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面接代行サービス比較10選。メリットや料金、タイプ別選び方

最終更新⽇:2024-08-19

面接代行サービス比較10選。メリットや料金、タイプ別選び方

採用面接に関する業務をアウトソーシングすることで、業務負担を軽減したい人事・採用担当の方へ。面接代行サービスの内容やメリット、料金例、タイプ別の選び方とともに、おすすめの面接代行サービスを紹介します。

面接代行サービスとは?

面接代行サービスとは、企業の人事担当者に代わって外部の面接担当者が対面・オンラインでの採用面接を行うサービスのことです。

面接代行は、採用アウトソーシング(RPO)の一部であり、採用業務の中でも「面接選考」業務に特化しています。面接の負担を軽減するのはもちろん、面接官の専門知識や経験を活用できるのがメリットです。

面接代行サービスの面談内容

面接代行サービスを利用する場合、事前のヒアリングや打ち合わせをもとに質問事項や選考基準を決めていきます。

たとえば、「Job適-面接代行」は、約2時間半かけて「採用する職務」や「重要視する能力」などをヒアリングします。「Interview(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)」のように、「模擬面接対応」で実際の面接内容をチェックできるサービスもあります。

面接代行サービス依頼時の注意点

採用面接のアウトソーシングには、「応募者に自社の魅力を伝えきれない」「具体的な業務内容を説明できない」といったリスクも。これらのリスク解消のためには、「代行会社が綿密なヒアリングや打ち合わせにしっかりとリソースをかけてくれるか」が重要です。

加えて、「自社の業界についての知識を持っているか」や、厚生労働省の定める「公正な採用選考」を実施するためのトレーニングが施されているかについても、注意を払う必要があるでしょう。

面接代行サービスのメリット

面接代行サービスを利用する主なメリットは、「業務効率化」と「面接品質の向上」の2つに大別できます。

たとえば、大量採用のタイミングで代行サービスを利用することで、書類選考や一次面接のスクリーニングを効率化し、人事担当者の負担を軽減できます。

また、人事・面接のプロフェッショナルに代行を依頼すれば、応募者のスキルの見極めや、内定承諾率の向上といった効果も期待できます。「RPO(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)」のように、テクノロジー領域のエンジニアのような専門性の高い人材のスキル見極めに強みを持つ代行サービスもあります。

更に、人事担当者向けの面接トレーニングや、採用計画の改善提案によって、採用業務の品質向上・クライアントの自走化を目指す「採用アウトソーシング(株式会社人材研究所)」のようなサービスもあります。

面接代行サービスに依頼できること

面接代行サービスに依頼できる業務には、主に次のような内容が挙げられます。

面接日程の調整 応募者や仲介のエージェントと面接日程の調整。面接代行サービスの利用により人的リソースが増え、応募者との日程調整が容易になります。
面接の実施 企業の代わりに応募者との面接を実施します。プロの面接官が代行するので、事前にヒアリングした採用基準をもとに応募者の経験や人間性などを引き出せます。また、応募者のスキルを推し量るため、専門知識を持つ面接官をアサインできるサービスも。
評価レポートの作成 応募者の性格や経験、経歴をヒアリングした内容をレポートにまとめます。適正や能力を5段階評価で見える化するサービスもあります。
スクリーニング 面接の合否を判定し、結果を採用担当者に共有します。応募書類をもとにした一次スクリーニングに対応するサービスも。
応募者・エージェントへの
合否連絡
各選考過程の合否管理をし、応募者や仲介するエージェントに面接の合否連絡をします。

また、サービスの中には面接代行だけでなく、採用計画から入社後対応まで、採用活動全般を代行できるサービスもあります。これらの業務をアウトソーシングすることで、採用担当は採用戦略の計画や要員計画といった企画業務や応募者の選考に注力できるようになります。

面接代行サービスの料金の例

面接代行サービスの料金相場は、代行する領域や面接方法、サービス提供企業によって異なります。事前に企業の課題をヒアリングしたうえで、オーダーメイドのプランを提案しているサービスも多いです。

たとえば、「RPO(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)」や「採用代行(RPO)・採用アウトソーシング(株式会社ONE)」のように、採用業務全般を代行するサービスは、月額20万~40万円が相場です。

また、面接代行に特化したサービスは、時間や面接人数に応じた料金プランとなっています。たとえば、「採用面接代行(株式会社リーガルブライト)」は30分あたり6,000円 + 出張費用15,000円(面接会場が東京都以外の場合)といった料金プランです。

面接代行サービスのタイプと選び方

面接代行サービスは対応する業務範囲により、主に3タイプに分けられます。ここでは面接代行サービスのタイプ別の特徴や選び方についてご紹介します。

(1)採用業務の代行に対応したタイプ

採用計画・採用戦略や募集活動、応募受付・書類選考、面接選考、入社前後対応など、面接以外の採用業務も代行できるタイプです。代行できる業務範囲はサービスによって異なります。

たとえば、「RPO(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)」では、企画業務からルーティン業務まで幅広い領域の支援が可能。採用広報も請け負うことができます。

「採用代行(株式会社ネオキャリア)」では、内定意思の確認や入社書類の準備など内定者に対するフォローにも対応。きめ細かなフォロー体制によって入社動機を高めてもらうことで、内定辞退の防止といった効果が見込めます。更に、「採用代行・アウトソーシング(株式会社トライアンフ)」では、内定者・新人研修まで一任できます。

(2)面接代行に特化したタイプ

面接に関連する業務の代行に特化したタイプです。面接業務代行による負荷軽減はもちろん、質の高い面接を行うことで、内定承諾率向上や適切な人材選定といった効果が期待できます。

たとえば、「Interview(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)」では、個々の応募者を惹きつけるように最適化された面接を実施。実際の面接対応を確認するための「模擬面接対応」を提供しています。

また、「採用面接代行(株式会社リーガルブライト)」のように、自社の採用担当のレベルアップにつながるようなトレーニングを提供するサービスも。

いずれのサービスも面接後に評価シートを作成するため、採用担当者が同席しなくても、応募者の人物像やポジションにマッチしているかを確認できます。

(3)オンライン面接代行に特化したタイプ

オンライン面接に特化したタイプなら、「面接の映像データを後でチェックしたい」、「大量採用における一次面接をオンライン化したい」、といったニーズに応えられます。

また、オンライン面接であれば面接会場までの移動や会場のセッティングなどが不要になるため、応募者との日程調整がしやすくなるうえ、コストを抑えられるというメリットも。たとえば「FaceView」は、中途・アルバイト・パート採用に特化したオンライン面接代行サービスで、エリア・店舗ごとの採用基準の均一化や採用単価のコストカットといった課題に応えられます。

おすすめの面接代行サービス(採用業務の代行)

面接以外の採用業務も代行できるおすすめのサービスをご紹介します。

RPO(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)

RPO公式Webサイト

(出所:RPO公式Webサイト)

月額20万円から、予算と課題に応じてカスタマイズしたサービスを提供する採用代行サービス。採用活動における戦略立案から日時調整や面接などの実業務の代行まで、一気通貫での支援に対応する。
面接代行を含むプランでは、事前の模擬面接などのすり合わせを重視。更に、独自の業界リサーチで業界専門用語や市場におけるクライアントのポジションについても徹底的にインプットを行う。
上場企業からスタートアップ企業まで、様々な規模の企業への支援実績を持ち、契約継続率は90%以上。テクノロジー領域専門のコンサルタントがいるため、エンジニア、データサイエンティスト、デジタルマーケターといった専門職種の採用代行に強みを持ち、大手リサーチ会社、ITベンダー、ネット広告代理店、SIerなどITやデジタルマーケティング領域の企業から評価を得ている。

  • 料金:月額20万円~ ※詳細は要問い合わせ

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採用代行(株式会社ネオキャリア)

採用代行(株式会社ネオキャリア)公式Webサイト

(出所:採用代行公式Webサイト)

年間採用支援実績10,000社以上。採用計画・戦略の立案から内定後のフォローまで支援する、採用代行のプロ集団。
「応募受付対応サービス」や「ダイレクトリクルーティング代行サービス」「入社手続き代行サービス」などのように、採用業務のフェーズで課題となっている箇所を探し出したうえで、解決するためのサービスをカスタマイズし、提供している。
国内に5拠点、稼働可能席数が700席以上と十分なキャパシティーがあるため、多数の案件を代行可能。拠点が分散していることで災害時の対応に強く、複数拠点間での案件シェアもできる。
近年、リモートワークでオペレーターを雇う企業も多い中、同社は一定のセキュリティ基準をクリアしたセンターにて、熟練度の高いオペレーターが対応。独自の教育制度によって品質の向上に努めている。

  • 料金:要問い合わせ

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採用代行・アウトソーシング(株式会社トライアンフ)

採用アウトソーシング公式Webサイト

(出所:採用代行・アウトソーシング公式Webサイト)

メーカー、サービス業、金融、公社・官庁など幅広い業種での支援実績800社、契約リピート率90%以上という実績を持つ、採用代行サービス。
採用計画の立案から採用活動終了後のフォローまでワンストップで支援。新卒・中途採用の双方に対応している。
サービスは、採用担当を社内の採用チームに派遣する「常駐型」と、遠隔で採用業務を支援する「リモート型」の2タイプ。スタッフが企業の人事担当として働く「常駐型」では、面接や内定交渉だけでなく、煩雑な社内調整にも対応可能。「リモート型」は「常駐型」よりも比較的安価で、柔軟にリソース調整ができる点が強み。
採用面接は、事前にすり合わせをしたうえで選考基準に沿って実施。更に、面接のファシリテーション、選考評価、面接官へのフィードバックも行うなど、様々な代行業務に柔軟に対応できる。

  • 料金:要問い合わせ

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採用アウトソーシング(株式会社人材研究所)

採用アウトソーシング公式Webサイト 株式会社人材研究所

(出所:採用アウトソーシング公式Webサイト)

企業の一時的な外部採用チームとして、採用業務全般を代行するサービス。
実務経験豊富な「採用のプロ」である同社スタッフに、採用プロジェクトのマネジメント、説明会・面接代行、リクルーター活動の代行、内定者研修などをアウトソーシングできる。
初めにヒアリングを行い、採用課題を特定したうえで採用戦略を設計。その後、応募対応、説明会の企画、書類選考、面接対応、応募者や人材紹介会社とのコミュニケーションといった一連の採用業務を代行する。
また、選考状況の報告や採用プロセスの改善提案といったプロジェクト管理業務も代行可能。採用担当者への面接のトレーニングも提供しており、クライアントの自走を最終ゴールとしている。

  • 料金:要問い合わせ

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採用代行(株式会社アールナイン)

採用代行公式Webサイト

(出所:採用代行公式Webサイト)

1カ月単位で契約できるサブスク型の採用代行サービス。2009年の創業以来、採用代行領域のパイオニアとして、延べ700社以上の採用支援実績を持つ。
採用経験豊富なプランナーのノウハウやメソッドをもとに、採用業務に必要な調査・戦略立てから伴走することで、企業の採用成功をサポート。
人材領域に精通した約1,500名の中からアサインされた採用のエキスパートが対候補者業務を行うことで、候補者体験が向上し、歩留まりの改善が期待できる。
たとえば、専任の人事担当が不在で採用にリソースを割けない状況の企業に、カジュアル面談での魅力付けといった施策代行を行うことで、新卒2名の採用目標を達成した事例も。
ベンチャー中小企業向けの「人事ライト」、年間採用人数10名以上の企業向けの「人事アドバンス(新卒)」「人事アドバンス(中途)」の3プランを用意。

  • 料金:月額40万円、初期費用50,000円(人事ライトの場合)

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採用代行(RPO)・採用アウトソーシング(株式会社ONE)

採用代行(RPO)・採用アウトソーシング公式Webサイト

(出所:採用代行(RPO)・採用アウトソーシング公式Webサイト)

企業の人材採用において、16,000社以上のサポート実績を持つ採用代行サービス。
求人広告業界や採用コンサルタント、企業人事出身などのスタッフで構成され、多種多様な業種・職種のサポートが可能。求人広告代理店、Web制作会社、Indeed代理店などと協業し、最適な提案を行う。
中途採用、新卒採用、アルバイト・パート採用と、雇用形態や採用形態に限らず利用可能。オーダーメイド型のため、採用業務に関わるバックオフィス業務をまるごと任せることも、必要な業務のみ選択して依頼することも可能。
採用計画から採用媒体の提案、応募者対応、内定・入社に伴うフォローのほか、採用サイトやブログの運営、Indeedの運用代行、面接・説明会会場の手配などといった業務の代行などにも対応。

  • 料金:月額18万円〜+求人広告掲載料金(新卒採用パッケージの場合)

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おすすめの面接代行サービス(面接に特化)

面接に特化したおすすめの面接代行サービスをご紹介します。

Interview(株式会社プロジェクトHRソリューションズ)

Interview公式Webサイト

(出所:Interview公式Webサイト)

新卒・中途・専門職種・アルバイトの採用に対応する、プロのリクルーターによる面接代行サービス。
独自のリサーチにより、採用企業の市場や業務を深く理解したうえで採用面接を代行。クライアントが納得できるまで面接選考前に複数回模擬面接を実施することで、質問内容や候補者を見極めるポイントなどを事前に精査できる。
機械的ではない、個々の候補者に最適化された面接を行うため、候補者の意欲醸成も期待できる。
面接後は候補者アンケートの実施・回収および、選考フローの最適化・候補者へのクロージング支援(電話や対面による面談実施)まで対応することで、内定承諾率向上に貢献する。

  • 料金:要問い合わせ

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採用面接代行(株式会社リーガルブライト)

採用面接代行公式Webサイト

(出所:採用面接代行公式Webサイト)

一般企業から官公庁まで様々な業種での支援実績を持つ、対面とオンラインの両方に対応した採用面接代行サービス。
採用担当者の代わりとなる面接官を派遣し、面接後の応募者の評価までを担当。
履歴書やエントリーシートのスクリーニング、採用HP・パンフレットの制作など、面接以外の採用業務の支援もでき、人手が足りない繁忙期にスポットで人事全般の業務支援を依頼可能。
更に、採用担当や面接官の面接スキル向上のためのトレーニングや、採用に関するコンサルティングなども行っている。

  • 料金:6,000円/30分+日当15,000円(東京都以外に面接官を派遣した場合)

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おすすめの面接代行サービス(オンライン面接に特化)

オンライン面接に特化した面接代行サービスをご紹介します。

Job適-面接代行(株式会社ジィ・ディー・エル)

Job適-面接代行公式Webサイト

(出所:Job適-面接代行公式Webサイト)

GDL公認アセッサー(評価者)がZoomでオンライン面接を代行するサービス。面接前にアセッサーが採用担当者から約2時間半かけて「採用する職務」や「重要視する能力」などをヒアリングするので、応募者が職務にマッチしているのか、十分な能力・経験があるかを的確に評価可能。
採用面接後に納品される応募者ごとのアセスメントレポートには、応募者が職務に適合しているか否かに加えて、「主体性」「達成志向」「決断力」「ストレス対応・自己管理」といった項目の5段階評価が記載されており、面接対象者の能力がわかりやすく可視化されるため、新卒や中途採用だけでなく、「管理職や役員の登用の判断」などの社内人事にも活用できる。

  • 料金:18万円/面接者(「Job適-面接代行」基本プラン、基本料金)

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Faceview(株式会社エスプールリンク)

Faceview公式Webサイト

(出所:Faceview公式Webサイト)

中途・アルバイト・パートの採用に特化したWeb面接代行サービス。専門のオペレーターが応募者との日程調整からWeb面接の実施までを代行。スケジュールや場所を確保する必要もなく、空き時間に面接録画データとレポートをチェックするだけで採用可否を判断できるようになるため、機会損失の回避や応募から合否までのリードタイム短縮につながる。
また、面接担当者によってムラのある採用基準や応募者への応対も社内統一が進むことで、適正な採用活動を実現。
要望に応じて、採否連絡や入社日調整などの対応も追加できるなど、企業に応じてオーダーメイドで代行業務を設計することで、自社の採用フローに沿った運用ができるのもポイント。

  • 料金:要問い合わせ

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まとめ

面接代行サービスとは、採用業務の中でも負荷の大きい工程である採用面接を、外部の専門家に代行してもらうサービスのことです。

面接代行サービスを利用することで、日程調整や面接自体にかかる時間や手間が削減できるので、ほかの採用業務に注力できるように。面接日程が早まることで合否連絡をより早く受け取れるという、応募者にとってのメリットもあります。

また、面接のプロに代行を依頼することで、「応募者のスキルの見極め」「最終面接の辞退率低下」といった効果も期待できるでしょう。
面接代行サービスは、対応する業務範囲によって3つに分類できます。

(1)採用業務の代行に対応したタイプ
(2)面接代行に特化したタイプ
(3)オンライン面接代行に特化したタイプ

今、採用業務で抱えている課題を考慮したうえで、自社にマッチしたサービスを選定しましょう。