業務用ロボット掃除機の比較10選。レンタル含め価格も紹介
最終更新⽇:2024-07-12
オフィスや店舗などの清掃をロボットで効率化したい企業の担当者や、清掃業者の方へ。業務用ロボット掃除機の種類や導入方法、レンタルやリースも含めた価格の相場、比較検討する際のポイントとともに、おすすめを紹介します
目次
業務用ロボット掃除機とは?
業務用ロボット掃除機とは、商業施設やオフィス、病院、工場、ホテルなどの広大なエリアを自動で清掃するロボットのことです。ホコリやゴミを吸い取る掃除機タイプや、モップ掛けする床洗浄タイプ、それら双方の機能をあわせ持つものなど、様々なタイプが存在します。
家庭用に比べて大容量のバッテリーやダストボックスを備えているのが特徴で、ロボットによっては、急速充電や継ぎ足し充電に対応していたり、上限なくマップ(ロボット掃除機が清掃するエリア)を登録できたりと、広範囲を効率的に清掃するための機能が充実しています。
業務用ロボット掃除機のメリット
業務用ロボット掃除機の主な導入メリットは次の通りです。
- 24時間稼働や夜間稼働などにより、人件費や従業員への負担を削減できる
- 人が行うよりもムラなく均一に掃除でき、清掃品質が向上する
- AIやセンサーによって障害物を回避しながら清掃できる
- 高度で柔軟な設定ができるマッピング機能を備え、清掃を効率化できる
- 専用アプリ、システムを備えるロボットもあり、PCやスマホから操作・管理できる など
業務用ロボット掃除機の主な利用シーン
利用シーンは次のようなものが挙げられます。
商業施設 | 通路、売り場、フードコート (食べ物かす、飲み物のシミ、ホコリ、土や砂、紙くずやゴミ など) |
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オフィス | オフィスフロア、会議室、ロビー、休憩室 (パンチくずなどの紙ゴミ、クリップ、飲み物のシミ、土や砂 など) |
病院・介護施設 | 受付、病室、待合室、通路、食堂 (ホコリ、毛髪、食べ物かす、こぼれた飲み物、血液や薬剤の汚れ など) |
工場 | 生産エリア、倉庫、休憩室、更衣室 (ホコリ、工業用の粉塵、梱包材の破片、作業による油汚れ など) |
ホテル・宿泊施設 | ロビー、エントランス、宴会場など (ホコリ、毛髪、糸くず、食べ物かす、飲み物のシミ、足跡 など) |
業務用ロボット掃除機の種類
対応する掃除方法によって、主に次のタイプに分けられます。
掃除機タイプ
細かなホコリやゴミを吸い取るタイプ。掃き掃除がしたい場合や、掃除機を自動化したい場合に適しています。
Whiz (ウィズ)、 Whiz i(ウィズアイ)、 Whiz i アイリスエディション |
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RULO Pro(ルーロ プロ)、 RULO Biz(ルーロ ビズ) |
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Rsrbo(アールエスロボ) |
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ロボットクリーナ RC300D、RC200D |
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Dyson 360 Vis Nav |
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モップタイプ
床を水拭きできるタイプ。普段行っているモップ掃除の代替として導入したい場合や、ひどい汚れの洗浄を行いたい場合におすすめです。
BROIT(ブロイト) |
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Scrubber(スクラバー) 50 Proアイリスエディション |
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HAPiiBOT(ハピボット) |
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EGrobo(イージーロボ) |
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ROBO Cleaper(ロボクリーパー) |
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複合タイプ
掃除機とモップの両方の機能を備えたタイプ。掃き掃除から拭き掃除まで自動化したい場合に適しています。
Phantas(ファンタス) |
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DEEBOT(ディーボット)T10、DEEBOT X2 OMNI |
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業務用ロボット掃除機の導入方法
購入したいか、レンタルしたいか、購入後のサポートを求めるかどうかなど、自社のニーズによって選ぶといいでしょう。具体的には、主に以下の導入方法があります。
なお、海外ロボットメーカーの場合は、代理店からの購入が一般的ですが、国産の場合は、自社製品と合わせて海外メーカーの製品を取り扱うところもあります。
(1)メーカー直販
メーカーならではの専門知識や技術力、拠点ネットワークを活かした手厚いサポート体制に強みを持つタイプ。企業のニーズに応じたカスタマイズに対応できたり、トラブルを迅速に解決できたり、消耗品やアクセサリー、オプションなどが充実していたりします。購入だけでなく、レンタルやサブスクに対応している場合も。
たとえば、パナソニック マーケティング ジャパンの「自動清掃ソリューション」は、ロボット掃除機をサブスク利用する場合、月額料金に定期メンテンナンス代や故障時の無償交換費用、消耗品費、24時間365日対応の電話窓口などの保守サービス費が含まれています。
万一のトラブルの際は、全国の拠点体制を活かし、担当者がスピーディーに現場対応。定期メンテナンスや修理対応では、メーカーから先に代替機を送付する「先出しセンドバック方式」を採用することで、社内業務の中断を防ぎ、継続運用に寄与します。
アマノの「清掃ロボット」は、国内自社開発・設計・生産だからこそできる特注仕様に対応。安全対策のためのヘッドライト、ウインカーなど、要望に応じてカスタマイズできます。オプションで電解水ユニットの取り付けも可能で、床洗浄の際に洗剤の代わりにアルカリ電解水を使うことで、CO2排出量を削減できます。
定期点検と部品交換を行う保守サービスも提供しており、特にオーバーホールは、アマノのメンテナンスセンターにて専用設備と確かな技術のもと実施されています。
マキタの「ロボットクリーナ」は、「修理3日体制」が大きな特徴。社内研修で製品の仕組みを学んだ営業担当が直接メンテナンスや修理を実施することで、常にユーザー視点のきめ細やかなサービスを実現しています。また、清掃の効率化に寄与するアクセサリ(別売品)として、展示物周りなどへの侵入を制限できるフェンスボード・フェンススタンドや清掃範囲を制限できるセンサーウォールシートなどを提供しています。
(2)代理店
海外製のロボットを日本国内の販売代理店を通じて提供するタイプ。利用したいロボットが決まっている場合や、日本の販売代理店ならではの、より充実したサポートを得たい場合などに適しています。
たとえば、大塚商会の「Phantas」は、購入だけでなくリースも選択でき、保守サービスのプラン(3年または5年)も用意されています。導入時には、導入予定の施設環境について入念にヒアリングを行い精査。希望の場合は、実際にロボットが現場で稼働する様子を確認することも可能です。納品後も初期設定や操作指導などのサポートを行っています。
(3)レンタル
レンタルサービスを行う企業からレンタルするタイプ。期間限定で利用する場合や、複数メーカーから自社に合ったものを提案してもらいたい場合などに適しています。
こちらは、清掃サービス特化した企業と、レンタル全般に対応する企業に分かれます。
3-1)清掃サービスに特化
清掃のプロならではのノウハウや知見を活かした、きめ細かなサポートが強みです。
たとえば、リ・プロダクツの「おそうじレンタル」は、清掃用品の販売、清掃サービス受託、清掃用品の製造や機材のメンテナンスなど、清掃資材と清掃サービスの両方を提供するサービス。プロの視点から、クライアントの要望や利用状況(家具や配線の位置)などにあわせた最適なロボットの提案から、使用にあたってのアドバイスやトラブル時の対処法まで、トータルでサポートできるのが強みです。
ダスキンの「業務用清掃ロボット」のレンタルには、同社がこれまで培ってきたレンタルシステムや清掃サービスのノウハウを活かした、ロボットの導入・活用・保守サポートが含まれています。特に、毎月1回、スタッフが訪問して行う保守点検は、顧客と定期的にコミュニケーションを取るダスキンならではのサービスと言えるでしょう。
3-2)幅広いレンタル品に対応
多種多様なアイテムの豊富なレンタル実績を持ち、必要なレンタル品の選定から調達、導入までを任せられます。
たとえば、フォーバルテクノロジーの「レントプラス」は、業務用ロボット掃除機のほかにも、OA機器、ネットワーク機器、BCP対策機器などの幅広いアイテムのレンタルが可能。設置や設定、取り付け工事などもワンストップで対応できるオーダーメイド型サービスで「レンタル+α(付加価値)」を提供しています。
ニーズに応じて、短期レンタルや長期レンタル、中古再生品のレンタルや最新機種のレンタルなど、柔軟に対応できるのが強みです。
業務用ロボット掃除機の価格
購入の場合、見積もりとなることが多いですが、価格を公開しているマキタの「ロボットクリーナ」の場合、RC200D が12万800円、上位モデルのRC300D が32万8,500円となっています。
レンタルの場合は、初期費用は不要で、消耗品代や定期メンテナンス、修理対応、コールセンターなどの保守サービスも込みの月額制が一般的。月々の料金は8,000〜50,000円台と、機種によって大幅に異なります。
たとえば、パナソニック マーケティング ジャパンの自動清掃ソリューションが提供する「RULO Biz」は、月額54,000円。
リ・プロダクツの「おそうじレンタル」が提供する「DEEBOT T10」は月額8,000円、「DEEBOT X2 OMNI」は月額18,000円、「RC200DZSP」は月額9,500円、「RC300DZ」は月額18,000円「Whiz i」は月額40,000円〜という価格設定です。
New Innovationsの「お掃除サブスク」が提供する「Dyson 360 Vis Nav」は、月額36,250円、こちらは、初月費用やロボットの送付にかかる送料も無料、支払いは後払いのため安心感があります。
ダスキンが提供する業務用清掃ロボット「Whiz」は、月額 40,000円。契約期間のしばりがなく、いつでも解約できるので手軽に始められるのがメリット。
「Whiz i アイリスエディション」は、1年プランが48,600円3年プランが45,000円、5年プランが40,000円となっており、継続するほどに割安になります。また、月1回の訪問による保守点検・メンテナンスを行っているのが特徴的です。
なお、海外メーカーのロボットは、同じモデルでも代理店によって価格や保守サポートが異なる可能性があるので、目当てのモデルがある場合は、あらかじめ取り扱い代理店を確認し、比較検討するといいでしょう。
業務用ロボット掃除機の比較ポイント
タイプや導入方法のほか、次のようなポイントでも比較検討しておくと良いでしょう。
(1)規模・用途にあったロボットに対応しているか
清掃エリアの広さや床の材質(カーペット、タイル、フローリングなど)、汚れの種類(ホコリ、液体、粉塵、油汚れなど)、障害物の有無や配置、清掃する頻度などによって、最適なロボットは異なるため、業務用ロボット掃除機を選定する際には、清掃エリアの規模や用途にあったスペックを持つモデルを選ぶ必要があります。
たとえば、アイリスオーヤマは、自社製品だけでなく、他社メーカーのロボットも幅広く取り扱っており、企業ごとの異なるニーズや条件を考慮したうえで、ベストなロボットの提案が可能です。
また、清掃事業者向けに「ロボット清掃サポートサービス」も展開。ロボットと人とを組み合わせた最適な清掃仕様・工程の提案や定着までのフォローアップなどを行うことで、清掃業務の効率化とコスト削減を支援しています。
(2)アプリやシステム、パネルの使いやすさ
ロボットを効率的に運用するためには、専用アプリやシステム、操作パネルなどの使いやすさも重要です。アプリやシステム上でできること(管理できる台数や制御機能、ルート設定のしやすさなど)もあわせてチェックするといいでしょう。
たとえば、アマノの「HAPiiBOT」は、同社の専用クラウドサービス「AMANO Robot Cloud」により、ロボットの稼働状況を PCやスマホから確認できます。複数のロボットを一括管理できるほか、清掃ルートの変更や、トラブル時の遠隔操作も容易です。
パナソニックマーケティング ジャパンの「RULO Biz」は、専用サーバーでロボット本体と清掃マップを一元管理でき、1台で複数のマップをローテーションで清掃したり、複数台を同時稼働させたりと、ニーズに応じて柔軟な運用が可能です。
大塚商会やレントプラスで取り扱いのある「Phantas」も、専用アプリを備えており、清掃マップの編集や遠隔操作、タスクスケジューリング、データレポートなどを一元管理できます。
また、アイリスオーヤマの「BROIT」やアマノの「HAPiiBOT」などのロボット本体にある操作パネルは、スピーディーに清掃を開始できるよう、見やすさ、わかりやすさに配慮されています。
(3)メンテナンスのしやすさ
初期設定や定期的な保守メンテナンス、故障時の対応などはメーカーやレンタルサービス業者にやってもらえますが、ダストバックやサイドボックスのゴミ捨てや、サイドブラや底面ブラシに付着したゴミの除去、吸い込み・水拭き用の吸引口の清掃、汚水タンクの水捨てなど、細々とした日々のメンテナンスは自社でやる必要があるため、メンテナンスのしやすさもロボットを選定するうえで大きなポイントになります。
たとえば、リ・プロダクツの「おそうじレンタル」は、スムーズにメンテナンスできるよう、製品と一緒に手順書を同梱するほか、サポート動画も提供しています。
パナソニックマーケティング ジャパンの「RULO Pro」は、紙パック&ダストボックス式。フィルターレスなので、メンテナンスが容易です。
中西金属工業の「ROBO Cleaper」は、本体からタンクを取り外せるため、タンクの丸洗いが可能。ブラシやパッドなども本体から取り外して洗えます。
アイリスオーヤマの「BROIT」は、ブラシやホッパー、スキージー、水タンクなどの着脱が簡単にできるメンテナンスしやすい構造です。
また、ダスキンでは、導入時にメンテナンスを含む基本操作などのレクチャーを行う「導入支援」を提供しています(有償オプション)。
おすすめの業務用ロボット掃除機(メーカー直販)
自動清掃ソリューション(パナソニック マーケティング ジャパン株式会社)
(出所:自動清掃ソリューション公式Webサイト)
パナソニックが開発した自動走行型・業務用ロボット掃除機。
同社が家庭用ロボット掃除機で培った技術・ノウハウをベースに、清掃会社からの意見や実証実験データを反映することで、清掃業務の負担軽減や効率化を実現している。
大空間の清掃に適した「RULO Pro」、狭小空間の清掃に向く「RULO Biz」の2種をラインナップ。
サブスク利用の場合、初期費用は不要。機器レンタル代だけでなく、初期設定や定期メンテナンス、修理、通信費用、消耗品代も月額料金に含まれており、追加費用はかからない。24時間365日対応のオペレーターセンターや万一の故障時などにも安心の全国拠点体制など、パナソニックならではの手厚いサポートサービスが魅力。サブスク型が基本だが、買取も可能。
- 料金:月額54,000円、初期費用なし(RULO Proをサブスクリプション利用した場合)
※契約期間は2年〜
清掃ロボット(アイリスオーヤマ株式会社)
(出所:清掃ロボット公式Webサイト)
5,000社以上へのサービスロボット納入実績を持つ、アイリスオーヤマによる清掃ロボットサービス。
自社開発のほかにも、ソフトバンクロボティクス社が提供するロボットに独自のオプションを付加した「アイリスエディションシリーズ」を展開。小・中規模施設向けの「BROIT」、「Whiz i アイリスエディション」、「Phantas アイリスエディション」、中・大規模施設向けの「Scrubber 50 Proアイリスエディション」を提供している。
導入にあたっては専任スタッフによるコンサルティングにより効果の最大化を目指す。アフターサポートも充実しているため導入後も安心して利用可能。
また、清掃事業者向けに、導入から活用までを支援する「ロボット清掃サポートサービス」や、知見豊富なコンサルタントが補助金申請を支援する「ロボット補助金サポートサービス」なども利用できる。
- 料金:要問い合わせ
清掃ロボット(アマノ株式会社)
(出所:清掃ロボット公式Webサイト)
国内の業務用清掃ロボットのパイオニア的存在である、アマノによる業務用清掃ロボット。
自社開発の床洗浄機「EGrobo」、「RSrobo」に加え、Preferred Robotics(プリファードロボティクス)社との共同開発よる国内トップクラスの洗浄能力を備えた「HAPiiBOT」の、3種をラインナップ。
国内生産・国内メンテナンスにこだわり、トラブルにも迅速に対応できる体制を整えているのが強み。
使用する場所にあわせて柔軟にカスタマイズ可能で、メーカーだからこそできるオプションや便利なアイテムを用意している。
購入に加え、初期費用なしの「レンタルパックプラン」も選択可能。フルメンテナンス保守・動産保険込みのため、突発の修理コストも不要に。月額料金のみで利用でき、途中解約にも対応している。
- 料金:要問い合わせ
ロボットクリーナ(マキタ株式会社)
(出所:ロボットクリーナ公式Webサイト)
総合電動工具メーカーとして、電動工具や木工機械、エア工具、園芸工具などを扱うマキタによる清掃ロボット。
コンパクトながらも、1充電あたり最大テニスコート約3面分(約600㎡)の大面積清掃が可能な「RC300D」「RC200D」の2種をラインナップ。「RC300D」は清掃エリアを正確に把握するマッピング機能搭載。専用のアプリを提供しており、スマホからの操作にも対応する。
製品開発、生産、販売、アフターサービスまでの全プロセスを自社で行える現場力が最大の強み。
日本全国129カ所の直営営業所と約20,000店の登録販売店が販売とアフターサービスを担い、故障などの際には各拠点で速やかに応対。プロの仕事の手を止めないよう素早くに直す「修理3日体制」を掲げている。
- 料金:要問い合わせ
ROBO Cleaper(ロボクリーパー)(中西金属工業株式会社)
(出所:ROBO Cleaper(ロボクリーパー)公式Webサイト)
最大清掃面積はテニスコート9.6面分(2,500㎡)。駅、空港、商業施設、病院や工場などの広大な施設の清掃に適した、自律走行型床洗浄ロボット。
最新のマッピング技術をもつコントローラーを搭載し、自己位置を把握しながら自律走行できるため、夜間の自動洗浄にも対応。(開始操作時に、オペレーターは必須。)PC やタブレットから清掃エリアの拡大・縮小・追加なども手軽にでき、変更も自由自在。レイアウト変更などがあった場合もPC上の操作のみで簡単にルート修正が可能。障害物をセンサーで検知すると自動で減速・一時停止し、障害物を回避しながら清掃作業を継続できる。
エレベーター(幅1,000mmx奥行1,000mm以上)の乗り降りや、幅1,200mmの狭い通路や場所もスムーズに移動できるなど、小回りの利くコンパクトさが魅力。
- 料金:要問い合わせ
おすすめの業務用ロボット掃除機(代理店)
Phantas(ファンタス)(Gausium /株式会社大塚商会)
(出所:Phantas(ファンタス)公式Webサイト)
AIを搭載した自律型清掃・サービスロボットのリーディングカンパニーである中国Gausium製の業務用ロボット掃除機。
狭い隙間や壁際など、すみずみまで清掃できるコンパクトなボディが特徴で、吸い込み、掃き掃除、乾拭き、水拭きの4つの清掃モードを搭載するほか、床材を識別しブラシの高さを自動調整する機能も備え、最適な清掃を効率的に実施。清掃ルートを自動生成するAI技術と、全方位を監視するセンサー類により、障害物を安全に回避しながら走行できる。
ニーズや状況に合わせて購入またはリースから選択でき、保守サービスのプラン(3年または5年)も用意。導入前にショールームやオンラインでの製品体験や、現地でのデモにも対応可能。納品後の初期設定や操作指導などのサポートも行なっている。
- 料金:要問い合わせ
おすすめの業務用ロボット掃除機(レンタル:清掃サービスに特化)
おそうじレンタル(リ・プロダクツ株式会社)
(出所:おそうじレンタル公式Webサイト)
1973年の創業以来、清掃サービス業に携わってきた同社が展開する、業務用ロボット掃除機のレンタルサービス。
「DEEBOT T10」「DEEBOT X2 OMNI」「RC200DZSP」「RC300DZ」「Whiz i」などの業務用ロボット掃除機の貸し出しにとどまらず、商品選定や操作方法、必要な資材や清掃方法のアドバイス、使用環境に適した効果的な使い方や想定されるトラブルへの対処法といったアフターフォローまでトータルでサポート。清掃会社の視点から清掃にかけるコストの削減方法や、より効率的な清掃の提案も行なっている。
レンタル料には、紙パックやブラシといった付属消耗品の料金も含まれており、年に一度、必要量を送付したうえで、足りない場合は追加送付も可能。また、レンタル期間中であれば、メーカー保証期間外の場合も自然故障なら何度でも無料交換でき、自然故障以外の場合も上限2,000円で交換できる。
- 料金:月額8,000円(DEEBOT T10の場合)、初期費用なし
※最低利用期間6カ月
お掃除サブスク(株式会社New Innovations)
(出所:お掃除サブスク公式Webサイト)
プロ向けの高性能ロボット掃除機が定額レンタルで使い放題のサービス。
「Dyson 360 Vis Nav」など、世界的に導入台数が多い信頼できるメーカー製で、かつ、同社の評価もクリアした製品のみを厳選して提供している。
メンテナンスや消耗品代もすべて月額料金に含まれ、故障時に届く代品に対しても追加料金は不要。契約期間中は必要な消耗品が無料で送付されるので、面倒な消耗品の管理・購入の手間もない。
「全国にある事業所の清掃品質やコストのばらつきが合理化できた」といった声も。
- 料金:月額36,250円(Dyson 360 Vis Navの場合)、初期費用なし
※初月無料
業務用清掃ロボット(株式会社ダスキン)
(出所:業務用清掃ロボット公式Webサイト)
モップやマットのレンタルをはじめ、様々な事業をフランチャイズ展開するダスキンによるレンタルサービス。「Whiz」「Whiz i アイリスエディション」を取り扱っている。
導入前には、ロボットの使用に適した施設かどうかの判断や運用アドバイスを実施。使用開始後は、月1回の頻度でダスキンスタッフが消耗品・付属品の交換を含む保守点検・メンテナンスを行うなど、ダスキンならではのきめ細かなサポート体制が特徴。
有償のサポートメニューも用意しており、基本操作やルート作成方法などのレクチャーをする「導入支援」や、走行ルート作成や自律走行テストを行う「ティーチングサービス」など、要望に合わせて選択できる。
- 料金:月額 40,000円(Whizの場合)、初期費用なし
おすすめの業務用ロボット掃除機(レンタル:幅広いレンタル品に対応)
レントプラス(株式会社フォーバルテクノロジー)
(出所:レントプラス公式Webサイト)
ネットワーク関連機器、オフィス家具やBCP対策用品、衛生関連・感染症対策用品、OA機器全般など、幅広いアイテムのレンタルに対応する、法人向けレンタルサービス。
業務用ロボット掃除機では、4つの清掃モードを備えた「Phantas」をはじめとした、Gausium製品を定額サブスクで提供。サブスク料金には、ロボットの送料、故障時にエンジニアが対応する駆けつけサービス、問い合わせに対応するサポートセンター、消耗品の定期配送が含まれており、ニーズに合わせて3年、4年、5年のプランから選択できる。
なお、本体のみレンタルできるシンプルプラン、本体のみの購入にも対応しており、消耗品発送やサポートセンターなどサポートがない分、リーズナブルになっている。
- 料金:要問い合わせ
まとめ
業務用ロボット掃除機とは、オフィスや工場などの広大なエリアを効率的に自動清掃できるロボットのことです。「人件費や従業員の負担を削減できる」「清掃品質が向上する」「清掃を効率化できる」いったメリットがあります。
業務用ロボット掃除機は以下の3つに分類されます。
(1)メーカー直販
(2)代理店
(3)レンタル:幅広いレンタル品に対応
3-1)清掃サービスに特化
3-2)幅広いレンタル品に対応
自社の課題やニーズ、予算などを考慮したうえで、以下のポイントを比較検討し、候補を絞り込んでいきましょう。
(1)規模・用途にあったロボットに対応しているか
(2)アプリやシステム、パネルの使いやすさ
(3)メンテナンスのしやすさ
実機を一定期間無料で貸し出してもらえるサービスなどもあるので、気軽に問い合わせてみてください。