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クリック率を高めるタイトルをAIで自動作成するPersado

2018.04.26 Thu

マーケティング

Persado_Marketing_AI

目次

見込顧客の獲得に向けてマーケティング担当者は、Webサイト(ランディングページ)、ダイレクトメールやネット広告の配信でよりよい効果が得られるよう日々改善に取り組んでいると思いますが、悩みの一つに「どんなメッセージやキャッチコピーであれば、ユーザーが興味を持ってくれるか?」があると思います。

メッセージの作成や磨き込みは、これまでの経験をもとに複数案を作成して、A/Bテストでよりよい案を探る、というやり方だと思います。ただ、A/Bテストではやってみないとわからない、結果がわかるまで時間がかかるという難点があります。

そこで登場するのがアメリカのスタートアップのPersado社です。同社は、メッセージやキャッチコピーをAIで自動作成するサービスを提供しており、これまでの資金調達額が30億円以上という注目のスタートアップです。

まだ日本語版には対応していないようですが(対応予定はある様子)、マーケティング担当者にとっては大助かりになる可能性のあるサービスです。どのようなことができるサービスなのか見ていきたいと思います。

Persadoはどのようなサービスか?

ランディングページ、電子メール、ネット広告等のどのマーケティング施策でもユーザーの反応率を大きく左右するのが、タイトルやキャッチコピーなどのメッセージです。Persadoが自動作成するのはコンテンツの文章全体ではなく、ランディングページのキャッチコピー、電子メールのタイトルやネット広告の表示メッセージなどです。

これらメッセージをAIで自動的に作成する上でPersadoが重視しているのが「感情」と「言葉(表現)」です。言葉については文字通りですが、感情については、メッセージを受け取った人がどのような感情を抱くのか、5つの区分(信頼、楽しさ、プライド、期待、恐れ)で分析するようです。

Persadoの効果

では、Persadoの活用効果を示した様子から先にご紹介します。下図のディスプレイ広告では、メッセージとボタンを修正しています。

右側最上部の「Awesomeness Alert!」は、「Happening Right now」や「Ladies,Attention,Please!」等と比較した結果、最も適していると判断された言葉です。「BIG Deals up to 70% off」は同様にお得感を感じる言葉に、「Click Here」は思わず押したくなる言葉に修正することを提案しています。これら修正を行った結果、クリック率が29%改善されたとのことです。

 

Persado_メッセージ改善

出典:Persado社説明動画「Persado Explained」

 

メッセージを自動作成する手順

それでは、どのようにメッセージが作成されるのか、作成までの流れをみていきましょう。

まず、どのようなマーケティング施策を行うのか、施策の手段(電子メールか広告か等)やユーザーに訴求する内容(下図のようにディスカウント案内か無料プレゼント案内か等)を入力します。

 

Persado_select

出典:Persado社説明動画「World Pantry Used Persado’s AI」

 

すると、メッセージの候補が自動で作成されます。受け手にどのような感情を抱かせたいか、感情の区分ごとに選べるようになっています。これらの中から候補を選択すると配信準備が進みますが、その前に候補の文章が修正できるようになっています。おそらく、自動作成された文章をそのまま利用するのではなく、表現の仕方、協調したいことや文章の長短などを手動で修正することの方が多いと思われます。

ただし、手動で修正したら終わりではなく、複数準備した修正案を再度Persadoが読み込んで、どの案がよいかを分析して最適の案を提示してくれるようです。

 

Persado_メッセージ選択

出典:Persado社説明動画「World Pantry Used Persado’s AI」

 

マーケティングの実施結果はPersado上で確認することができ、施策ごとの進捗状況やメール開封率・クリック率等のユーザーの反応状況がわかるようになっています。World Pantry社の事例では、メール開封率とクリック率がともに30%改善したとのことです。

 

Persado_Dashboard

出典:Persado社説明動画「World Pantry Used Persado’s AI」

 

まとめ

メッセージ文面作成は相当時間がかかりますし、どう改善したらよいか確信を持ちづらいので(特にユーザーがどのような感情で受け取っているかと推測する点)、全てを自動作成で済ませられないとしても、たたき台となる候補案が複数あるところから始められる、絞った案はA/Bテストをやらなくてもどれが有効そうかわかる、というのは業務効率化の点でも、何よりもマーケティングで成果を高める上でも有用そうです。

Persadoの導入効果はまだまだ未知数とは思いますが、過去の取り組みやその結果のデータを入れていけばいずれAIの精度が上がると思いますし、マーケティング担当者の作成や判断支援にはなりますので、将来的な普及は期待できそうです。

 

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