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展示会施工会社12選。ブースデザインの費用やおすすめ業者は?

最終更新⽇:2025-03-28

展示会施工会社12選。ブースデザインの費用やおすすめ業者は?

展示会への出展を検討しており、来場者の目を引くブースの施工をはじめ、配布物・コンテンツの制作、出展申請手続きを任せたい企業の担当者へ。展示会施工会社に依頼できることや費用の目安とともに、おすすめの会社を紹介します。

展示会施工会社とは?

展示会施工会社とは、企業が商品・サービスを出展する展示会のブースデザイン、施工、設営を行う会社です。

より多くの来場者に自社のブースへ足を運んでもらうためには、ブースのデザインやレイアウトを工夫することが重要です。しかし、デザインに関する専門的な知見がないと、自社の商材を効果的にアプローチできる空間を作ることは難しいでしょう。

また、展示会へ出展するにあたり、会期当日までに準備することは多岐にわたります。たとえば、展示会主催事務局へ必要な書類を提出したり、社名板や展示台など、ブースの設営に必要な備品を手配したりする必要があります。これらの準備を通常業務と並行するのは負担が大きいものです。

展示会施工会社を利用すれば、自社の商材が引き立つブースのデザインを、プロのデザイナーに任せられます。あわせて、出展にあたって必要な事務手続きや、備品の手配、当日の設営、撤収も一気通貫で代行。中には展示会の終了後、来場者にコンタクトを取り、商談の創出をサポートしてくれる会社もあります。

展示会施工会社に依頼できること

各会社やプランによっても依頼できる範囲は異なりますが、展示会施工会社が提供するサービスをフェーズごとに紹介します。

展示会準備

<打ち合わせ>

打ち合わせでは次のような内容について提案します。

項目 内容
目的・目標の整理 認知向上・売上拡大、名刺獲得数・商談数など
スケジュール設定 会期当日までのスケジュール設定
ブースレイアウトの方向性を決定
  • 展示型(商材を展示台に陳列)
  • 体験型(商材にふれられるスペース)
  • 商談型(商談スペースをメイン)
ブース基本構造の決定
  • システムブース(コスト重視)
    →規格寸法の金属部材を組み合わせる
  • 木工ブース(デザイン重視)
    →木材加工によるオリジナル部材を使用
予算管理(備品の工夫)
  • 再利用可能な資材を活用した装飾
  • 紙パネルを廃止しデジタルサイネージを使用
  • 展示会後に社内などで活用できる備品を制作

<ブース設計・デザイン>

項目 内容
ブース内の動線設計
  • 来場者の動線を予測し、ブース内に足を運んでもらいやすい位置に入口を設置
  • 来場客が自然と出口に移れるような導線を設計
  • 商材の展示位置や、受付・商談スペースなどの位置を検討
デザイン設計 例:

  • コーポレートカラーの活用
  • ロゴや社名の大型看板を天井付近に配置
  • キャッチコピーの掲示
  • 商材に関連した大型オブジェ配置
  • 音や光による演出効果

<事前集客準備>

  • HP・プレスリリース作成
  • メルマガ配信
  • SNS発信

<配布物・コンテンツ制作>

  • ブース内で配布するチラシ、パンフレット、アンケート、ノベルティグッズの制作
  • ブース内で流す映像コンテンツの制作
  • 外国人来場者が想定される場合、外国語でのパンフレット、コンテンツ制作

<付随事務作業>

  • 事務局への出展申請手続き代行
  • 受付スタッフ、イベントコンパニオンなどの人材手配代行
  • 外国語対応のスタッフ手配代行

<ブース設営>

  • 決定したデザインに合わせてブースを施工
  • 展示台・受付台・タペストリー・モニターなどの備品設置
  • コンセント・分電盤などの電気設備配置、動作確認

展示会当日

  • 斡旋したスタッフの配置指示
  • 設備の不具合などのトラブル対応
  • 来場者への受付・接客対応、パンフレット配布
  • 展示会の模様をオンラインで中継

展示会後

  • 展示会終了後のブース撤収
  • 来場者から獲得した名刺を自社の顧客管理システムへ入力代行
  • 来場者へお礼メールを一斉配信
  • オペレーターが来場者へ架電し、商談のアポイントを獲得
  • 来場者数、名刺獲得数、商談数などのデータを分析。次回へ活かすためのアドバイス

展示会施工会社のタイプと選び方

展示会施工会社は、ブースの規模や対応するサポートの範囲によって、以下4つのタイプに分類できます。

(1)小規模なブース向け

1小間(ブースのサイズ単位・3m×3mが標準)からオーダー可能なタイプ。比較的リーズナブルな料金体系なので、コストを抑えつつブースの設計を依頼したい企業におすすめです。

「パケテン」は、オンラインのシステムを通じてブースの施工にかかる見積もりを取得できるサービスです。通常は施工会社が担当する見積もりの作成を依頼企業側で行う分、料金がリーズナブル。また、東名阪エリア内での開催であれば、料金が均一なのもポイントです。

1、2小間のブースを専門で手がける「1・2KOMA」は、アルミ素材の部材を組み合わせて手早くブースを施工し、規模によっては作業が一日で完了。展示会当日まで時間がない企業でも利用しやすいです。

(2)大規模なブース向け

大規模なブースの施工を中心に手がけているタイプ。このタイプは、更に以下2種類に分けられます。

2-1)装飾・デザインに強み

他社と差別化をはかれるデザインのブース設計を依頼したい場合に最適なタイプ。各社様々な趣向を凝らしたブースを手がけています。

「FUJIYA」は、まるで一つの建物として独立しているかのようなブースを多数手がけているのが特徴。たとえばブースを壁面で囲み、外側の壁に展示情報を掲示。続きの情報はブース内に展開して、来場者を自然に中へと誘導するような工夫を凝らしています。

「エヌショーケース」は、3DCADの操作に長けているデザイナーが在籍しており、実物と限りなく近いイメージの図面を作成可能。その後は、木工加工に精通した職人が複雑なデザインでも忠実に再現するため、特にデザインにこだわりのある企業にもおすすめです。

「リオエンターテイメントデザイン」の場合、ブースの背景はシンプルにまとめた事例が多いです。その分独創的なオブジェやライトアップした展示台を中心に配置し、対比で目立たせるアプローチを実施。メリハリのある空間を演出します。

そのほか「ビーツ」は、ITツールなど無形商材の効果的な訴求方法を熟知したブース作りが得意です。説明が難しい商材でもセールスポイントを的確に言語化し、看板やパネルに落とし込んでいきます。

2-2)出展前後の集客サポートに強み

出展前後の集客、営業活動も合わせてサポートしてくれるタイプ。展示会を通じて商談数や商材の成約数を伸ばしたい企業におすすめです。

「小西印刷所」は、事前集客活動の一環として、来場者の印象に残りやすいコンテンツやノベルティの展開に注力しています。一例として、AR(拡張現実)を用いたコンテンツ制作や、カプセルの中にノベルティを入れたガチャガチャの設置を依頼できます。

「展サポ」は、同社のオペレーターが依頼企業の代わりに来場者へフォローの電話を実施。経験豊富なオペレーターが来場者の本音を引き出し、商談の創出をサポートします。

(3)小規模〜大規模なブースに対応

1小間〜大規模なブースの施工まで幅広く対応しているタイプ。

たとえば「展示会ブース装飾」では、営業とデザイナーを兼務したスタッフが一貫してブースの施工に対応。間に別の担当者や協力会社が入らないため、出展者の要望をダイレクトに形にできます。更に、兼務で人件費を抑えている分、施工価格が比較的リーズナブルなのも嬉しいポイントです。

「レプラスデザイン」は、リユース資材を使ったブースの設計にこだわっています。一例として、ブースの装飾に使っている「エコシート」は、壁や什器に貼ってはがせます。使い回しができるので、複数の拠点で展示会を開く場合でもブースの復元がしやすいです。

展示会施工会社の費用目安

展示会施工会社の利用にあたって発生する費用の目安を、各タイプ別に紹介します。

【小規模なブース向け】

サービス名 小間サイズ 料金
パケテン 1小間(3m×3m) 15万5,000円~
(ベーシックプラン)
2小間(3m×6m) 26万円~
(ベーシックプラン)
1・2KOMA 1小間(3m×3m) 10万~40万円程度
2小間(3m×6m) 20万〜50万円程度

【大規模なブース向け・装飾・デザインに強み】

サービス名 小間サイズ 料金
FUJIYA 2小間(3m×6m) 150万円~
(システムブース・木工ブース共通)
6小間(6m×9m) 200万円~(システムブース)
350万円〜(木工ブース)
リオエンターテイメントデザイン 2小間(18㎡) 150万円〜
4小間(36㎡) 250万円〜
8小間以上(72㎡〜) 400万円〜

【大規模なブース向け・出展前後の集客サポートに強み】

サービス名 小間サイズ 料金
展サポ 規定なし
(必要な備品の組み合わせで料金が決定)
    • バックボード(大型パネル)
      115,000円
    • カタログスタンド
      18,000円
    • オリジナルデザインテーブルクロス
      29,000円
    • タペストリー(壁掛け装飾)
      19,000円
    • 社名板
      10,000円/㎡

合計:19万1,000円

【小規模〜大規模なブースに対応】

サービス名 小間サイズ 料金
キンコーズ 1小間(3m×3m) 80万円~
(システムブース)
100万円~
(木工ブース)
レプラスデザイン 1小間(3m×3m)
2小間(3m×6m)
80万〜120万円程度
3小間(3m×9m)
4小間(6m×6m)
120万〜180万円程度
展示会ブース装飾 1小間(3m×3m) 40万~55万円
(システムブース)
60万~85万円
(木工ブース)
2小間(3m×6m) 60万~90万円
(システムブース)
90万~140万円
(木工ブース)
4小間(6m×6m) 110万~180万円
(システムブース)
170万~270万円
(木工ブース)
5小間以上(6m×9m以上) 170万~300万円
(システムブース)
260万~450万円
(木工ブース)

おすすめの展示会施工会社(小規模なブース向け)

1小間〜比較的リーズナブルに展示会ブースの施工を依頼できる会社を紹介します。

パケテン(株式会社 博展)

パケテン公式Webサイト

(出所:パケテン公式Webサイト)

専用のオンラインシステムを通じて展示会ブース施工費用の見積もりが作れるサービス。
通常は施工会社が担当する見積もりの作成を依頼企業側で行う分、リーズナブルな料金設定に。また、東名阪エリアでの開催であれば均一料金で依頼できるのもポイントだ。
見積もり作成の際に選べるプランは3種類。たとえばベーシックプランは、照明、カタログスタンド、パイプ椅子など必要な備品を一通りレンタルできる。
備品を自社で持ち込む予定なら最安のシンプルプラン、ブースの壁面をオリジナルのデザインで装飾したい場合は、グラフィックプランがおすすめ。
そのほか、オプションでLEDライトパネルやディスプレイモニターなどのレンタルや、受付・チラシ配布人員の手配にも対応している。
年間2,000件以上のブース納品実績を誇る老舗の博展が運営しているため、施工、撤収体制も万全。

  • 料金:15万5,000円~(1小間・ベーシックプランの場合)

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1・2KOMA(株式会社東京展飾)

1・2KOMA公式Webサイト

(出所:1・2KOMA公式Webサイト)

1、2小間のブースの施工を専門で請け負う会社。小規模なブース施工に特化しているがゆえ、部材の管理の手間やスタッフ数が最小限に抑えられ、リーズナブルな価格での施工を実現。提案や施工がスピーディーなのも特徴で、見積もりは最短7日で提示。ブースは、アルミ素材の部材を組み合わせて手早く施工するため、規模によっては作業が一日で完了する。また、装飾中にレイアウトや配色を変更したくなった場合でも、簡単に調整できるなら無料で対応可能だ。会期3週間前の依頼も受け付けており、展示会当日まで時間がない企業でも利用しやすい。
HP上には、0.5小間からの設計事例を5,000件以上掲載。事例は予算や業種で絞り込んで検索できるので、依頼したいイメージに近いパターンが見つけやすい。
首都圏の展示会場と、一部大阪、名古屋の会場での施工実績あり。

  • 料金:10万~40万円程度(1小間の場合)

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おすすめの展示会施工会社(大規模向け・装飾・デザインに強み)

他社と差別化をはかれるデザインに強みを持つ展示会施工会社を紹介します。

FUJIYA(株式会社 フジヤ)

FUJIYA公式Webサイト

(出所:FUJIYA公式Webサイト)

一級建築士が所属しており、他社と差別化できるデザインに力を注ぐ展示会施工会社。まるで一つの建物として独立しているかのようなブースを多数手がけているのが特徴。
一例として、ブースを壁面で囲み、外側の壁には展示情報を掲載。続きの情報はブース内に展開して、来場者を自然に中へと誘導する工夫を凝らしている。ほかに、依頼企業の社名のロゴを大々的に天井付近へ吊るして視線誘導をはかるアプローチなども行う。
また、依頼企業の予算に合わせて施工プランを立てる柔軟さも魅力。たとえば、備品の一部を同社でレンタル可能なものに置き換えてコストを抑える提案をしてくれる。
全国13都市15拠点の展示会場での施工に対応しているほか、展示会の模様をライブ配信するサービスも提供。配信プラットフォームの選定や、オンライン上の来場者と双方向のコミュニケーションが取れるようウェビナーの設定などを行う。

  • 料金:150万円~(2小間・システムブース、木工ブースの場合)

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エヌショーケース(エヌショーケース株式会社)

エヌショーケース公式Webサイト

(出所:エヌショーケース公式Webサイト)

デザイナーと職人がタッグを組んで、依頼企業のこだわりを反映する展示会施工会社。3DCADの操作に長けているデザイナーが多数在籍しており、実物と限りなく近いイメージの図面を作成。ブースの雰囲気に合ったパンフレットや、HPのレイアウトも任せられる。その後は木工加工に精通した職人が、自社の製造設備を使って複雑なデザインでも忠実に再現する。
映像や音響設備、司会者の手配など、自社で完結できない分野は協力会社に依頼。専門性の高いプロフェッショナルが協業し、様々な角度から来場者満足につながるブースを作る体制が整っている。
全国の展示会場での施工に対応しており、東京ビッグサイト、幕張メッセなど大規模な会場での実績多数。企業が単独開催する展示会のトータルプロデュースも行っている。

  • 料金:要問い合わせ

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リオエンターテイメントデザイン(株式会社リオエンターテイメントデザイン)

リオエンターテイメントデザイン公式Webサイト

(出所:リオエンターテイメントデザイン公式Webサイト)

統一感があり、スタイリッシュなデザインのブースを数多く手がける展示会施工会社。ブースの背景は、白やグレーなど単色でシンプルにまとめる事例が多い。その分独創的なオブジェやライトアップした展示台を中心に配置し、対比で目立たせるアプローチを実施。メリハリのある空間演出が得意だ。
そのほか、ブースが会場の入場口から離れている場合は、ライトを明るめにして目立たせる対応なども臨機応変に行っている。依頼企業専属のクリエイターがアイデアからデザイン、完成まで見届けるため、自社のこだわりをとことん追求可能だ。東京ビックサイトや幕張メッセなど、様々な会場での施工実績あり。
当日も同社のスタッフが常駐しており、万が一装飾や備品のトラブルが起こった場合でも迅速に対処。初めての出展でも安心して任せられる。

  • 料金:150万円〜(2小間の場合)

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ビーツ(株式会社ビーツ)

ビーツ公式Webサイト

(出所:ビーツ公式Webサイト)

展示会の企画・デザイン・訴求コンテンツの制作をトータルサポートする展示会施工会社。特にITツールなど、無形商材の効果的な訴求方法を熟知していることが強み。説明が難しい商材でもセールスポイントを的確に言語化し、看板やパネルに落とし込んでいく。
来場者から見える位置にデモ機を配置するなど、デモンストレーションの導線を確保することも重視している。日本各地で開催される展示会への出展実績あり。
また、一定期間内に複数カ所の展示会に出展する予定の企業にも対応。すべての会場の出展スペースを下見し、どの会場でも見やすいブースになるようデザインを設計していく。デザイン以外に、展示会とSNSを連動させたキャンペーンや、ノベルティの準備など、集客につながるアプローチを一気通貫で任せられるのも心強い。

  • 料金:要問い合わせ

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ビークス(株式会社 ビークス)

ビークス公式Webサイト

(出所:ビークス公式Webサイト)

訴求する商材の特徴を活かした空間デザインが得意な展示会施工会社。展示会を「点」として捉えるのではなく、年間を通じた計画のもとで、共通のメッセージやイメージを訴求し続けることで、選ばれる企業・製品となるための「ブランド力」を着実に育てていく。
また、依頼企業が扱う商材のブランドイメージを広めるため、ブース以外のプロデュースも積極的に実施。具体的には商材訴求を目的としたHP、カタログ、販促物などをセットで手がけ、来場者に共通のイメージを持ってもらえるようデザインする。MCやパフォーマーなど展示会当日を盛り上げる人材の手配もでき、他社のブースとの差別化をはかれる。
全国各地はもちろん、海外での出展サポートにも対応している。
そのほか、オンラインで開催する展示会のプロデュースも実施。オンライン上でアンケートや資料請求ができる仕組みの実装も依頼可能だ。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめの展示会施工会社(大規模向け・出展前後の集客に強み)

出展前後の集客、営業活動も合わせてサポートする展示会施工会社を紹介します。

展サポ(関西ビジネスインフォメーション株式会社)

展サポ公式Webサイト

(出所:展サポ公式Webサイト)

展示会を名刺交換だけで終わらせず、商材の成約につなげるためのフォローに注力している会社。
展示会当日に獲得した名刺情報は、すぐに同社のスタッフが顧客管理システムへ入力。来場者へのお礼メールの配信も任せられる。あわせて、来場者の熱が冷めないうちに同社のオペレーターがフォローの電話を開始。経験豊富なオペレーターたちが、来場者の本音を引き出す。テレアポした結果、反応が良ければ商談をセッティング。断られた場合でも理由を共有し、次回のアプローチにつなげるためのポイントをアドバイスする。
料金は、社名板やカタログスタンドなどの備品の発注数に応じて決まるため、必要なものに絞ってコストをかけられる。
東京、大阪などの展示会での出展支援実績あり。同社のスケジュールの都合によって、ブースの設営や撤去を依頼できない可能性がある点には留意したい。

  • 料金:要問い合わせ(参考価格:19万1,000円)

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小西印刷所(株式会社小西印刷所)

小西印刷所公式Webサイト

(出所:小西印刷所公式Webサイト)

商談の機会創出につながる展示会の施工、運営に力を入れている会社。展示会前は、展示会の告知を目的にしたHPの制作やメルマガの配信、チラシの制作などを任せられる。来場者の集客を促すコンテンツ制作や、ノベルティの展開にも注力。一例として、AR(拡張現実)を用いたコンテンツ制作や、カプセルの中にノベルティを入れたガチャガチャの設置も依頼可能だ。
展示会後は、依頼企業が獲得した名刺を速やかにデータ化。あわせて商談のセッティングにつながるようなフォローメールを来場者へ配信し、アポイントの獲得に貢献する。ほかにもMAツールを使った来場者のデータ分析も依頼でき、より多くの顧客を獲得し、売上アップをはかる体制を整えられる。
東京・愛知・大阪をはじめ全国の展示会会場での支援に対応。

  • 料金:要問い合わせ

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おすすめの展示会施工会社(小規模〜大規模なブースに対応)

最後に、小規模〜大規模な展示会ブースの施工に対応している会社を紹介します。

キンコーズ(キンコーズ・ジャパン株式会社)

キンコーズ公式Webサイト

(出所:キンコーズ公式Webサイト)

予算に応じて2種類のブースタイプを用意している展示会施工会社。コストを抑えたい場合は、規格が決まった部材を組み合わせて作る「システムパネルブース」がおすすめ。準備時間が短く済み、撤収も比較的簡単に行える。他社と差別化をはかれるブースに仕上げたい場合は「木工ブース」が最適。木材を自由な形に加工して空間を演出でき、依頼企業のこだわりを反映したブースが作れる。ほかにも医薬関連企業向けに、学会出展時に必要な備品をパッケージにしたプランも提供している。
また、専用のQRコードを読み取り、チラシのデータにアクセスする仕組みを備えた電子版チラシの作成を依頼可能。当日ブースに設置したQRコードを来場者に読み取ってもらう運用が実現し、紙のチラシの制作コストを削減できる。

  • 料金:80万円~(1小間・システムブースの場合)

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レプラスデザイン(レプラスデザイン株式会社)

レプラスデザイン公式Webサイト

(出所:レプラスデザイン公式Webサイト)

リユース資材を使ったブースの設計にこだわり、コスト削減と環境配慮を実現する展示会施工会社。同社オリジナルのリユース資材で、ブースの装飾に使っている「エコシート」は、壁や什器に貼ってはがせる仕様に。シートは使い回しができるため、複数の拠点で連続して展示会を開く場合でもブースの復元がしやすい。また、再利用したい資材は、展示会終了後に同社の倉庫で保管してもらうこともできる。
打ち合わせの段階では、多様なブースの提案経験がある営業担当とデザイナーがタッグを組み、依頼企業の要望を反映したデザインを提案。ブースの施工、撤収にも社員が同行し、時間内に作業が完了するよう徹底している。
首都圏以外にも大阪、名古屋に拠点があり、全国の展示会に対応。

  • 料金:80万〜120万円程度(1小間・2小間の場合)

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展示会ブース装飾(株式会社展示会ブース装飾)

展示会ブース装飾公式Webサイト

(出所:展示会ブース装飾公式Webサイト)

出展内容が来場者に一目で伝わるブース作りに注力する展示会施工会社。特に注力しているのは、看板。たとえば、商材の特徴がひと言でわかるキャッチコピーを配置した看板や、文字の大きさにメリハリを付けた看板を作り、来場者の目を引くアプローチを行う。
依頼の際は、出展目的や訴求したい商材について詳しくヒアリング。ヒアリング内容をもとに、看板や装飾に使うキーワードやキャッチコピーを作り込んでいく。営業とデザインを兼務したスタッフがブース作りを一貫して対応。間に別の担当者や協力会社が入らないため、出展者の要望をダイレクトに形にできる。更に、兼務で人件費を抑えている分、施工価格が比較的リーズナブルなのも嬉しい。
ブースのサイズは、1小間から5小間以上にも対応。首都圏をはじめ、地方都市で開催される展示会のブース施工も依頼できる。

  • 料金:40万~55万円(1小間・システムブースの場合)

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まとめ

自社の展示ブースに多くの人に立ち寄ってもらうには、来場者の動線を意識したレイアウトや、目を引くデザインをあしらったブース作りが重要です。しかし、自社に専属のデザイナーや施工担当者がいない限り、集客に効果的なブースを作るのは難しいものです。

展示会施工会社に依頼をすれば、自社の要望を形にしたブースを施工してもらえます。あわせて、当日配布するパンフレットの制作や、来場者を受付する人員の手配、出展にあたる事務手続きも一気通貫で任せられます。

展示会施工会社は、施工するブースの規模に応じて、大きく3つのタイプに分けられます。中には、オンラインで簡単に見積もりを作れるサービスや、出展前後の集客、営業活動をサポートしてくれる会社も。

また、各社を利用することでかかる費用の目安もまとめていますので、ぜひ参考にしながら自社に最適な展示会施工会社を選んでみてください。