法人向けPCレンタル比較15選。サブスクやリースとの違いは?
最終更新⽇:2025-04-02

従業員向けのPCを低コストで調達したい企業や、PCや周辺機器に関する問い合わせ対応の負担を軽減したい方へ。法人向けPCレンタルのメリットや選び方、料金相場とともに、おすすめのレンタル会社を紹介します。
目次
法人向けPCレンタルとは?
法人向けPCレンタルとは、 企業に対してPCやタブレット、プロジェクターなどの周辺機器を一定期間貸し出すサービスです。
法人向けPCレンタルを利用すれば、多額の初期費用をかけてPCを購入しなくても、必要な機種を必要な分だけそろえられます。また、固定資産税が発生しないため、購入やリースと比べてコスト削減にもつながります。一度レンタルしたPCを新しい機種に入れ替えたい場合も柔軟に対応可能です。
中には、キッティング(PC・周辺デバイスの設定やソフトウェアのインストールなどの作業全般)や、従業員からのIT関連の問い合わせに対応するヘルプデスクの代行サービスを提供している会社もあり、情報システム部門の負担を大幅に軽減できます。
法人向けPCレンタルのメリット(サブスク・リースとの違い)
法人向けPCレンタルを利用するメリットを、サブスクやリースとの違いを踏まえながら紹介します。
サブスク
サブスクはレンタルの一種で、毎月定額の料金でPCを利用できる仕組みです。途中で機種を入れ替えたい場合でも、サブスク型を採用しているサービスであれば、月額の支払い形態を維持しながら柔軟に対応してもらえることが多いです。
また、PCレンタルとあわせて、キッティングやヘルプデスク業務を含めてサブスク形式で提供している会社もあり、社内のIT業務をアウトソースする選択肢にもなります。
リース
リースは、企業が希望する機種をリース会社が代わりに購入し、それを企業に貸与する形態です。長期間使用する前提であれば、レンタルやサブスクよりも割安になるケースが多いです。
ただし、PCをリースする場合は、購入と同じように会計上「資産」として貸借対照表に計上し、減価償却を行う必要があります。また、税務基準(法人税法)によってPCをリースする期間は2年以上と定められており、これより短い期間でのリース契約は不可。中途解約を申し出た場合は、違約金が発生します。
したがって、リースのデメリットは会社の事業形態に合わせてフレキシブルに機種の返却や入れ替えができないことです。また、基本的にリースした機種の保守・修繕義務は企業側にあるため、メンテナンスの手間やコストがかかる点にも注意が必要です。
レンタル
レンタルは、最短1日から貸出可能で、リースやサブスクよりも契約期間を柔軟に設定できる点がメリットです。イベントやセミナーなど、短期間で多くのPCが必要になるシーンで特に有効です。注文から即日発送に対応しているサービスも多く、人事異動や急な入社などによる突発的な需要にも素早く対応できます。
また、リースとは異なり、長期でレンタル契約した場合の中途解約も可能。ただし、途中で解約した場合は、実際に使用した期間の料率で計算し直した代金の差額を清算しなければならないケースがあります。
法人向けPCレンタルのタイプと選び方
法人向けPCレンタルは、各社強みとしているポイントが異なります。用途や目的に応じて、自社に最適なサービスを選ぶことが重要です。
本記事では、法人向けPCレンタルを以下の4タイプに分類し、それぞれの特徴を解説していきます。
タイプ | 特徴 |
---|---|
1.運用管理サポートが充実 | 情報システム部門の負担軽減に役立つ |
2.短期間・大量手配に強み | イベントや研修など、短期かつ大量にPCを調達したいときに便利 |
3.月額制・サブスクタイプ | 月額固定で長期間の利用向き |
4.Mac製品のレンタルに強み | クリエイティブ用途向き |
1.運用管理サポートが充実
情報システム部門の負担を軽減する、ヘルプデスク代行や機器に関するサポートが充実しているタイプ。企業の要望に応じたPCの調達や周辺機器の展開にも力を入れています。
たとえば「Assist Plus」の場合、同社が保有する新品在庫をもとに、PC導入時に必要な各種サービスをセットにしてレンタルするパッケージを提供しています。この仕組みにより、希望の機器をスムーズにレンタルできる点が魅力です。
「テクノレント」は、レンタル利用時に無償で提供されるサービスが充実しています。一例として、関東圏への配送なら作業員が梱包なしでPCを納入するサービスがあり、企業側でダンボールを開梱する手間が省けます。
「ウチダエスコ」は、PCを故障させてしまった場合の動産保険が標準で付いており、万が一の事態に備えられます。
2.短期間・大量手配に強み
短期間かつ大量の台数のレンタルに強みがあるタイプ。たとえば、単発のイベントやセミナーに向けて、一時的に多くの台数のPCをレンタルしたい場合に適しています。PCをイベント会場でセッティングするサービスを提供している会社もあります。
「レンタルマーケット」は、1台から1,000台以上の大量注文にも対応し、全国各地へ発送可能です。「法パソ」の場合、DELL・HP・Lenovoなどのメーカーの同型機種を大量にストックしているため、レンタルする台数が多くても同じ機種でそろえやすいのが特徴です。
また、「e-TAMAYA」は、返却されたPCのデータ消去作業が無償なうえ、ほかの会社だとオプション扱いになるケースが多い「消去作業完了報告書」も無償で発行してくれます。そのほか、有償で内蔵HDDを物理的に破壊するサービスも提供しているため、確実なデータ消去を望む企業におすすめです。
3.月額制・サブスクタイプ
月単位での利用で、自社のニーズにあったPCを手配するタイプです。各社、特徴的な付随サービスを提供しており、たとえば、「Wa-goo net-rental」の場合、貸し出すPCすべてに標準でウイルス対策ソフト「Windows Defender」をインストール。手間も費用もかけずに、セキュリティ対策ができます。
また、「ブロードリンク」は、PC単体の貸出だけでなく、在宅勤務に必要な機器を一式そろえた「テレワークプラン」も提供しています。Webカメラ搭載のPCに加えて、モバイルWi-Fiルーター、Microsoft365、ウイルス対策ソフト、キャリーバックがセットになっており、すぐにテレワークを始められます。
4.Mac製品のレンタルに強み
最新のMac機種を豊富にそろえているタイプ。クリエイティブ業務を主軸に行うためにMac製品のレンタルを検討している企業に最適です。
「Qrent」では、MacBook Air、MacBook Pro、iMacをはじめとしたApple社の最新モデルを取り扱っており、ビジネスニーズに応じてスペックや構成を柔軟にカスタマイズできます。契約は1カ月単位で、納品月の翌月1日をレンタル開始日とする制度を採用しており、最大1カ月分が無料になるケースもあります。途中解約や最新機種への乗り換えも可能で、初めてMacを導入する企業でも安心して利用できる体制が整っています。
法人向けPCレンタルの料金相場
法人向けPCレンタルの料金は、機種の性能、契約期間、オプションの有無などにより大きく異なるため、各社への問い合わせが必要です。
目安として、いくつか料金を公開しているサービスの具体例を紹介しますので参考にしてください。
ドスパラプラス
高性能ノートPC「THIRDWAVE F-14RP7」を月額4,290円(税込)から提供。Core i7・16GBメモリ・500GB SSDを搭載し、Windows 11 Pro対応。約1.3kgと軽量でモバイル用途にも適しています。
法パソ
15.6インチのA4ノート(Core i5、8GB、250~500GB SSD)を月額7,400円でレンタル。動産補償やコール・リモートサポート込み。オンサイト保守にも一部対応しています。
ブロードリンク
PC本体のみのレンタルから、テレワークに必要な周辺機器をまとめたパッケージまで、用途に応じたプランが用意されています。たとえば、A4またはB5サイズのノートPCを中心とした「テレワークパック」では、Microsoft 365、モバイルWi-Fiルーター、ウイルス対策ソフト、キャリーバッグがセットになっており、12カ月契約で月額7,568円から利用可能です。
PC本体のみのレンタルでは、ノートPCのほかデスクトップが選択可能で、月額4,400〜5,500円程度で利用できます。利用期間が長くなるほど割安になる料金体系です。
レンタルマーケット
最短3日から利用できる短期レンタルに対応しているのが大きな特徴です。代表的なプランのひとつが、ノートPCとOfficeソフト、ウイルス対策ソフトがセットになったプラン。スペックは、Core i5・8GBメモリ・256GB SSDを搭載した15.6インチノートPCで、Office Standard 2021とウイルスバスターもインストール済み(インストール料1,000円)。このセットは3日間で7,000円から利用可能です。
単体レンタルの場合は同スペックで、3日間3,000円からと手ごろな価格設定です。
そのほか、モバイルWi-Fi機器のレンタルにも対応しており、たとえばSoftbank回線(50GB)の「Pocket WiFi 802ZT」は3日間3,000円から、長期利用向けの「+F FS030W」は1カ月月3,100円からレンタル可能です。
法人向けPCレンタルの比較ポイント
法人向けPCレンタルを利用するにあたって、比較検討すべきポイントを紹介します。
1.アウトソーシングの範囲
PCレンタル以外に周辺業務をアウトソーシングしたい場合は、どの範囲まで対応してもらえるのかチェックしておきましょう。この章では、ソフトウェアの提供やキッティング以外でプラスアルファのサービスを提供している会社を紹介します。
たとえば「横河レンタ・リース」は、法人向けのPC運用サービス「Cotoka for PC」を提供。PCの初期設定をはじめ、従業員からの問い合わせ対応やテレワークを行う従業員宅への配送など、情報システム部門が担う業務を代行。「Cotoka for PC」は従業員自身が業務に合ったPCを手配できる仕様になっており、情シス部門の担当者が注文の取り次ぎをしなくて済むのもメリットです。
「レンタルマーケット」の場合、専用のロジスティクスセンターを設けており、オフィスだけでなくイベント・セミナー会場などへの個別発送にも柔軟に対応。会場内でのキッティングも別途有償で行っており、スムーズにPCを立ち上げられます。
2.機器のラインナップの充実度
どのサービスも豊富な機器を取りそろえているものの、自社の業態に適したスペックのPCや周辺機器が借りられるかを、あらかじめ確認しておくと安心です。
「ドスパラプラス」の場合、BTOメーカーの知見を活かし、自社の事業形態に合ったスペックのPCを提案してもらえます。
「レンタルマーケット」は、プリンターやモバイルルーター、各種周辺機器まで、利用シーンに応じた機器構成にも柔軟に対応しています。たとえば、イベントや展示会向けのレンタルでは、PCとともに必要な機器一式をセットで提供。ソフトウェアの事前インストールや、ネットワーク環境構築に必要なモバイルWi-Fiの手配なども可能です。こうした機器一式のレンタルにより、情報システム部門や各担当者が個別に備品を準備する手間を省けます。
更に、「法パソ」はPCレンタルだけでなく、オフィス家具を含めた「まるごとレンタル」が可能。BPOサービスやアウトソーシングサービスの備品手配を任せられます。
3.機器の提供形態の柔軟性
レンタルしていたPCの買取に対応している会社や、レンタル以外に購入やリースに対応している会社も。自社の業態や運用スタイルに合わせて導入方法を柔軟に検討しやすくなります。
「ドスパラプラス」のレンタルプランや「ブロードリンク」の場合、レンタルしている機器をそのまま買取できます。
「ECOPCレンタルショップ」で貸し出しているPCには「長期利用譲渡特約」が付いており、定められた期間より長く利用すれば、機種を無償でそのまま譲り受けることができます。PCを返却する必要がなくなり、データ移行をする手間なく使い続けられます。
「富士ソフト」は、レンタル以外にPCのリース・購入にも対応。たとえば、単発のイベントで使うPCはレンタル、常にオフィスで使うPCはリースと導入方法を組み合わせることができます。また、複数の導入方法を活用してもサポート窓口は一本のため、問い合わせ先に迷うことがないのもポイントです。
おすすめの法人向けPCレンタル(運用管理サポートが充実)
PCのキッティングやヘルプデスクなどの運用管理サポートが充実している法人向けPCレンタル会社を紹介します。
横河レンタ・リース(横河レンタ・リース株式会社)
(出所:横河レンタ・リース公式Webサイト)
PCの調達計画から導入・運用・リプレイスの一連のサイクルをサポートするレンタル会社。専任のバイヤーが、市場ニーズの高い最新モデルのPCを大量に仕入れており、一台あたりをリーズナブルな価格で利用できる。技術資格を取得した作業員が調達から納品まで速やかに実施。数千台規模のキッティングにも対応しており、大規模なイベント時に重宝する。
また、PCの初期設定、問い合わせ対応などを代行するサービス「Cotoka for PC」も提供しており、情シス部門の負担を軽減。従業員自身が業務に合ったPCを手配できるのも魅力だ。
そのほか、PC所在をタイムリーに確認できるツールや、社内のデータを自動でクラウド保存するツールなども用意。PCのセットアップと合わせた導入支援にも対応している。
- 料金:月額10,500円~(Windows 11・Core Ultra7-155H・14インチ)
富士ソフト(富士ソフト株式会社)
(出所:富士ソフト公式Webサイト)
約2万機種、65万台の品ぞろえで依頼企業が希望する機種の調達に注力している法人向けPCレンタル会社。キッティングは、クローニングだけでなくOS・ソフトウェアの個別設定や資産管理のラベル貼付なども代行してくれるので、自社でセットアップする手間がかからない。また、PCだけでなく、テレワークやウェビナーなど企業の活用シーンに合わせた周辺機器も手配してくれるのが特徴。たとえばウェビナーの場合は、スピーカーセットやWebカメラ、テレワークの場合はのぞき見防止のプライバシーフィルタなどもあわせて提供する。導入後も、PCのOSアップデート代行などの保守サービスを用意している。
レンタルだけでなく購入・リースにも対応しており、依頼企業のスタイルに応じて導入形態を選んだり、組み合わせたりすることができる。
- 料金:要問い合わせ
Assist Plus(三菱HCキャピタルITパートナーズ株式会社)
(出所:Assist Plus公式Webサイト)
レンタルPCの調達・導入・運用・処分をワンストップで対応する法人向けサービス。依頼企業希望の機器を新規で購入し、比較的長期間レンタルする仕組みを取っている。キッティングは、同社拠点からの遠隔作業だけでなく、依頼企業の現場での作業にも対応しており、自社のルールに則った細かい設定を頼める。故障発生時は、専用窓口に連絡すれば現地修理や予備機の手配など状況に応じて柔軟に対応。PC返却時は、全世界で販売実績のあるBlancco社のデータ消去ソフトウェアを利用し、消去証明書の発行まで行う。
そのほか、同社ではIT資産管理を一元化するデータベース「DREAMS DB」を提供。同社で契約したPCの情報はデータベースへ自動連携する仕組みになっており、転記の手間がかからない。あわせて、企業が現在保有しているIT資産の棚卸しもサポートしてくれる。
- 料金:要問い合わせ
テクノレント(テクノレント株式会社)
(出所:テクノレント公式Webサイト)
調達コストや業務負荷を抑えて、PCを短期・長期でレンタルしたい企業に適した会社。ノートPC(A4・B5)、デスクトップ、タブレット、SIMフリー端末など、幅広いラインナップをそろえており、用途や業務内容に合わせて柔軟に対応している。
レンタル時に無償で付帯する「標準サービス」が充実しているのも強み。たとえば、初期不良を排除する検品対応、指定場所への発送・返却、返却時のデータ消去、故障時の代替機手配、契約内容・使用者・設置場所を管理できるIT資産管理台帳の提供など、導入から運用・返却までを一貫してサポートしてくれる。
また、Officeソフトやウイルス対策ソフトなどのソフトウェアや周辺機器もレンタルに対応。研修やイベントなど、一時的にソフトを利用したいが購入コストは抑えたい企業にも適している。
- 料金:月額16,500円(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
リコー(リコージャパン株式会社)
(出所:リコー公式Webサイト)
研修や展示会、セミナーなど、一時的にPCが必要な場面で活用しやすい短期レンタルに強みを持つ会社。1日からの利用が可能で、短期間でも手厚いサポートを受けられる。
レンタル機器は、故障時に同等スペックの代替機を無償提供。返却時にはHDDへの「0」上書きによるデータ消去サービスも無償で実施され、必要に応じて有償で作業証明書の発行も可能。セキュリティ面にも十分配慮されている。
更に、OSのバージョンアップやマスターPCのクローン化、アプリケーションのインストール、ネットワーク・無線機器の設定、Microsoft Officeやウイルスバスターなどのソフトウェアレンタルにも対応。機器の準備だけでなく、業務でそのまま使える状態での納品を行っているのが特長。
契約期間の延長や途中解約(精算金が発生する場合あり)にも対応。
- 料金:要問い合わせ
ウチダエスコ(ウチダエスコ株式会社)
(出所:ウチダエスコ公式Webサイト)
マルチベンダーが提供する法人向けPCサブスクリプションサービス。全国33拠点のネットワークを活かしてワンストップの導入支援を行っている。契約は月額課金制で、2年契約ではウチダエスコの在庫品からの選択、3年以上の契約であれば希望メーカーの機種を指定することが可能。
取り扱うのは、HPや富士通など、ウチダエスコがメーカー認定修理サービスを提供できるビジネス向け機種が中心。PCやタブレットの契約後には、動産保険、回収、データ消去が標準サービスとして含まれており、セキュリティ面や万が一の故障対応にも備えられる。
また、キッティング、現地設置作業、ヘルプデスク、オンサイト保守、Office365の提供など、運用を支える各種オプションサービスにも対応。PCの調達から設置、運用支援までを一括で任せられるため、情報システム部門の負担軽減を図る企業にも適している。
- 料金:要問い合わせ
おすすめの法人向けPCレンタル(短期間・大量手配に強み)
短期間での利用や、大量のレンタルPCの手配に強みのある法人向けPCレンタル会社を紹介します。
レンタルマーケット(株式会社SSマーケット)
(出所:レンタルマーケット公式Webサイト)
オフィスやリモートワークで利用するノートPCをはじめ、イベントでの利用に適したPCやディスプレイ、タブレットなどを包括的に扱うレンタル会社。レンタル期間は最短1日・台数は1台から。専用のロジスティクスセンターを設けており、多くて1,000台以上を全国各地へ発送する体制が整っている。また、オフィスだけでなくイベント・セミナー会場などへの個別発送にも柔軟に対応。経験豊かな技術スタッフに現地でのキッティングも依頼でき、会場内でスムーズにPCを立ち上げられる。
注文の段階で、豊富な種類からどの機種を組み合わせたらベストかを提案してくれるのもポイント。そのほか、注文時にレンタル料金の20%を支払う「安心補償プラン」に加入すれば、万が一機器の故障が発生しても免責がゼロになるので安心だ。
- 料金:5,000円/3日間(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCをレンタルした場合)
法パソ(株式会社レンタルバスターズ)
(出所:法パソ公式Webサイト)
最短即日でのスピード出荷と、最大3,000台の即納に対応可能な法人向けPCレンタルサービス。日常業務や研修、イベント、外出・移動の多い方向けまで幅広いラインナップがそろう。レンタル台数が多くても、DELL・HP・Lenovoなどのメーカーの同型機種でそろえやすい点に強みがあり、キーボードの配置も同じなため、キッティング時や運用面でもスムーズ。Microsoft Officeをインストールした状態での出荷にも対応しており、セッティングの手間も省ける。
トラブルの際のレンタル台数に応じた予備機の無料レンタル補償や、動産保証とリモートサポート、オンサイト保守が受けられる「安心保証パック+」など、安心して利用できる独自の補償プランも充実している。
- 料金:月額6,300円/台~(HP ProBook 650 G3 Core i7・8GBメモリ 256GB SSD搭載 A4テンキー付き)
e-TAMAYA(株式会社タマヤ)
(出所:e-TAMAYA公式Webサイト)
豊富な在庫とスピード感が強みの法人向けPCレンタル会社。平日正午までの手続きで最短即日発送が可能なため、急なイベントや短期プロジェクトでも安心して利用できる。レンタル期間は短期から長期まで柔軟に設定でき、展示会、研修、セミナー、IT教育、マーケティングイベントなど多様な業界での導入実績がある。
取扱機器は、ノートPCやデスクトップをはじめ、Surface、ゲーミングPC、VR機器、モバイルWi-Fi、プロジェクター、音響機器、無線機、カメラ、スマートデバイスまで幅広いラインナップを備えており、まとまった台数のレンタルや会場への直接納入にも対応。Web見積もりから返却までの手続きも簡潔。
返却後は適切なデータ消去が行われる体制が整っており、ISMSやQMSなどの各種認証を取得している。
- 料金:3,000円/1~3日間(A4ノート/CPU:Core i5/メモリ:16GB/ストレージ:512GB SSDのPCをレンタルした場合)
おすすめの法人向けPCレンタル(月額制・サブスクタイプ)
最短1カ月から利用できる月額制の法人向けPCレンタル会社を紹介します。
ドスパラプラス(株式会社サードウェーブ)
(出所:ドスパラプラス公式Webサイト)
BTOメーカーならではの豊富なラインナップと企業に合わせた機種の提案に強みを持つ法人向けPCレンタルサービス。リーズナブルな機種から、CPU「Core i7」のハイスペックなPCまで幅広くそろう。サブスクプランとレンタルプランの2種類があり、サブスクプランは契約期間が12カ月以上と縛りがあるものの、12カ月以上利用した場合は希望するタイミングでの機器の交換が可能。
レンタルプランの場合は最短1カ月から借りられて、レンタル期間が一定期間を超えた場合は買い取ることもできる。注文後の配送も、オフィスへの一括納品だけでなく、スケジュールに合わせた分納や従業員の自宅への配送にも対応。サポート専用窓口もあり、PCに不具合が発生した際は、リカバリー方法のレクチャーや代替機の発送を行うため安心だ。
- 料金:月額3,900円〜(14インチ/CPU:Core i7-1355U/メモリ:16GB/ストレージ:500GB SSD/OS:Windows 11 Proの場合)
プロサポ(株式会社グローバルキャスト)
(出所:プロサポ公式Webサイト)
高性能なカスタムPCを1台から定額でレンタルできる法人向けサブスクリプションサービス。Core i5・SSD・8GBメモリを備えた実用スペックのPCを月額5,000円から提供し、短納期・柔軟対応・サポートの手厚さで契約継続率97%を誇る。
クラウドストレージを標準搭載しており、リアルタイムでの社内外データ共有や社内サーバー的な運用も可能。端末にはWebカメラとワイヤレスマウスが標準付属し、リモートワークや出張業務にも即対応できる構成となっている。
更に、不要PCの回収対応など、運用後の負担も大幅に軽減。
導入後も、専用の問い合わせフォームやオンライン学習コンテンツを通じて継続的なサポートを受けられる体制が整っており、ITリテラシーの不安がある現場でも活用しやすい。
Officeソフトは非搭載だが、希望する場合は、提携先を紹介してもらえる。スペックや付帯機能は固定の自社選定モデル。
- 料金:月額5,000円(ノートPC B5/A4またはデスクトップ/CPU:Core i5/メモリ:8GB/SSD 搭載のカスタムPC)
Wa-goo net-rental(株式会社レンタルPCネット)
(出所:Wa-goo net-rental公式Webサイト)
業界最安水準をうたう、法人向けIT機器レンタルサービス。月額1,480円から利用可能なWindows 11対応PCをはじめ、ノートPC・デスクトップ・タブレット・プリンター・モバイルルーターなど、多彩なラインナップを用意。導入実績にはシステム開発会社や派遣会社、テレビ放送局などがあり、短期・長期の利用いずれにも対応している。
申し込みはWebで簡単に行え、最短5営業日以内に納品。台数が30台を超える場合は個別対応となる。また、契約期間満了までに返却がない場合は、自動的に1カ月単位で契約延長される仕組みが採用されている。
セキュリティ対策としては、遠隔ロックやデータ消去機能を備えたセキュリティソフトのレンタルや、落下・水没などの自損故障もカバーする「安心保証サービス」も用意されており、法人のリスク対策にも配慮されている。
- 料金:月額1,480円~
※Webからの申し込みは30台まで。
ECOPCレンタルショップ(株式会社オッジPFT)
(出所:ECOPCレンタルショップ公式Webサイト)
高い稼働率によって月額1,980円~の低価格を実現しているPCレンタルサービス。Corei3~7のCPUを搭載したA4・B5サイズのノートPCやデスクトップPCのほか、タブレットやWi-Fiルーター、プロジェクターなどのレンタルにも対応。PCはWindowsがメインだが、一部MacBookProも扱っている。
最短翌日から利用可能。10台以上を3か月以上利用する場合は、割引料金が適用されるため、通常月額2,380円のレンタル料金の場合、3カ月以上の利用で月額1,980円に。また、14カ月以上利用した場合は、利用機種がそのまま無償で譲渡される「長期利用譲渡特約」も付いているため、長期で利用したい場合は特におすすめ。
- 料金:月額1,980円〜
ブロードリンク(株式会社ブロードリンク)
(出所:ブロードリンク公式Webサイト)
SSDと8GBのメモリを標準搭載したWindowsPCのレンタルに特化した会社。ノートPCのほか、デスクトップPCやサーバーのレンタルにも対応する。更に、従業員の在宅勤務環境構築のために必要な機器をそろえた「テレワークパック」も用意。Webカメラが内蔵されたPCにプラスして、モバイルWi-Fiルーター、オフィスソフト「Microsoft365」、ウイルス対策ソフトをセットにして貸し出している。電話一本で貸出期間の延長やレンタルPCの買取が可能。要望に応じてイベント会場などへの配送、キッティング、周辺機器との接続も任せられる。
そのほか、PC一台あたり500円のオプション「安心補償」に加入すれば、落下・水没などの故障に対する修理代金、免責費用がかからないのも嬉しい。
- 料金:月額5,000円(A4ノート/CPU:Core i3以上/メモリ:8GB/ストレージ:256GB SSDのPCを1カ月間レンタルした場合)
おすすめの法人向けPCレンタル(Mac製品のレンタルに強み)
最後に、Mac製PCのバリエーションが豊富な法人向けPCレンタル会社を紹介します。
Qrent(MER株式会社)
(出所:Qrent公式Webサイト)
最新MacやiPadを含むApple製品を新品で法人向けにレンタルできるPCレンタルサービス。スペックや構成はカスタマイズ可能で、途中解約後の最新機種への変更にも柔軟に対応しているため、業務や人員の変化にもスムーズに対応できる。契約期間中はメーカーオンサイト保守が付帯。万が一の不具合発生時もメーカーエンジニアが翌日に訪問修理を行うため、機器交換に伴う手間やダウンタイムを最小限に抑えられる。
更に、納品日の翌月をレンタル開始日とする制度により、タイミングによっては最大1カ月無料で利用できる点も魅力。独自の審査システムを導入しており、創業間もない企業や初めての取引でも柔軟な与信対応が期待できる。
- 料金:要問い合わせ
まとめ
従業員用のPCの調達時に初期費用が気になる方、イベントなどで一時的にPCを利用したい方は、法人向けPCレンタルの利用がおすすめです。多額の初期費用をかけてPCを購入しなくても、必要な時に必要な機種を必要な分、そろえることができます。
また、購入やリースの場合と比べて固定資産税がかからないためコストの削減につながるうえ、新しい機種への入れ替えもスムーズ。更に、キッティングやヘルプデスクを代行してくれるサービスもあり、情報システム部門の担当者の負担軽減にも役立ちます。
法人向けPCレンタルを運営する会社のタイプには、主に、
- 運用管理サポートが充実したタイプ
- イベントなどでの短期間・大量手配に強みがあるタイプ
- 豊富な機種がそろった月額制・サブスクタイプ
- Mac製品のレンタルに強みがあるタイプ
の4タイプがあります。それぞれ貸し出せる機種のバリエーションや付随するサービスなどが異なるので、本記事を参考にしながら、自社に最適なレンタル会社を選んでみてください。