から利用できる月額制の法人向けPCレンタル会社を紹介します。
ドスパラプラス(株式会社サードウェーブ)
(出所:ドスパラプラス公式Webサイト)
BTOメーカーならではの豊富なラインナップと企業に合わせた機種の提案に強みを持つ法人向けPCレンタルサービス。リーズナブルな機種から、CPU「Core i7」のハイスペックなPCまで幅広くそろう。サブスクプランとレンタルプランの2種類があり、サブスクプランは契約期間が12カ月以上と縛りがあるものの、12カ月以上利用した場合は希望するタイミングでの機器の交換が可能。
レンタルプランの場合は最短1カ月から借りられて、レンタル期間が一定期間を超えた場合は買い取ることもできる。注文後の配送も、オフィスへの一括納品だけでなく、スケジュールに合わせた分納や従業員の自宅への配送にも対応。サポート専用窓口もあり、PCに不具合が発生した際は、リカバリー方法のレクチャーや代替機の発送を行うため安心だ。
- 料金:月額1,000円(A4ノート/CPU:Celeron N5100/メモリ:8GB/ストレージ:128GBのPCを1カ月間レンタルした場合)
プロサポ(株式会社グローバルキャスト)
(出所:プロサポ公式Webサイト)
月額3,500円から利用できる法人向けPCレンタルサービス。企業側で機種やメーカーは選べないが、ビジネスに幅広く対応可能なCore i5・SSD・8GBメモリといったスペックのPCを用意。また、Webカメラ搭載のPCとワイヤレスマウスをあわせて貸し出す仕組みになっているため、在宅勤務にもすぐに対応できる。レンタル期間中は無料で機種変更が可能。たとえば、テレワークが必要になった従業員のデスクトップPCをノートPCへ変更するのも簡単だ。オプションで、データ消去証明書も発行している。
そのほか、PCを10台以上レンタルした企業を対象に、専門のトレーナーがPCスキル向上のための社内研修を無料で実施。同社オリジナルのExcelとWordの学習に特化した動画教材も見放題で、従業員のスキル向上に役立つ。
- 料金:月額3,500円〜(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:250〜256GBのPCをレンタルした場合)
Wa-goo net-rental(株式会社レンタルPCネット)
(出所:Wa-goo net-rental公式Webサイト)
ウイルスソフトが標準でインストールされたPCのレンタルが可能なサービス。高速再生に対応しているハイスペックなノートPCから、Windows11対応PCまで幅広いラインナップを用意。いずれもWebカメラ付きのためリモート会議にもスムーズに対応可能。最短1カ月からレンタルでき、24カ月以上利用した場合は機種の入れ替えを提案してくれるのが嬉しい。また、貸し出しているPCにトラブルが発生した場合、遠隔でサポートを行うためのソフトも内蔵されている。
基本的に、貸出期限までに返却がなければレンタル期間が1カ月単位で自動延長される仕組みになっている。導入先は、学校法人、システム開発会社、製造メーカーなど様々。10台以上のPCをまとめてレンタルする際は、事前に確認が必要だ。
- 料金:月額30,000円(A4ノート/CPU:Celeron 3865U 1.8GHz/メモリ:4GB/ストレージ:256GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
ECOPCレンタルショップ(株式会社オッジPFT)
(出所:ECOPCレンタルショップ公式Webサイト)
高い稼働率によって月額1,980円~の低価格を実現しているPCレンタルサービス。Corei3~7のCPUを搭載したA4・B5サイズのノートPCやデスクトップPCのほか、タブレットやWi-Fiルーター、プロジェクターなどのレンタルにも対応。PCはWindowsがメインだが、一部MacBookProも扱っている。
最短翌日から利用可能。10台以上を3か月以上利用する場合は、割引料金が適用されるため、通常月額2,380円のレンタル料金の場合、3カ月以上の利用で月額1,980円に。また、14カ月以上利用した場合は、利用機種がそのまま無償で譲渡される「長期利用譲渡特約」も付いているため、長期で利用したい場合は特におすすめ。
- 料金:月額2,380円(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:16GBのPCを1カ月間レンタルした場合)
ブロードリンク(株式会社ブロードリンク)
(出所:ブロードリンク公式Webサイト)
SSDと8GBのメモリを標準搭載したWindowsPCのレンタルに特化した会社。ノートPCのほか、デスクトップPCやサーバーのレンタルにも対応する。更に、従業員の在宅勤務環境構築のために必要な機器をそろえた「テレワークパック」も用意。Webカメラが内蔵されたPCにプラスして、モバイルWi-Fiルーター、オフィスソフト「Microsoft365」、ウイルス対策ソフトをセットにして貸し出している。電話一本で貸出期間の延長やレンタルPCの買取が可能。要望に応じてイベント会場などへの配送、キッティング、周辺機器との接続も任せられる。
そのほか、PC一台あたり500円のオプション「安心補償」に加入すれば、落下・水没などの故障に対する修理代金、免責費用がかからないのも嬉しい。
- 料金:月額5,000円(A4ノート/CPU:Core i3以上/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
おすすめの法人向けPCレンタル(Mac製品のレンタルに強み)
最後に、Mac製PCのバリエーションが豊富な法人向けPCレンタル会社を紹介します。
Qrent(MER株式会社)
(出所:Qrent公式Webサイト)
最新のMac製品のレンタルが可能な法人向けPCレンタル会社。新型機種で画面サイズが15インチの「MacBook Air」や、最新CPU「Apple M3」シリーズを搭載した「MacBook Pro」をレンタルできる。メモリ容量やストレージ、キーボード言語の種類も選べるほか、途中解約して最新機種への変更も可能だ。メーカーオンサイト保守が付いているため、PCに不具合が発生した場合はエンジニアが訪問修理を実施。代替品との交換より訪問修理を優先しているため、機器交換によって発生するデータ移管や故障したPCの返品手配の手間が削減できる。
納品日の翌月をレンタル開始日としており、納品時期によっては最大1カ月無料でレンタルできるのが嬉しい。更に、独自の与信審査システムにより最短5分で取引の可否を判断。創業間もない中小企業でも柔軟に審査してくれるのも魅力。
- 料金:月額13,500円(MacBook Pro16インチ/CPU:12コア/メモリ:32GB/ストレージ:1TB SSDを3年間レンタルした場合)
まとめ
従業員用のPCの調達時に初期費用が気になる方、イベントなどで一時的にPCを利用したい方は、法人向けPCレンタルの利用がおすすめです。多額の初期費用をかけてPCを購入しなくても、必要な時に必要な機種を必要な分、そろえることができます。
また、購入やリースの場合と比べて固定資産税がかからないためコストの削減につながるうえ、新しい機種への入れ替えもスムーズ。更に、キッティングやヘルプデスクを代行してくれるサービスもあり、情報システム部門の担当者の負担軽減にも役立ちます。
法人向けPCレンタルを運営する会社のタイプには、主に、
- 運用管理サポートが充実したタイプ
- イベントなどでの短期間・大量手配に強みがあるタイプ
- 豊富な機種がそろった月額制・サブスクタイプ
- Mac製品のレンタルに強みがあるタイプ
の4タイプがあります。それぞれ貸し出せる機種のバリエーションや付随するサービスなどが異なるので、本記事を参考にしながら、自社に最適なレンタル会社を選んでみてください。