商標登録代行比較11選。オンライン含め費用や選び方を紹介
最終更新⽇:2024-07-30
権利保護や信用力を高めるために、自社のプロダクトやキャラクターなどの商標登録を行おうと考えている企業の方へ。商標登録における事前調査や出願申請などの手間を省いてくれる「商標登録代行サービス」について紹介します。
目次
商標登録代行とは?
商標登録代行とは、商標登録を行う前の事前調査や登録申請(出願)に必要な書類の作成サポートや、特許庁への申請手続きの代行などを提供しているサービスです。
商標登録は外部に委託せず自社で行うこともでき、特許庁からも出願のためのインターネットソフトが提供されています。しかし、商標登録には以下のような作業が発生するため、初めての場合は特に、戸惑うシーンも少なくありません。
- すでに登録されている商標の調査
- 出願書類の用意、作成
- 特許庁への申請
- 申請が認められなかった場合、状況によっては申請内容の修正書類や、認められなかったことに対して反論するための書類作成
また、出願書類に誤りがあった場合に起きるトラブルや、権利侵害で訴訟を起こされるリスクもしっかりと認識し、これらを防ぐための対策もしなければいけません。商標登録は、「このサービス・商品はほかのものとは違う」と公的に証明できる権利を得るためのものであり、登録までの過程は容易とは言えません。
代行サービスに依頼すれば、知識と経験が豊富な専門家が、依頼者がトラブル・リスクを被らないよう考慮しながら手続きをサポートしてくれます。手続きに不安を覚える方は、積極的な利用をおすすめします。
商標登録代行のメリット
商標登録代行の利用によって期待できるメリットには、主に以下の3点が挙げられます。
- 商標調査業務の迅速化
- 調査精度の向上
- 商標の登録審査成功率の向上
1つずつ見ていきましょう。
1.商標調査業務の迅速化
代行サービス利用のメリット1つ目は、商標調査業務がスピーディーに行えることです。
商標登録を行う際には、初めに「すでに登録されている商標の調査」を行うことが重要です。自社が登録を行いたいと考えている商標と同一のもの・似ているものがすでに登録されている場合、自社の申請は通らないためです。
すでに登録されている商標の調査は、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat(ジェイプラットパット)」や、その他企業が提供している商標検索サービスを使って行います。
この作業を仮に自社で行うとすると、調査業務だけで時間が取られてしまいます。更に、同じものならまだしも「自社が登録しようとしている商標と似ているもの」となると判断が難しく、調査が難航する可能性も否めません。
その点、代行サービスを利用すれば、これまでの調査ノウハウやデータベース、システムを活用してもらうことで迅速に調査結果を得られます。
商標登録代行では、「2桁以上の調査項目をまとめたレポートを3営業日以内にお渡し」「簡易調査なら無料でお引き受け」など、商標調査業務の速さや手軽さを売りにしているものも多いです。
2.調査精度向上によるリスク軽減
代行サービス利用のメリット2つ目は、商標の調査精度が高いことです。
代行サービスでは、調査のための専用プログラム・システムが組まれているため、自社での調査以上の情報量を得られる可能性が高いです。たとえば、「Toreru(トレル)」では1件の調査に対して20~30件の調査項目を添えたレポートがもらえるため、社内で調査するよりも広く、精密な結果が得られます。調査精度が向上することで、出願に伴うリスクを軽減可能です。
商標は、すでに同じようなものや似たものが登録されていると申請は通りません。それらを見落として申請した場合は審査不合格となり、かけた手間が無駄になります。更に、取得した商標権の範囲が不適切であった場合など、取得後に不利益となる可能性もゼロではありません。
商標登録代行では、そのようなリスクをなくせるよう専門家が事前調査で懸念点を洗い出すため、自社で登録作業を進めるより安心できます。
また、代行サービスの中には、商標が登録できなかった場合に依頼費用の負担がゼロになる「成功報酬型」「全額返金保証制度」などを設けているサービスも多いため、コスト面での出願リスクが抑えられる点もメリットです。
3.商標の登録成功率の向上
代行サービス利用のメリット3つ目は、商標登録の審査における成功率が高まることです。商標登録代行を使うと、自分たちで手続きを行うよりも審査通過・成功率を高められます。
商標登録の出願は特許庁へ行いますが、申請内容が却下された場合「拒絶理由通知書」という書類が届きます。これは、申請された商標が何らかの理由で登録できない場合に送られてくる書類です。
拒絶理由通知書を受け取った際に、出願者は、出願内容を修正するための「手続補正書」や反論するための「意見書」を提出できます。これら書類を提出しなければ登録不可のまま申請が終了します。しかし、もし提出した書類が認められれば拒絶された申請が一転、登録可能になることもあるのです。
この時に代行サービスの担当弁理士に相談をすることで、対応策のアドバイスをもらえたり、書類の作成を任せたりできます。プロの知見に基づき最善策を打つことで、仮に一度申請が却下されても登録できる可能性が見いだせます。
たとえば「Toreru」では、年間300件以上反論している専門家が対応してくれ、克服率は70%以上となっています。
商標登録代行のタイプ別の選び方
商標登録代行サービスには、大きく分けて「オンラインサービスタイプ」と「代行サービスタイプ」の2種類があります。そして、代行サービスタイプは更に「幅広い相談内容に対応するタイプ」と「限定的な利用に向くタイプ」に分けられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.オンラインサービスタイプ
オンラインサービスタイプは、Web上で商標出願を完結できるタイプです。
フォームに入力すると各社提携の専門家へ出願依頼ができ、商標登録や手続きの進捗状況を管理画面で確認できます。更新時期のリマインド通知や書類管理も専用システム内で行えるため、商標取得後の業務効率化も図れます。
こちらのタイプには、「Toreru」や「Cotobox」「すまるか」などが該当。商標調査も出願もオンライン上で完結。また、AIを活用することで、調査と登録を低価格でスピーディーに行えるといった特徴があります。
2.代行サービスタイプ
代行サービスタイプは、対応範囲によって以下の2つに分類されます。
- 幅広い商標、相談内容に対応するタイプ
- 限定的な利用に向くタイプ
幅広い商標、相談内容に対応するタイプ
限定的な商品やサービスの商標だけでなく、幅広く対応してもらえるタイプです。更新手続きやトラブルへの対応、区分や指定商品の相談、登録可能性の説明など総合的なアドバイスや提案によるサポートが受けられます。
たとえば、「スマート商標」は創業50年以上にわたる老舗特許事務所によるサービス。出版社や製薬会社、製造業など様々な企業におけるブランド戦略支援の実績に基づき、ビジネス成功に向けた相談から権利化まで一貫してサポートします。
限定的な利用に向くタイプ
特定の商標や、「1商品だけ登録したい」という限定的なニーズに向いているタイプです。商標権を取りたい対象が明確になっている場合、目的の商標を確実でスピーディーに取得したい場合に向いています。
たとえば、「社長の商標登録 社名版」は、社名・店舗名に特化した、代理件数年間3,000件以上という商標登録代行サービスです。また「ワントレ®」のように、1商品もしくは1サービスの商標登録を低リスクで行いたいといった中小企業・個人事業主向けのサービスもあります。
商標登録代行の費用相場
商標登録代行の依頼費用の目安について、タイプ別に一覧表にまとめました。比較検討時の参考に活用してください。
オンラインタイプ
費用相場は50,000円程度、安価なところだと25,000円程度で依頼できます。
サービス名 | 主なサービス内容 | 料金 |
---|---|---|
Toreru |
|
50,760円(税込) (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
Cotobox |
|
50,760円(税込) (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
すまるか |
|
60,200円(税込) (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
商標登録 markregi ® |
|
70,200円 (スタンダードプラン・1区分・5年分の登録料納付の場合) |
代行サービスタイプ
代行サービスタイプの費用相場は、一般的には60,000~80,000円程度。安価なところでは40,000円程度が相場となっています。
サービス名 | 主なサービス内容 | 料金 |
---|---|---|
スマート商標 |
|
69,200円 (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
商標登録ファーム |
|
88,400円 (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
Rakuny ラクーニー |
|
67,700円(税込) (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
foresTM |
|
58,900円(税込) (1区分・5年分の登録料納付の場合) |
Brandock |
|
71,000円(税込) (コミコミパッケージプラン/1区分・5年分の登録料納付の場合) |
ワントレ® |
|
48,800円 (1区分・5年分の登録料納付・1商品or1サービスの場合) |
たとえば「Rakuny」は、1区分の総額が67,700円(税込)です。出願手数料は3区分までは一律10,000円のため、区分数が多いほどお得になります。
「foresTM(フォレストム)」では、1区分での出願に加え5年分の登録料納付の場合、出願時の費用12,000円(印紙代)と登録時の費用46,900円(税込)が必要となります。ただ、登録時の費用が必要となるのは商標登録申請が通った時で、申請が通らなかった時の負担額は出願時の費用(印紙代)のみです。
「スマート商標」は、出願手数料40,000円のみのシンプルな料金体系が特徴です。区分加算はなく、別途必要となるのは出願時と登録時の特許庁印紙代の実費になります。
商標登録代行の比較ポイント
商標登録代行を選ぶ時のポイントは、主に以下の3点です。
- 審査進捗の管理のしやすさ
- 区分数に対する費用対効果
- 海外商標出願(マドプロ出願)への対応
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.審査進捗の管理のしやすさ
特許庁における商標登録の審査において、かかる期間は早くて約3カ月、長いものだと8カ月以上かかります。
早期審査の要望が通れば2~3カ月で対応してくれるものの、どちらにせよ商標登録申請の完了までには数カ月かかります。その間の状況を逐一確認し、効率よく管理できる仕組みがあるかがサービスを選ぶうえでポイントになります。
たとえば「Toreru」では、現在管理している商標の進捗状況や報告書類を、Web上のマイページからいつでも確認可能です。「Cotobox(コトボックス)」も、クラウドで案件を一元管理できるため、請求書等の事務的なやり取りや維持管理を含めた業務をシステム内で完結できます。
「商標登録markregi ®」は、Google Workspaceでのオンラインサービスで、マイページ(オプション)を提供しています。そのため特別な会員登録やログインなどが必要なく、いつでも商標登録に関する進捗状況や各種書類を閲覧することが可能です。
2.区分数に対する費用対効果
商標出願の際には、「区分」および「商品・サービス」を選択する必要があります。
区分は、特許庁が定める第1類から第45類までに分けられて権利化されます。出願時には、商標登録したい商品・サービスが45種類の中のどの区分に属するかを指定しなければいけません。商品・サービスによっては複数の区分にまたがるケースもあります。
ほとんどの代行サービスで、区分数が増えるごとに依頼費用は高くなります。また、1区分あたりの費用が安くても、2区分、3区分と加算されていくことで予算オーバーとなってしまうことも。
出願したい商品・サービスの区分数が多いのであれば、「スマート商標」のように区分加算がないサービスが適しています。
3.海外商標出願(マドプロ出願)への対応
海外で商標登録をしたい場合に行う出願を、「マドプロ出願」と言います。
「マドプロ」とは「マドリッド協定議定書(マドリッドプロトコル)」という制度の略称です。この議定書に対して締約を結んでいる国に出願する場合、所定の手続きを踏めば、通常の各国別出願手続きより楽に手続きが進められます。
とはいえ、マドプロ出願では願書を英語で記載する必要があるなど、国内での商標出願手続きよりも大変になります。マドプロ出願を考えている場合は、その対応可否、対応国の確認も必要です。
「スマート商標」や「商標登録ファーム」はマドプラ版を設けています。更に「Rakuny」では、マドプロに加盟していない国も含め、200超の国と地域に対応した商標登録が可能です。
おすすめの商標登録代行(オンラインサービスタイプ)
Toreru(株式会社Toreru)
(出所:Toreru公式Webサイト)
Webフォームに入力するだけで出願の申込ができる手軽さが魅力の商標登録サービス。登録するだけで、無料の「AI調査®」を使用でき、類似商標の簡易検索やチェックができるので、出願を検討している段階でも有用。専用システムのマイページから、いつでも商標の詳細情報の閲覧や更新期限を確認でき、アラート通知をすることも可能。継続的に商標業務の効率化が図れる。
商標登録に関する知識不要で簡単に利用でき、メールや電話で弁理士のサポートを受けられる。商標の出願は最短で入金当日に可能で、そのスピーディーな対応も特徴。
- 料金:総額50,760円(税込)(1区分・5年分の登録料納付の場合)
Cotobox(cotobox株式会社)
(出所:Cotobox公式Webサイト)
オンラインで弁理士に商標登録を依頼できるサービス。提携している弁理士が、書類を作成し特許庁へ提出してくれる。45,000社以上の企業・大学での利用実績。
商標出願の経験がなくても、申込は最短3分、出願まで最短1営業日という速さで手続きを完了できる。提携弁理士とのやりとりやステータス・更新管理は、クラウドシステム上のマイページ機能で一元管理可能。類似のロゴ調査機能なども便利。
- 料金:総額56,700円(税込)(1区分・5年分の登録料納付の場合)
すまるか(弁理士法人Smarca)
(出所:すまるか公式Webサイト)
AIとRPAの活用により、調査期間は原則1週間という迅速な対応が特徴の商標出願・登録システム。スマホで簡単に先行商標調査から商標出願までを完結できる。専門家弁理士とのやりとりも、LINEで行え、特許庁に対する法定費用や応対の発生する出願・拒絶対応・登録の各ステージなど、複数の商標出願の進捗をWebサイトからまとめて管理可能。
出願手数料は1区分あたり12,000円と安価ながらも、サポートチームは、外資戦略コンサル出身の弁理士・米国弁護士を中心とする専門家により構成されており、マドプロ出願にも対応する。
- 料金:総額60,200円(税込)(1区分・5年分の登録料納付の場合)
Tokkyo.Ai/商標(Tokkyo.Ai株式会社)
(出所:Tokkyo.Ai/商標公式Webサイト)
経済産業大臣賞を受賞した独自技術に基づき開発された「Tokkyo.Ai」を活用した商標登録代行サービス。Webフォームから依頼する際に弁護士を選択する仕組みで、更新についても担当弁理士から連絡が来るため、安心。商標取得後の権利の活用や保護など、知財戦略のための専門的なアドバイスも受けられる。早期審査の場合は、平均3カ月で審査結果を得ることが可能。
また画像による商標検索も可能で、類似度の高い商標を20件以上提示してくれる。
商標取得後も、「Tokkyo.Ai IPマーケットプレイス」を活用し、商標権売買が可能。
- 料金:要問い合わせ
商標登録 markregi ®(弁理士事務所リバティ)
(出所:商標登録 markregi ®公式Webサイト)
中小企業や個人向けのオンラインに特化した商標登録代行サービス。一貫してGoogleWorkspace上でのやり取りで完結できるため、小規模ビジネスでも適用しやすい。
エコノミー・スタンダード・ファーストの3プランが用意されており、「少しでも安く依頼したい」「とにかく急いで出願したい」など、ニーズに合わせたプランが選べる。
最短1営業日のスピード対応が可能で、国際商標登録(マドプロ)にも対応している。
- 料金:総額70,200円(スタンダードプラン・1区分・5年分の登録料納付の場合)
おすすめの商標登録代行(幅広い商標、相談内容に対応するタイプ)
スマート商標(アクシス国際弁理士法人)
(出所:スマート商標公式Webサイト)
創業50年以上の老舗特許事務所が運営する、ビジネス支援が強みの商標出願サービス。商標調査は、特許庁や民間商用の商標データベースを用い、最新の判例、審決例、審査例を考慮したうえで行われ、信頼性の高い調査結果を得られる。
区分加算なしの一律手数料40,000円のみというシンプルな料金体系のため、多区分の商標出願を検討している場合にもおすすめ。
国際商標登録(マドプロ)申請について、申請フォームから任意の国をチェックする形式で地域を絞った申請が可能。
- 料金:総額69,200円(1区分・5年分の登録料納付の場合)
商標登録ファーム(J-star 国際特許商標事務所)
(出所:商標登録ファーム公式Webサイト)
商標専門の弁理士が、直接対応してくれる代行サービス。弁理士と行政書士のダブルライセンスを活かして、海外出願時の必要書類(外務省アポスティーユ、駐日大使館の領事認証申請)などにも対応。
「拒絶理由通知の対応をしてほしい」「商標の更新手続きをしてほしい」「デザインの意匠登録をしたい」など個々のニーズに寄り添った要件に柔軟に対応。
商標調査の結果、最終的に登録出来なかった場合は、手数料だけでなく特許庁への印紙代(実費)も含めて全額返金されるため、コスト面でも安心して出願できる。
- 料金:総額88,400円(1区分・5年分の登録料納付の場合)
Rakuny ラクーニー(乃木坂特許商標事務所)
(出所:Rakuny ラクーニー公式Webサイト)
出願手数料一律10,000円、3区分までは登録手数料25,000円で利用できる、商標登録出願代行。早期審査の申請を出願オプションとして格安で提供しており、最短2カ月程度で取得できる。商標調査は最速即日に確認が可能となっており、すぐに結果が欲しい場合にも安心。
進捗状況をいつでも確認できるように、独自に開発した商標管理システム「IPダイレクト」を無料で利用可能。出願した案件の出願状況、登録状況、発行した書類の写しなどを確認できる。
- 料金:総額67,700円(税込)(1区分・5年分の登録料納付の場合)
foresTM(弁理士法人FOREST)
(出所:foresTM公式Webサイト)
中小企業の経営者、起業家、個人事業主に向けた商標登録代行サービス。
商標調査・出願手数料無料で、出願時に必要な費用は、自分で出願する場合と同じ、特許庁に支払う印紙代のみ。返金保証ではなく、成功報酬型のため、先払いや銀行口座を伝える必要がなく、商標登録出願の不安や煩わしさがない。そのため、Amazonや楽天市場など、ネット販売を展開している小規模事業主にもおすすめ。
弁理士としては10年以上、知的財産権の実務経験においては20年以上という長いキャリアを持つ弁理士が、商標登録を豊富な経験と実績でサポートする。
- 料金:総額58,900円(税込)(1区分・5年分の登録料納付の場合)
Brandock(弁理士法人みなとみらい特許事務所)
(出所:Brandock公式Webサイト)
専門家による詳細な調査・ヒアリングから、商標登録後の長期的なサポートまでをパッケージで提供するサービス。商標権の期限管理はもちろん、商標登録後も継続的にメンテナンスを実施。商標権が最適な状態であり続けるよう長期的にサポートする。
所属弁理士が出願から登録までを代行するので、依頼者は審査結果を待つだけ。マイページから出願中の商標のステータスをチェックすることも可能だ。また、登録可能性が高いと判断された商標が拒絶された場合、費用が返金されるので安心して商標出願に挑戦できる。
Amazonセラー向けの商標出願サービスにも強みを持つ。
- 料金:総額71,000円(税込)(コミコミパッケージプラン/1区分・5年分の登録料納付の場合)
おすすめの商標登録代行(限定的な利用に向くタイプ)
ワントレ®(OKU国際特許商標事務所)
(出所:ワントレ®公式Webサイト)
1商品または1サービスを低リスクで商標登録したい中小企業・個人事業主向けの代行サービス。
経験29年の弁理士が直接担当してくれるので安心。審査期間が通常審査より約3カ月以上早くなる「ファストトラック審査(約4~6カ月)」を活用することで、審査期間の短縮化ができる。支払タイミングは出願前だけになるため、特許庁の審査をパスした後はすぐに登録手続きを行える。
- 料金:総額48,800円(1区分・5年分の登録料納付・1商品or1サービスの場合)
まとめ
商標登録の手続きは自社でも行えますが、事前の商標調査や特許庁に提出する書類作成などが必要なため、手間と時間がかかります。また、労力をかけたにもかかわらず、必ずしも登録できるとは限りません。確実な商標登録を目指すには、専門的な知識も必要になります。
商標登録を代行してもらえば、煩雑な手続きを経験豊富な専門家が行ってくれるため、手間と時間を大幅に削減できます。ただし、商標登録代行サービスはタイプごとにそれぞれ強みが異なるため、各社のサービス内容を比較し、自社に合ったサービスを選択することが重要です。
商標登録代行のタイプは主に以下の3つです。
- オンラインで完結するタイプ
- 幅広い商標、相談内容に対応するタイプ
- 限定的な利用に向くタイプ
商標登録代行サービスを利用する際は、以下のポイントを押さえて選びましょう。
- 審査進捗の管理のしやすさ
- 区分数に対する費用対効果
- 海外商標出願(マドプロ出願)への対応
料金に関しては、ご紹介した通り、代行サービスによって費用や支払うタイミングも様々です。無駄なコストを払わずに商標登録を行えるよう、今回の記事を参考に比較・検討し、問い合わせや見積もりを行ってみてください。