お菓子OEM11選。費用や納期、小ロットOKのおすすめも紹介

最終更新⽇:2025-05-13

お菓子OEM11選。費用や納期、小ロットOKのおすすめも紹介

お菓子OEMを活用して、自社ブランドの商品を小ロットで製造したいと考えている中小企業の方へ。製造設備がなくてもオリジナルのお菓子を形にできるお菓子OEMの概要や、タイプと選び方、費用の相場と合わせて、小ロット対応のサービスを含むおすすめのOEMを紹介します。

お菓子OEMとは?

お菓子OEMとは、委託者の企画・設計に基づいて、オリジナルのお菓子を製造する専門会社です。OEMは「Original Equipment Manufacturing」の略で、日本語では「受託製造」。生産業務のみを請け負う点で、企画から製造まで一連の業務を受託するODM(Original Design Manufacturing)と区別されます。ただし、中にはOEMとODMを兼ねたサービスも多くあります。

お菓子OEMは単なる製造手段にとどまらず、ブランディング支援・販促強化・事業効率化を叶える選択肢として、多くの企業に導入されています。洋菓子・和菓子はもちろん、クッキーなど焼き菓子、ゼリーなど水菓子、駄菓子、グミ…と、多様なオリジナルお菓子を製造可能。中には企業やブランド独自のラッピングを行うサービスや、販売支援まで行う会社もあり、細かなニーズに対応しています。

オリジナルお菓子が注目されている背景

現代のマーケティングトレンドや消費者のニーズの変化により、オリジナルお菓子を使ったグッズやノベルティ、ギフトに注目が高まっています。

推し活・イベント文化の高まりを受け、SNS映えやシェア需要に応えるアイテムとして広がっているオリジナルお菓子。おいしく、楽しい体験型ノベルティとしてのお菓子は、手に取りやすい「消えもの」であるため、使い捨てにならないサステナブルな価値も評価されています。企業独自の世界観を表現したアイテムや、企画性の高いお菓子は、ブランド認知・強化にも貢献。ECの普及により全国展開も容易で、ギフトや記念品、引き出物としても活用できます。

また、お菓子OEMの利用により、低リスクでのブランド価値訴求ができるのもメリット。OEM=大量生産が前提だった従来とは異なり、現在では1個・30個・100個などの小ロット対応が一般的。イベント限定商品やテストマーケティング、クラウドファンディング用商品など、「まずは小さく始めたい」スモールスタートのニーズに応えられる体制が整っています。

製造を中心に請け負うわかりやすいシステムのため、人的リソース不足や製造ラインの新規導入に悩む方にもおすすめ。生産能力に加えて衛生管理も万全のため、海外へ展開する新商品にも活用できます。

お菓子OEMの依頼の流れ

オリジナルお菓子の製造フローを7つのステップに分け、具体的なサービス例と合わせて解説します。

1.問い合わせ・ヒアリング

洋菓子、和菓子など、作りたいお菓子の大まかなジャンルを決めたのち、各ジャンルに強みを持つサービスのWebフォームや電話などから問い合わせます。その後、OEM企業とのヒアリングにて、作りたいお菓子の種類やロット数、予算・納期、パッケージなどの要望をすり合わせます。

最低ロット数は各社で異なり、たとえば「Campanule by Usplay」は1個から、「OEM by COMS」は100個から受託可能。

包装にこだわりたい場合は、パッケージングまで企画開発している「れんがはうす」や「Marshmallow」などのサービスが選択肢の一つです。前者ではコンプライアンスに遵守した食品表示に、後者では機能的かつ環境に配慮したパッケージに対応しており、コンプラ対策やSDGsといったソフトの部分までサポートしてくれます。

2.仕様決定・見積もり

ヒアリング内容をもとに、味やサイズ、パッケージ形状、数量などの仕様が決まり次第、見積もりが提示されます。「Marshmallow」では、ターゲットや商品イメージ図、価格帯、販路など詳細な条件に基づく見積もりを、必要に応じて複数提案。ギフト仕様や素材調達の相談にも柔軟に対応している「石田老舗」のようなサービスもあります。

3.試作・テイスティング

仕様に基づき試作品(サンプル)を作成。味や見た目、サイズ感、価格とのバランスなどを確認し、理想のイメージに近づくよう調整します。

試作の回数はサービスによって異なり、「トモス」「Marshmallow」では複数回の試作に対応。同様に複数回対応の「れんがはうす」では、見た目の美しさにもこだわった仕上がりが強みです。「石田老舗」でも基本無料で複数回の試作に対応していますが、数量や改良の回数頻度によっては別途費用がかかるケースもあります(「お菓子OEMの費用相場」で後述)。

4.テスト・検証・量産準備

サンプルがフィックスしたら、量産に向けて品質安定性などの検証を行い、製造体制の最終確認を行います。「石田老舗」では、栄養分析や保存試験にも対応しています。

5.契約締結

製造ラインや価格、納期、支払い条件、納品方法、配送方法、パッケージといった、最終的な仕様・金額をすり合わせます。依頼者・OEM企業双方のコンセンサスが得られたのち、正式な契約を締結します。

6.製造・納品

本契約に基づいて製造を開始し、完成品を指定の場所へ納品します。「石田老舗」では、工場で製造工程を見学可能。「名月製菓」では宅急便や路線便、チャーター車による全国配送に、「OEM by COMS」では分納や複数拠点配送に対応しています。

7.アフターフォロー

サービスによっては、納品後の商品改良や次回の企画相談など、継続的なサポートを行うものも。たとえば「Marshmallow」では、納品した商品の改良や品質保証の改善提案のみならず、次の商品企画のための打ち合わせを実施。「ユキオー」では、納品した商品を毎年にわたり微調整するなど、長期的な運用を支援しています。

お菓子OEMのタイプと選び方

お菓子OEMには大きく2種類あり、それぞれ用途によって更に複数のタイプに分類できます。

(1)プライベートブランド商品の開発に強み 1-1)受託製造に特化
1-2)既製品もあり
1-3)持ち込み原材料に対応
(2)販促・ノベルティ・イベント向けに強み 2-1)お菓子作りにも対応
2-2)ノベルティ・グッズに強み

計5種類のタイプをそれぞれ解説します。

(1)プライベートブランド商品の開発に強み

品質や味重視の本格的なお菓子作りを行うタイプ。原材料へのこだわりや、在籍するパティシエによる専門技術などにより、競合と差別化したリピート率の高いお菓子を作ります。お菓子の種類やロット数などに柔軟に対応し、贈答品用としてのお菓子開発も一任可能です。

自社ブランドの有無や使用する材料によって、3タイプに分かれます。

1-1)受託製造に特化

自社製品(自社ブランド)を持たない、受託専門のタイプ。100%OEM・ODMのため、OEM会社に商品をマネされる心配をすることなく、完全オリジナルのお菓子が作れます。

幅広い洋和菓子の製造を請け負っている「ユキオー」では、高い技術力と開発力で、OEM・ODMに対応。企画・開発からニーズに応じた提案、マーケティングまで行うことで、他社にはない独自性の高いお菓子作りを行います。特に高級菓子ブランド店に支持されているほか、介護食用、美容向け、ゼロカロリーといった、ターゲットが明確な層に向けてのスイーツ開発実績も豊富です。

1-2)既製品もあり

自社製品を持つタイプ。気に入った製品を活用した商品化など、柔軟な対応力が特徴です。

焼き菓子に特化した「れんがはうす」は、ケーキやパイ、タルト、クッキーといったお菓子の製造会社としてスタートし、現在はOEM事業も行なっています。拠点である長野県の名産品・リンゴを使ったアップルパイをはじめ、フルーツケーキ、ブラウニーなど工場直販の商品ラインナップが豊富。ゼロから製造するオリジナル菓子と合わせて検討することで、選択肢の幅が広がります。

1-3)持ち込み原材料に対応

特産物を使ったお菓子の開発に強みを持つタイプ。地域限定品など、その土地ならではの商品を作りたいという声に応えます。トータル約50,000円程度からの小ロットに対応しており、道の駅などでの利用にもおすすめです。

代表例である「ふるさと菓子本舗」の場合、最小300セットからオリジナル商品の製造が可能。運営会社である菓子問屋の持つ袋資材や、保有のシール機などを用いることで、資材ロットゼロからの商品開発を行えます。導入例には道の駅オリジナルのロゴ入り細工飴、農家の方の手持ち食材を使ったせんべいなどがあり、個人・法人を問わず利用されています。

(2)販促・ノベルティ・イベント向けに強み

少量・短納期で「映えるお菓子」を作るタイプ。イベントで販売できるお菓子や、販促グッズ・ノベルティのお菓子を求めている場合に適しています。

完全オリジナルのお菓子を製造するか、既製品を活用するかによって、2タイプに分かれます。

2-1)お菓子作りにも対応

お菓子の受託製造にも対応したタイプ。完全オリジナルのお菓子を製造したい場合や、パッケージにこだわりたい場合に有効です。季節に合わせて様々なお菓子を作れるため、話題性アップも期待できます。

「Campanule by Usplay」は、イベント・SNS映えするお菓子の製造を得意とするOEM企業。1から30,000個の洋菓子の受託製造を行なっており、独創的で新感覚のお菓子を求める方に向いています。パッケージやお菓子の容器には、オリジナルのロゴやキャラクターをデザイン可能。東京・荒川区に店舗を構え、カラフルなマカロンやドーナツなど自社製品も販売しています。

2-2)ノベルティ・グッズに強み

製造工場を持たず、既存のお菓子+オリジナルパッケージによるお菓子グッズを制作するタイプ。既製品を活用するため納期が短く、コストを抑えやすいのが特徴です。

「OEM by COMS」では、既製のお菓子×おまけ×パッケージの組み合わせでオリジナルのお菓子グッズを作ります。おまけのランダム封入、キャラクターごとのパッケージによる横展開などもでき、アニメグッズとしての制作実績が豊富です。

お菓子以外のノベルティ制作にも興味のある方は、「ノベルティ制作会社おすすめ14選。依頼の流れやタイプ別の選び方」をご参照ください。

お菓子OEMの費用相場

お菓子OEMにかかる費用として、初期費用、開発費、サンプル作成費、商品代、送料などが挙げられます。製造する商品が完全オリジナルか既製品を利用するか、加えてロット数やレシピの有無、パッケージや販促の有無などによっても費用が大幅に変わるため、金額の詳細に関しては各社に問い合わせが必要です。

ここでは、料金例を明示しているサービスから、費用の目安をご紹介します。

初期費用の例

特にゼロからお菓子作りを行う場合に発生するのが、企画費や調製費、デザイン代、データ調整代といった初期費用です。「Campanule by Usplay」では、製造や材料調達など、受託する業務の範囲によって4種類のプランを用意。たとえば全業務を一貫して受託する「Aプラン」の目安は15万円から、製造のみを請け負う「Bプラン」は12万円から、依頼者が材料調達も行う「Cプラン」は10万円から、ほかは別途相談、というシステムです。加えて、校正サンプル作成費として1個1,000円前後を提示しています。

「ふるさと菓子本舗」では、トータル約50,000円程度からの小ロットに対応。サンプル作成は無料の場合も、有償になる場合もあります。

既製品を活用したサービスでは、OEM企業のHPなどで相場観を確認できることも。

お菓子メーカーが運営し、豊富な種類のお菓子・食品がそろう「ノベルティのお菓子屋さん」では、単価価格帯からお菓子を検索可能。ロゴやイラスト、写真をプリントできる8.4円/個のラムネ、16.7円/個のミニチョコマシュマロ(いずれも最低ロット数30個)など、安価でノベルティお菓子を作れます。「ゴーゴーカレー」や「柿の種」など、知名度の高い商品とのコラボもでき、イベントはもちろん幅広いシーンで活用できます。

「OEM by COMS」の場合、会員登録を行うことでHP上に参考価格を表示可能。好みのお菓子やパッケージに加え、価格帯からの検索もできるため、費用に応じて適切なお菓子を検討できます。

試作品・サンプル作成の費用例

お菓子を理想の仕上がりに近づけるだけでなく、予算超過や品質トラブルの防止にもつながるサンプル作成。サービスによって無料の範囲が異なります。

「トモス」や「石田老舗」では基本無料で試作しますが、数量や回数が規定を超えた場合には追加料金が発生します。前者では、問い合わせにより試作品規定を照会できます。同様に「ユキオー」でも基本無料で、特殊な機械を用いる場合のみ費用がかかるケースも。心配な場合は、製造前の打ち合わせの段階ですり合わせておきましょう。

既製品を活用するタイプのうち、ロゴやイラストなどを印刷したお菓子の場合はサンプルとして「色校正」を提供するサービスも。「OEM by COMS」では初回の色校正は無料のため、初めての利用でも安心です。一方、「ノベルティのお菓子屋さん」では、安価な分、校正やサンプル製造には未対応。必要に応じて最低注文数で購入し、試作品とする必要があります。

おすすめのお菓子OEM(PB商品開発に強み:受託製造に特化)

ユキオー(株式会社ユキオー)

ユキオー公式Webサイト

(出所:ユキオー公式Webサイト)

お菓子の企画・開発から設計、原材料の仕入れ、生産、出荷まで、ワンストップで請け負う提案型OEM・ODM企業。最新システムと国際規格に準じた安全・安心の環境、高い技術力で、ニーズに応じた商品作りを行う。複数の検査に基づいて賞味期限を設定するほか、要望に合わせた検査方法の追加も可能。
洋和菓子、水物菓子、冷凍菓子など幅広いジャンルのスイーツを手がけ、ハイブリッドスイーツの開発にも対応。美容系や介護食用スイーツ、プロテインバーなど、豊富な開発実績を持つ。最低ロット数は5,000個から、納期はお菓子の種類によって異なる。

  • 料金:要問い合わせ

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トモス(株式会社トモス)

トモス公式Webサイト

(出所:トモス公式Webサイト)

クッキーやパイといった焼き菓子、ゼリー、プリン、和菓子と、幅広いお菓子を手がけるお菓子の総合コンサルティング企業。4,400坪もの本社工場に大型充填機や各種オーブン機器、ドイツ製パイ製造ラインなどを備え、安定した大量生産が可能。一方で一部商品だけの受託も請け負うなど、小ロット生産にも対応している。注文から試作品の製造までの期間の目安は約1カ月。
グループ会社にパッケージ会社があり、パッケージや包装紙材、容器までワンストップで対応。お菓子のジャンルや季節、用途に合わせて最適なパッケージを提案するほか、記念品やギフトボックスにも対応。パッケージまでセットで受託することで、コストを抑えてスピーディーかつハイクオリティなOEM委託製造を実現する。

  • 料金:要問い合わせ

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Marshmallow(株式会社Marshmallow)

Marshmallow公式Webサイト

(出所:Marshmallow公式Webサイト)

洋菓子に特化したOEM企業。洋菓子専門のパティシエが在籍し、ボンボンショコラやロシアケーキ、マロンドールといった、ワンランク上のスイーツ作りを行う。既存商品のリフレッシュに対応しており、既存のレシピにプロの視点でのアドバイスを加えて、高品質なお菓子に生まれ変わらせた例が多数。低コストでの小ロット生産やパッケージ製造も依頼できる。
販売代行や、販路の紹介も行なっているのが強み。お菓子販売の専門マーケッターによるアドバイスや、ECサイト・小売店などのネットワークを駆使した販売支援で、「販売まで任せたい」「販路を拡大したい」といった声に応える。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめのお菓子OEM(PB商品開発に強み:既製品もあり)

石田老舗(株式会社石田老舗)

石田老舗公式Webサイト

(出所:石田老舗公式Webサイト)

明治4年創業、宮内庁御用達のお菓子も手がける老舗が運営。市場動向、ターゲット設定、予算組みといったマーケティングの観点から依頼者の要望に寄り添い、パッケージや広告を含めた販促支援までワンストップでトータルコーディネート。焼き菓子を中心に、洋和菓子約1,000種類と幅広いお菓子の製造ノウハウを持ち、一部の商品は卸販売もしている。
徹底した入退室管理や金属探知機による最終管理を行う衛生管理、各地から厳選して取り寄せるこだわりの素材、原料なども強み。工場のラインで使用している素材、原料を活用すれば、資材ロット不要で一次加工および約1カ月程度での商品化を依頼できる。最小ロットは300セットから。

  • 料金:要問い合わせ

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名月製菓(名月製菓株式会社)

名月製菓公式Webサイト

(出所:名月製菓公式Webサイト)

製品設計から製造、販売先の紹介までトータルサポートする、洋菓子(フランス菓子)の卸販売・OEMメーカー。東京都内に製造と営業の拠点を持ち、最新の情報を収集・発信しながらトレンドに合わせたお菓子を製造。豊富な既製品(NB品)から気に入ったお菓子を店頭に並べられるほか、ギフトセット化、アレンジなどにも対応している。NB品、OEMともに小ロットから受注でき、前者の場合は「10個×12B=1ケース」として3ケース以上の注文で配送料が無料となる。
国際的な食品衛生管理規格であるHACCPシステムを含むJFS-B規格の適合証明を取得するなど、衛生管理も万全。必要に応じてパッケージデザインや販売方法のアドバイスも行う。

  • 料金:要問い合わせ

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れんがはうす(れんがはうす株式会社)

れんがはうす公式Webサイト

(出所:れんがはうす公式Webサイト)

焼き菓子全般に強みを持ち、製品設計から製造、販売方法の提案までワンストップで行う菓子製造会社。オリジナルの焼き菓子・半生菓子の製造に加え、拠点である長野県の食材を使用した既製品も活用可能。無添加で新鮮な原材料、30~365日まで広い賞味期限、パッケージデザイン、コンプライアンスに遵守した食品表示など、多数のこだわりでオリジナルお菓子を3〜4カ月で実現する。
小ロットから日産5,000~8,000個の大量生産まで、安定供給できる生産力も強み。ブランド委託品OEM生産も請け負っており、素材や割合、成型・焼成などを高度に調整して、監修シェフのオリジナル商品に限りなく近いお菓子を作り上げる。

  • 料金:要問い合わせ

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あさひ製菓(あさひ製菓株式会社)

あさひ製菓公式Webサイト

(出所:あさひ製菓公式Webサイト)

大正6年創業の、山口県にある洋和菓子のOEM受託メーカー。和洋菓子専門店やベーカリー、アレルギー対応スイーツの専門店など、約45店舗を展開する実績とノウハウを持つ。
本社工場の地下に湧き、厚生労働省の「おいしい水」の要件を満たした名水を使用して、ライン製造や手作業で味にこだわったお菓子を製造。「全国菓子大博覧会」で内閣総理大臣賞などを受賞した銘菓「月でひろった卵」を活用したオリジナル菓子や、フードプリンターを活用したオリジナルケーキなどを受託している。
OEM新規開発では最短で120日、PBや既存品のパッケージ変更のみの場合は最短60日での納品が可能。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめのお菓子OEM(PB商品開発に強み:持ち込み原材料に対応)

ふるさと菓子本舗(株式会社浅野商店)

ふるさと菓子本舗公式Webサイト

(出所:ふるさと菓子本舗公式Webサイト)

100年続く菓子問屋が営む、持ち込み原料を活用したオリジナルお菓子の企画・製造サービス。せんべい、飴、キャラメルといった「懐かしお菓子」を得意としており、個人・法人を問わず小ロットから依頼できる。お菓子に使う資材は依頼者が提供するほか、運営会社所有の資材も利用可能。ジュースやピューレ、粉末化を行う一次加工まで任せられるため、原材料だけの提供も受け付けている。既存の商品を、内容量や表ラベルを変更して活用も可能。
法人利用の例として、道の駅や小売店、水族館、動物園、イベントなどが挙げられる。仕様決定から納品までの期間は約2週間。

  • 料金:トータル約50,000円程度~

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おすすめのお菓子OEM(販促に強み:お菓子作りにも対応)

Campanule by Usplay(合同会社Usplay)

Campanule by Usplay公式Webサイト

(出所:Campanule by Usplay公式Webサイト)

「映えスイーツ」の製造を得意とし、首都圏の催事販売を中心にお菓子を提供しているベンチャーパティスリー。製造から包材の手配までワンストップで対応し、月間1〜30,000個程度の製造が可能。アニメや絵本などとのコラボ実績も持ち、「推し活」で活躍する付加価値の高いお菓子作りを実現する。
提携デザイナーによる新規ロゴ作成のほか、入稿データを用いてオリジナルの包装や容器を制作可能。通常納期はサンプル確定後から1カ月が目安だが、最短5営業日程度の製造も相談できる。長期にわたる大量生産も請け負っている。

  • 料金:10万円〜

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おすすめのお菓子OEM(販促に強み:ノベルティ・グッズに強み)

ノベルティのお菓子屋さん(ビーテック株式会社)

ノベルティのお菓子屋さん公式Webサイト

(出所:ノベルティのお菓子屋さん公式Webサイト)

可食プリント菓子メーカーが直運営する、リーズナブルなノベルティショップ。ロゴや名入れのできるお菓子・食品を、最低30個からの小ロット、最短1週間の短納期で提供する。
オリジナルおみくじを入れられるフォーチュンクッキーなどお菓子はもちろん、ミントタブレット、カップ麺、栄養ドリンクといった幅広い食品も取り扱う。ハガキサイズのDMとお菓子がセットになった「DMパッケージシリーズ」や、焼きかまにDMやクーポンをプリントする「食べられるクーポン券」など、ビジネスで活用できるユニークな商品も多数。パッケージ作成サービス「ノベルティの箱屋さん」、飲食店向けの「トッピングのお菓子屋さん」などのサービスも手がけている。

  • 料金:8.4円/個〜(タブレットラムネの場合、最低注文数30個)

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OEM by COMS(株式会社コムズ)

OEM by COMS公式Webサイト

(出所:OEM by COMS公式Webサイト)

アニメイベント会社や版権元向けのお菓子グッズ製造サービス。豊富なラインナップから好みのお菓子と、シール、缶バッジなどの「おまけ」、パッケージを組み合わせてオリジナルのお菓子グッズを作る仕組みで、商品化実績は2,000アイテムに上る。100個からの小ロットに対応し、3,000個以上であれば完全オリジナル仕様の商品開発も可能。
おまけのランダム封入や、商品・お菓子画像の提供、送料や初回色校正無料など、お菓子グッズを初めて作る場合でも安心のサポートが充実。色校正サンプルの版権元直送、有償でのPOP作成など、時間がない場合に活用しやすいサービスもそろう。発注から納品までの目安は1〜2カ月。

  • 料金:要問い合わせ ※企業会員登録でHP上に参考価格を表示可能

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まとめ

委託者の企画・設計に基づいて、オリジナルのお菓子を製造するお菓子のOEM(受託製造)。中にはお菓子の生産業務はもちろん、企画・開発からパッケージング、販売支援までワンストップで行うサービスもあり、専門知識や初期投資不要で、グッズやノベルティに使えるお菓子を製造できます。

「推し活」を代表例としてイベント文化が人気の現在では、趣向を凝らしたお菓子や企画性の高いパッケージは、ブランド認知・強化に直結します。小ロットでの生産に対応したOEMも多く、低リスク、スモールスタートのニーズに応えながらブランド価値を訴求可能です。

お菓子OEMへオリジナルお菓子の製造を依頼する場合、おおまかに以下の7ステップで進みます。

  1. 問い合わせ・ヒアリング
  2. 仕様決定・見積もり
  3. 試作・テイスティング
  4. テスト・検証・量産準備
  5. 契約締結
  6. 製造・納品
  7. アフターフォロー

上記に加えて、オリジナルパッケージの開発や販売支援までサポートしてくれる企業もあります。

お菓子OEMには大きく2種類あり、それぞれ用途によって計5タイプに分類できます。

(1)プライベートブランド商品の開発に強み
 1-1)受託製造に特化
 1-2)既製品もあり
 1-3)持ち込み原材料に対応
(2)販促・ノベルティ・イベント向けに強み
 2-1)お菓子作りにも対応
 2-2)ノベルティ・グッズに強み

お菓子OEMに必要な費用として、初期費用、開発費、サンプル作成費、商品代、送料などが挙げられます。製造する商品が完全オリジナルか既製品を利用するか、更にはロット数やレシピの有無、パッケージや販促の有無などによっても費用が大幅に変わるため、金額の詳細に関しては各社に問い合わせが必要です。

ただし、既製品を活用したサービスでは、OEM企業のHPなどで相場観を確認できることも。また、試作品・サンプル作成にはサービスによって無料の範囲が異なり、回数や数量が多いと料金が発生するケースもあります。

アイデア次第で、個性を打ち出した新商品や販促物を実現できるお菓子OEM。安心・安全な環境で、プロの手によるオリジナルお菓子を作ってみてはいかがでしょうか。