• トップ
  • 特集記事
  • 社史制作会社14選。作り方や費用、おすすめをタイプ別に紹介

社史制作会社14選。作り方や費用、おすすめをタイプ別に紹介

最終更新⽇:2024-06-06

社史制作会社14選。作り方や費用、おすすめをタイプ別に紹介

会社の周年記念や社員への理念浸透、採用や自社製品のブランディングに活用するために、専門家の支援のもと社史制作に取り組みたい方へ。社史の概要から、社史制作会社のタイプ別の選び方、費用相場とともに、おすすめのサービスを紹介します。

社史制作会社とは?

社史制作会社とは、企業や組織の歴史を記録した印刷物(社史)を制作する会社のことです。社史には、社員への理念共有や採用、取引先やステークホルダーへのPRなどへの活用を目的に制作される、「記念誌」的な要素が含まれる場合もあります。

制作にあたっては、資料収集や事実確認、関係者へのヒアリングのほか、企画・構成を考え、原稿を執筆し、配布後に興味を持って読んでもらえるように編集するなど、すべての工程において、膨大な時間や工数、ノウハウが必要。特に初めての場合、自社だけで制作するのは現実的ではありません。

社史制作会社に依頼することで、社内担当者との協力体制のもと、ニーズを満たした社史を期日内・予算内に制作できるよう、企画から配布後の活用まで支援してもらえます。

そのほか、周年記念のイベント企画・運営、イベント開催に合わせたグッズ、イベント内で使用する動画撮影などに一貫して対応できる制作会社もあります。

社史の種類や手法

社史は「誰に読ませるか」や目的によって大きく2つの種類に分けられ、表現手法や媒体にもいくつかの種類があります。社史制作会社の選定にあたっては、あらかじめ自社が社史を作る目的や、制作した社史をどのように活用したいかを明確にしておく必要があります。

社史の種類

社史には従来型の「社史(周年史)」と「記念誌」があり、それぞれ目的が異なりますが、両方の要素を交えて制作する場合もあります。

社史(周年史)

会社の歴史を正確に記録・保存し、資料として活用するために制作され、創業から発刊までのすべての年代を網羅した「通史」や年表をベースに説明するもの「編年史、クロニクル」など、いくつかの形式があります。収集する資料が膨大なうえ、正確に記述するための専門知識や緻密さも求められるため、編纂工数もかかります。

  • 「社史」が会社の歴史を残す冊子であるのに対し、「周年史」は労働組合や学校法人、公共団体など様々な団体を含むことが多い。「周年史」は「年史」と呼ばれることも。

記念誌

社員への理念浸透や、ステークホルダーや採用向けなど、社外へのPRとして「読ませる」ためのもの。記念すべき節目などに、これまでの軌跡や出来事を記録し、未来への展望を示す目的で作られることが多いです。読み物として興味を持ってもらう必要があり、高度な企画・編集力が求められます。

表現手法の種類

社史の表現手法の種類について、具体例を交えながら、それぞれの特徴・メリットを解説します。

漫画・イラスト形式
  • 「創業者の生涯」や「製品開発の過程」など、文章では伝えにくい内容をわかりやすく伝えられる。
  • 写真やイラスト中心の表現のため、社内外問わず幅広い層の人々にとってとっつきやすく、親しみやすい。
小説形式(ルポ)
  • 創業者や社員のエピソードなどを通して、組織文化や理念を伝えられる。
  • 史実や客観的事実を踏まえながら、経営者などの心情も掘り下げられるので、メッセージ性が高く、読者の共感を得やすい。
雑誌形式
  • 企画性に富み、見栄えが良く、読みやすい構成が特徴。特集やコラムなど多彩な切り口や興味深いテーマで飽きさせない紙面作りができる。
  • 社員研修や新卒採用向け資料、取引先へのPRツールとしても活用しやすい。
インタビュー形式
  • 対話や座談会などの形式で、読み手にリアリティーを与えながら、経営理念や価値観、社内の雰囲気や人間関係を伝えられる。
  • 雑誌形式の社史と同様に、採用活動や営業ツールなどに活用できる。
動画形式
  • ドキュメンタリー映画のようにメッセージ性が強く印象に残りやすい。短時間で変遷を伝えられるが、歴史の詳細説明には別ツール(冊子やWebなど)が必要。
  • 社外へのPRや採用活動などのツールにも流用しやすい。

媒体の種類

次に、媒体ごとの特徴や、どういった目的・場面に適するかを見ていきましょう。

書籍
  • 記念品として手元に置きやすく、長期保存にも向く。
  • 読み込む必要があるため、コストがかかる割には浸透しづらい面も。
パンフレット
  • イベントや式典などで配布しやすく、読まれやすい。
  • 特別感が薄く、繰り返しは読まれない可能性も。
デジタル媒体(DVD)
  • PCやタブレットなどにダウンロードして持ち運べるので営業ツールとしても活用しやすい。
  • 閲覧時に手間がかかったり、一覧性に欠け、全体像が掴みにくかったりする。
Web(YouTubeなども)
  • 採用やPR向けに、自社HPに設置したり、SNSで拡散したりできる。
  • 膨大な閲覧数は見込めるが、手元に社史が届くわけではないので記念感は弱い。

社史の作り方(事前準備と制作会社のできること)

社史は、社内の担当者と制作会社が二人三脚で長期的に取り組むものであり、最低でも数カ月、数年かかる場合も。作業工数を肩代わりしてもらう一般的な代行サービスとは異なり、自社での事前準備が必要。制作中のやり取りも頻繁に発生するため、主体的に取り組む姿勢が求められます。

事前準備

社内体制の構築

責任者、制作会社の窓口(責任者の意向を業者に伝える)、内部連絡(各部からの情報収集、進捗状況の各部への連絡を行う)、補助(掲載写真収集や校正専門スタッフなど)といった社史編纂に関わる実行メンバーをそろえ、体制を整えます。実質的には兼務もできるため、責任者一人だけの体制で行う場合も。

資料収集

必要な資料をリストアップし、どこから入手するかの調査・検討などを実施。資料は主に文書系資料と写真系資料(紙焼き、ネガ・ポジフィルム、8/16ミリフィルムなど)があり、社内書類と社外書類に大別されます。

(例)

  • 社内書類
    営業報告書、有価証券報告書、社内報、社内通達文書、創業者などの功績調書、会社案内など
  • 社外書類
    自社関連の白書と各種公式統計・市場調査資料、官公庁・自治体関係資料、業界紙誌や新聞・雑誌の掲載記事など

制作会社のできること

企画立案支援

企業の実行メンバーとともに、企画立案、編集方針、予算、スケジュール、構成などを決定する際のアドバイスなどを行います。

進捗管理支援

実行メンバーと連携しながら、進捗や予算管理をサポートします。

制作

構成、インタビュー・撮影、原稿執筆、イラスト作成、デザイン、校正・校閲、印刷・製本、発行までの制作工程全般を任せられます。

中には、AIや画像補正技術を駆使し、変色したモノクロ写真をカラー化したうえで社史に掲載できるサービスや、英文編集と社史制作の双方に通じた専任スタッフによる海外版の社史制作に対応するサービス、社史制作を含めた周年事業に伴い、企業理念やコーポレートスローガンの見直し、周年ロゴ作成にも一貫して対応できるサービスも。

配布(発送)

完成した社史の梱包や配布、配信を行います。

サービスによっては、DVDなどパッケージメディアの制作やデジタル化によるWebサイトへの掲載、VRなどのクロスメディア展開や、個人宅への発送、書店流通にも対応可能。 記念式典やイベントの企画・運営や上映用の動画撮影などを任せられるサービスもあり、社史の配布を記念式典やイベント開催時に行う場合に適しています。

社史制作会社のタイプ別の選び方

どんな社史制作に強みを持つかや、配布後の活用方法への対応などによって、いくつかのタイプに分けられます。

(1)社史・周年事業タイプ

社史制作はもちろん、制作会社によっては、周年プロジェクトや周年社内報といった周年事業の準備・実行にも対応できるタイプです。

1-1)幅広い社史・周年事業に対応

上記で挙げた社史の種類・手法に網羅的に対応するほか、周年事業にも対応可能。体制作りからサポートしてもらえるので、社史を担当するのが初めての場合などにもおすすめです。

たとえば、「日本ビジネスアート」は、社史や記念誌制作、周年事業などのコンサルティングからクリエイティブまでワンストップでサポート可能。「何から手をつけていいのか分わからない」といった悩みにも、コンサルタントが丁寧に対応します。

1-2)制作物に特化

印刷物やWebコンテンツなど、制作物の作成に特化したタイプ。社内報など、カジュアルでリーズナブルな制作物にも強みを持ちます。

たとえば、「アドバンド」は社史・周年記念誌のほか、社内報、コーポレートサイト、ニュースレター、広報誌など幅広い制作物に対応。クライアントが抱える問題の本質を見抜き、印刷物、Web、動画といったメディアから最適な手段で課題解決をサポートできるのが最大の強みです。

(2)出版社・新聞社タイプ

企画・編集力に強みを持ち、専門ライターも充実しているタイプ。コンテンツの質をより高めたい場合に適しています。

2-1)社史・記念誌に特化

社内で書いたものをベースにした編纂など、オリジナリティーやこだわりを出しやすいタイプ。社史・記念誌に特化した編集事例も豊富です。

たとえば、「牧歌舎」は、社員やOB・OGなどが自ら原稿を執筆する「社史手づくりサポート」サービスを提供しています。プロのライターに依頼するコストを抑えられる以上に、同社によるアドバイスと最終的な補整により、品質を担保された状態で「自分たちで作った」と実感の持てる社史制作ができるのが魅力です。

「出版文化社」は、単行本発行を行う出版社ならではの豊富な企画とアイデアで、期待を超える社史・記念誌制作を実現実施。クライアントの業界に合わせた各分野の専門ライターの選出や、英語をはじめとした多言語対応、編集や印刷だけといった部分的な外注など、あらゆるニーズに応えられます。

2-2)史実に基づく正史に強み

調査力や取材力、専門性に長けたタイプで、自社で保有するデータも豊富です。

たとえば、「日経BPマーケティング」は、クライアントの業種などを考慮し、その分野を熟知した実績のある編集者を専任します。掲載された企業の記事を社史に盛り込むこともでき、単純な社史編纂にとどまらない、他社とは一味違うユニークな社史の企画・提案が可能です。

2-3)ブランディングに強み

読み物としての完成度が高く、企業の長期的な資産として活用できるタイプです。外部へのPRも含め、ビジネス書として販売も視野に入れたい場合に適しています。

たとえば、「幻冬舎メディアコンサルティング」は、創業以来ミリオンセラーを輩出し続ける総合出版社「幻冬舎」ならではの幅広い提案力を活かし、要望に合わせた様々なスタイルの記念誌・社史の制作に対応可能。また、同社が築き上げたの特約店ネットワークを活かし、全国約4,000書店に戦略的に書籍を配本できるため、読んでほしいターゲットに書籍を届けられます。出版をきっかけにテレビ出演し、商品の売上が前年比2倍になった家具メーカも。

(3)印刷会社タイプ

高い印刷技術や製本技術を持つタイプ。保存性に優れた、高品質な制作物を求める場合におすすめです。また、企画・制作と印刷・製本などの作業がすべて一社にまとめられるので、作業の円滑化・効率化も見込めます。

たとえば、「図書印刷」は、様々な印刷機、製本・加工機を備えるだけでなく、多様な印刷技術を高度に使いこなす見識と技能を持つ「プリンティングディレクター」や、製本技術を駆使してアイデアを形にする「製本コンシェルジュ」といったプリントや製本のプロフェッショナルが、クライアントの要望に応じて社史を仕上げます。

社史制作会社の費用相場

社史制作にかかる費用は、制作会社に依頼する範囲や、企画内容、ページ数、構成、取材や撮影の有無、配布媒体などによって大きく異なるため、見積もりが必須です。

制作費がリーズナブルな制作会社でも、上質感のあるハードカバー製本にしたり、ブックカバーをつけたり、表紙に箔押しなどを施したりと、製本や加工にこだわるとればコストがかさむので注意しましょうはかさみます。

たとえば、本記事で紹介している「アサック」は、100ページのフルカラーで箔押しなどを施した風格ある仕様の場合、制作費と印刷費込みで500冊325万500円(税込)(原稿支給の場合)、「日経BPマーケティング」は、制作費のみで300部800万円〜となっています。

なお、資料整理や原稿作成、撮影など、自社で対応できそうなものを内製化し、制作会社に支給する形にすれば費用は抑えられますが、クオリティーの維持が難しくなる可能性も。コストとクオリティーのバランスを見極めることが重要です。

おすすめの社史制作会社(社史・周年事業タイプ)

(1)幅広い社史・周年事業に対応

周年事業支援(日本ビジネスアート株式会社)

周年事業支援公式Webサイト

(出所:周年事業支援公式Webサイト)

国内外の社史を収集・研究し、200社以上の社史制作への参加実績を持つ社史制作会社。社史を単に歴史を記録するツールではなく、企業価値を高める実用的ツールにすることをモットーとしており、コンサルティングからクリエイティブまで社内一気通貫体制のもと、社史・記念誌・周年誌制作のほか、周年事業のトータル支援も行っている。
同社が運営する、社史、記念誌などの企画・制作担当者のための情報サイト「社史の教科書」では、これまでの実績に基づく社史制作のノウハウを広く公開するほか、東京・大阪などを中心に、社史制作の基本や周年事業にまつわる無料セミナーも開催。セミナー後にはコンサルタントに相談もできる。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

(2)制作物に特化

社史/周年記念誌(株式会社アドバンド)

社史/周年記念誌公式Webサイト

(出所:社史/周年記念誌公式Webサイト)

「広告・広報のものづくりパートナー」として担当者の悩みや課題に寄り添い、ともに解決策を考える制作会社。
売上アップを支援する「販売促進」、組織活性化を支援する「ブランディング」、公益と貢献を支援する「IR/CSR」の3つのサービスに基づき、「社史・周年記念誌」を始めとした、様々な制作物のサポートを行っている。単なるデザイン・レイアウトにとどまらず、コンテンツ作りから支援できるのが強み。目的や用途からゼロベースで考え、有用な情報を整理して、最も効果が期待できるコンテンツへと導く。
社内にまとめ役が不在の場合には、問題点の整理と現状のレビューから実施。効果的な解決策の方向性を模索し、コンテンツの優先順位をつけながら、全体最適を図る。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

社史・記念誌・周年誌制作(株式会社アサック)

社史・記念誌・周年誌制作公式Webサイト

(出所:社史・記念誌・周年誌制作公式Webサイト)

45年以上の実績を持つ社史制作会社。京阪神エリアを中心に全国の企業、各種団体の社史・周年史・記念誌を数多く手がけており、企画・デザイン・取材・原稿執筆・撮影・進行管理をはじめ、クライアントの要望に応じて様々な角度から社史制作の支援を行う。
3パターンの料金メニューを用意しており、企画や原稿をクライアント側が用意する「ベーシック」、独自企画を挿入する「オリジナル」、オリジナル企画を盛り込み、かつ、フルサポートを受けられる「プレミアム」から、ニーズや予算に応じて選択可能。限られた予算内で最大限の提案をしたり、逆にページ数やイメージから見積もりを行ったりと、企業ごとに異なる状況に寄り添う、柔軟なサポートも魅力。

  • 料金(一例):100P×500冊で 325万500円(税込)(デザイン制作費+印刷費)
    ※風格のある仕様 ※原稿支給の場合の価格

詳細はこちら

おすすめの社史制作会社(出版社・新聞社タイプ)

(1)社史・記念誌に特化

社史制作(株式会社出版文化社)

社史制作公式Webサイト

(出所:社史制作公式Webサイト)

制作数は1,900点以上。社史・記念誌・年史の企画・制作を行う出版社。書籍出版で培った確かな企画力をもとに、クライアントのニーズに応じて、様々な企画を提案できるのが最大の強み。
社史制作セミナーの講師が企画を、そして、資料整理の専門家であるアーキビストが資料の整理・編纂を担当するなど、企画から印刷、発行まで、社史・記念誌制作に必要なすべてのステップにおいて、各分野のプロフェッショナルを配し、高いクオリティーで作業を行う。
社史発行の経験がないクライアントに対しては、準備段階の手配や企画から発行まで、責任を持ってフルサポート。また、社内に制作体制がある場合などは、部分的な外注にも対応できる。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

社史編纂・記念誌制作(株式会社牧歌舎)

社史編纂・記念誌制作公式Webサイト

(出所:社史編纂・記念誌制作公式Webサイト)

記述文の品質にこだわり、「熟読される社史」を目指す、社史編纂・記念誌制作支援を行う会社。1991年の創設以来、30年以上の実績を持つ。
多数の企業・団体の作品を執筆してきた年史ライター、かつ、編集者でもある同社社長が社史作りの豊富な現場経験を通して得た実務ノウハウが強み。社史・団体史・校史・協会史・組合史・病院史・記念誌・記念文集・記念アルバム・同好サークルの記念誌・慶事記念誌など、会社・団体向けの様々な出版に対応できる。中小から超大手企業まで様々な出版物を「最高の品質を保証できる最低限の価格」で制作しており、安定した品質に定評がある。

  • 料金:主要価格帯100〜500万円台

詳細はこちら

(2)史実に基づく正史に強み

東洋経済プロモーション「カスタム出版(社史)」(株式会社東洋経済新報社)

東洋経済プロモーション「カスタム出版(社史)」公式Webサイト

(出所:東洋経済プロモーション「カスタム出版(社史)」公式Webサイト)

東洋経済の編集力・プロモーション力を活かして、様々な出版物や社史・コンテンツ制作を行うプロ集団。
社史制作では、企画コンセプトの段階から、資料収集や取材・執筆などの実作業まで、専任の担当者が徹底サポート。クライアント内で編成された社史編纂チームと同社の編集チームとの緊密な連携によって、より良いコンテンツ作りを目指す。
箱入りの「正史」、ストーリー重視の「書籍」、写真や図表を多用した「雑誌」「冊子」など、様々なタイプを備えており、ニーズや目的に応じて選択できる。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

社史・周年史制作 / 周年事業企画・運営サポート(株式会社日経BPマーケティング)

社史・周年史制作 / 周年事業企画・運営サポート公式Webサイト

(出所:社史・周年史制作 / 周年事業企画・運営サポート公式Webサイト)

社員のモチベーションを上げ、ステークホルダーからの信頼を獲得できる、“読まれる” 社史制作や周年事業企画・運営支援を行うサービス。
要望を⼊念にヒアリングし、社史・周年史を発⾏する⽬的を明確にするところからスタート。制作は、⽇経BPの「⽇経ビジネス」「⽇経コンピュータ」「⽇経トレンディ」などの雑誌やビジネス書籍で豊富な経験を積み、確かな取材⼒と編集⼿腕を持つ専任チームが担当する。
社史をお披露⽬する機会ともなるイベントや式典などの企画・運営や、日経BPの読者に向けた社史の配布などにも対応可能。編集制作部⾨のほか、グループ内のシンクタンク、コンサルティング部⾨、調査部⾨などの連携により、企業の周年事業をワンストップでサポートする。

  • 料金:800万円〜(300部〜)

詳細はこちら

日本経済新聞出版「カスタム出版(社史)」(株式会社日経BP)

日本経済新聞出版「カスタム出版(社史)」公式Webサイト

(出所:日本経済新聞出版「カスタム出版(社史)」公式Webサイト)

経済・産業情報の専門家集団である日本経済新聞社グループの同社による、社史制作サービス。
145年の歴史を持つ日本経済新聞の豊富なデータ・取材網を駆使し、国内外の政治、経済、産業、社会、文化などに企業の歴史を織り込んで編集。原稿制作には、日経のOB記者をはじめとした経験豊富なベテラン執筆者があたるなど、長年の経験と実績を持つ専門スタッフが企画・構成から印刷・製本までの全工程をサポート。「史実に忠実な社史」「楽しく読まれる社史」をまとめあげる。
また、ムック形式や写真・イラストを多用した紙面構成の社史、単行本スタイルの社史、英語をはじめとした各国語の社史のほか、CDやDVDなど電子メディアとの連動、デジタルアーカイブの制作など、新しい社史作りの提案も行なっている。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

(3)ブランディングに強み

社史制作(株式会社ダイヤモンド・ビジネス企画)

社史制作公式Webサイト

(出所:社史制作公式Webサイト)

創業110年を超えるダイヤモンドグループの一員であり、日本を代表するビジネス出版社。営業、経営、マーケティング分野を中心としたビジネス書籍を数多く発行しており、様々な経営課題を抱える企業の認知や共感、信頼を高める本作りを行なっている。
社史制作では、会社としての出来事を単純に時系列で整理するだけでなく、そこでどのような社員が働き、いかに努力して困難や葛藤を乗り越えてきたのかなど、公には語られない社員一人ひとりの企業人としての歴史に迫る。そうして後世に読み継がれる一冊を作り上げることで、社員、社員の家族、得意先、取引先企業といった社内外への理念・文化の浸透を図る。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

記念誌・社史制作(株式会社幻冬舎メディアコンサルティング)

記念誌・社史制作公式Webサイト

(出所:記念誌・社史制作公式Webサイト)

累計発行部数1,500万部。出版を通じて企業のブランディング支援やコンサルティングを行う会社。幻冬舎のベストセラーを生み出すDNAを受け継ぎ、成果を生み出す出版に強みを持つ。
社史・周年史サービスでは、ビジネス書・アルバム・写真集・絵本・漫画など、企業の要望に合わせた幅広いスタイルの社史・周年史制作に対応可能で、企画立案・取材・執筆、進捗の管理から、納品・プロモーションまで、各専門の担当者が並走しサポート。クライアントに密着して仕事を進める担当編集者に加え、クライアントとは直接接点を持たない編集スタッフも校正に加わることで、クライアントの視点のみに偏らない、読者目線の「伝わる」書籍作りを実現している。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

おすすめの社史制作会社(印刷会社タイプ)

社史・記念誌制作(株式会社ゼンリンプリンテックス)

社史・記念誌制作

(出所:社史・記念誌制作公式Webサイト)

企画・デザインから印刷・製本・仕分け発送まで、すべてを自社で行う総合印刷会社による社史制作サービス。企業・大学・病院などを中心に多くの実績を有する。
社史・記念誌の制作を中心に、ノベルティグッズ、動画制作・ドローン撮影(HPや式典で使用)、展示用写真パネルなど、周年事業に必要なあらゆるコンテンツの制作をサポート。経験豊富なディレクター・執筆者・編集者・カメラマン・デザイナー・校正者などを配した万全な制作体制で、企業とともに周年事業の成功を目指す。
社史の内容・仕様に合わせた最適な用紙や製本仕様、装丁、サイズの提案や高品質な印刷・製本など、印刷会社ならではの高度なノウハウ、技術力が強み。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

社史・年史編纂サービス(TOPPANホールディングス株式会社)

社史・年史編纂サービス公式Webサイト

(出所:社史・年史編纂サービス公式Webサイト)

60年間で4,000件を超える制作実績を誇る、社史・年史編纂サービス。大正初期より年史制作を手がけ、1965年に年史制作の専門組織である「TOPPAN年史センター」を発足。今日まで数多くの社史・年史制作に携わっている。
豊富な実績に裏打ちされた経験・知見、ノウハウを活かし、社史・年史制作や周年事業を成功に導くべく、企画制作・印刷はもちろん、全体のディレクションまでワンストップでサポート。全制作工程を年史制作ディレクターが統括することで、「品質」「時間」「費用」すべての面で満足できる社史・年史を目指す。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

年史・社史・記念誌 編纂(共同印刷株式会社)

年史・社史・記念誌 編纂公式Webサイト

(出所:年史・社史・記念誌 編纂公式Webサイト)

多種多様な年史・社史制作のノウハウを活かし、次代につなげる年史・社史を、クライアントとともに制作する印刷会社。
執筆者、編集者、カメラマン、デザイナー、校正者など、経験豊富なスタッフがクライアントのニーズに寄り添い、企画・編集、コピー、デザインから印刷・製本、納品まできめ細かにサポート。セキュリティーの関係から、書類が持ち出せない場合は、必要に応じてクライアント社内で作業をしたり、セキュリティーレベルの高い独自の大容量ファイル送付システムを使用したりと、臨機応変かつ、ベストな体制で制作に臨む。
紙媒体だけでなく、デジタルブックの併用や記念動画・Webサイト制作、式典の運営、記念品制作など花広く対応可能。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

周年事業サービス(図書印刷株式会社)

周年事業サービス公式Webサイト

(出所:周年事業サービス公式Webサイト)

印刷技術を核に、幅広いサービス・製品を提供し、企業のコミュニケーションを支援する印刷会社。
周年事業サービスでは、実施目的や対象者、予算などによって様々な施策を組み合わせ、企画・提案を行う。
社史・記念誌制作にとどまらず、会場・スタッフの手配、告知物の制作なども含めた記念式典・イベントの実施・運営や記念品・贈答品制作まで対応可能。更には、周年事業に伴う、企業理念やコーポレートスローガン、行動指針、企業ロゴの見直しのほか、周年ロゴや周年キャラクターなどの作成・改訂などもトータルで任せられる。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

まとめ

社史制作会社とは、主に会社の周年記念や社員への理念浸透、採用活動や自社製品のブランディングなどを目的に作られる社史の制作を支援する会社のことです。

社史制作会社は以下に分類されます。

(1)社史・周年事業タイプ
1-1)幅広い社史・周年事業に対応
1-1)制作物に特化

(2)出版社・新聞社タイプ
2-1)社史・記念誌に特化
2-2)史実に基づく正史に強み
2-3)ブランディングに強み

(3)印刷会社タイプ

社史は、会社の節目のタイミングで制作される「企業の顔」とも言えるものです。社史制作会社を選ぶ際には、社史を作る目的や自社のニーズ、予算はもちろん、候補となる制作会社の制作実績やサポート体制などを比較検討したうえで、社史作りのパートナーとして信頼できる一社を選ぶといいでしょう。