VR動画制作会社14選。費用相場やタイプ別の選び方を紹介
最終更新⽇:2024-10-08
撮影した映像やCG技術を用いて仮想空間を表現するVR動画で、自社製品・サービスのプロモーションを行いたい方へ。VR動画制作会社に依頼できる内容や会社の選び方、費用相場とともに、おすすめの制作会社を紹介します。
目次
VR動画制作会社とは?
VR動画制作会社とは、仮想空間を体験できるコンテンツを制作する会社です。360度カメラで撮影した写真・映像や「3DCG」(3次元の仮想空間に立体的なグラフィックを描く手法)などの技術を組み合わせ、仮想空間を表現します。
VR動画を活用するメリット
VR動画を活用するメリットは、臨場感のある体験を提供できることです。たとえば360度カメラを使った動画であれば、現実と同じように周囲を見渡せるため、ユーザーに通常の動画よりもインパクトを与えられるでしょう。更に、動画をVRゴーグルと連携すれば、より深い没入感を味わってもらえます。
VR動画は、近年様々なシーンで利用されています。新たな顧客層に製品・サービスの魅力を届けられたり、社内の教育研修の充実につなげたりできるなど、注目が集まっています。
VR動画の活用シーン
VR動画の主な活用シーンを紹介します。
製品・観光プロモーション
テキストや画像、動画よりもユーザーに臨場感を与えられるため、製品や観光地のプロモーションにも役立ちます。SNSなどの発信ツールと連携すれば、効果を更に高められるでしょう。最近は業界・業種問わず、VR動画を活用したプロモーションが増えてきています。
VRモデルルームの展開
住戸のモデルルームを360度カメラで撮影し、VR化。現地に足を運ばなくても、Web上で室内の雰囲気を確認できます。家具の配置や内装のデザインを変更した場合のシミュレーションも自由自在。ハウスメーカーや不動産会社での活用が進んでいます。
教育研修
社内の従業員の教育研修の手段としても活用されています。たとえば、実務に取り組む前にVR上で仕事の手順を学べたり、あえて作業中の事故を体験したりすることで、安全行動を促すような研修が行えます。製造業、飲食業など幅広い業界で取り入れられています。
上記で挙げたシーン以外にも、展示会や地域のイベント、工場見学など、VR動画は様々なシーンで利用されています。
VR動画を作成・配信するには専門的な知識やノウハウが必要なので、自社での内製化は難しいもの。そこでVR動画制作会社に依頼すれば、導入企業のニーズを踏まえたコンテンツの企画・制作が実現します。また、コンテンツができあがった後の運用面もサポート。たとえば、効果的な配信方法の提案を受けることや、配信に最適なシステム開発の依頼も可能です。
VR動画制作会社に依頼できること
VR動画制作会社に依頼できる一般的な内容をまとめました。会社によって対応範囲が変わってくるので、導入の際は事前に依頼可能な業務を確認してください。
1.企画立案
まずは、コンテンツの制作目的や訴求したいターゲットをヒアリング。専門的知見やノウハウに基づき、VR動画ならではの強みを活かしたコンテンツ提案を受けられます。企画段階でKPIの策定を実施するところも。
2.撮影・制作
企画が固まったら、内容に応じた撮影方法や制作手段で動画を作ります。主に、以下3つの手法を用いたVR動画制作を行っている会社が多いです。
360度撮影
専用のカメラを使い、空間内を360度撮影する手法。ユーザーは、画面上で視点を変えたり場所を移動したり、まるでその場にいるような感覚で動画を視聴できます。空間に配置された商品や設備も確認できるので、主にVRモデルルームやバーチャル展示会で活用されています。
ドローン空撮
VR動画に利用する上空の映像をドローンで撮影する手法。空から見下ろすような映像により、ダイナミックなスケール感を表現。ユーザーに非日常を味わってもらえます。たとえば観光プロモーションで利用すれば、地域の魅力を差別化して訴求できるでしょう。
3DCG制作
3DCG技術により、仮想空間を創り出す手法。写真では収められない角度で施設のフロアを立体的に再現したり、写真のようなクオリティで物体の質感を再現したりする映像を生み出せます。VRモデルルームや製品プロモーションなどで幅広く活用できます。
3.編集
専門的知見を持つ、経験豊富なスタッフが動画を編集。映像に合ったBGMやテロップを挿入したり、不要な間をカットしたりすることで、メリハリの効いたコンテンツに仕上げます。
4.運用
制作したコンテンツの運用サポートも任せられます。具体的には、配信に最適なプラットフォームの提案、利用シーンに応じた機器の選定・手配などを実施。自社で配信プラットフォームを用意している会社や、VR動画を公開するHPの制作、Webマーケティング支援などを引き受けてくれる会社もあります。
また、VRを使ったイベントを実施する際に、前日の運営テストやマニュアル作成まで任せられる会社も。特に、運用面においては各会社でサービス内容が異なるので「どこまで依頼できるか」を必ず確認しておきましょう。
VR動画制作会社のタイプや選び方
VR動画制作会社のタイプは、以下5つに分類されます。各タイプの特徴と選び方を見ていきましょう。
1.大規模なイベントにも対応するタイプ
バーチャル展示会のような大規模なイベントや、大掛かりな準備が必要になるVRコンテンツ制作に対応。経験豊富なプロが、あらゆる機材を駆使して企業のニーズに応えます。自治体や大手企業とタッグを組んだ事例も豊富です。
たとえば「ぐるりVR」では、360度カメラを使用したVR動画を提案。特許を取得した独自の技術を活かし、スポーツの試合や地域のイベントを生配信することもできます。「ミライヒ」は、動画の編集方法にこだわりが。見やすくテロップを入れたり、キャラクターを登場させたりと、ユーザーを飽きさせない工夫を施します。
2.コンテンツの運用サポートが充実したタイプ
VR動画の制作はもちろん、企画立案から目標設定、制作後の運用サポートも充実しているタイプ。「VRを起点にしたマーケティング全般に関する提案が欲しい」という企業にもおすすめです。
「セカンド・サイド」は、利用目的やターゲットなどを考慮した上で最適な企画書を作成。利用するVR機器の保守や、マニュアル作成、コンテンツの情報更新にも対応。運用開始後のサポートが手厚いのも魅力です。「キシブル」は、「Unreal Engine」や「Unity」などのゲームエンジンをベースしたVRシステム開発を依頼できます。予算に合わせた制作工程の提案や、Webマーケティング支援も可能です。
「monoVR」は、オンラインゲーム開発で培ってきたシステム開発のノウハウと豊富な開発リソースが強み。 VRコンサルタントが企画段階から支援し、必要に応じて仕様書の作成やフィードバックへの対応、開発中のコンテンツレビューなども行ってくれます。また、Meta Quest、PICO、VIVE、SteamVRなど主要なVRヘッドセットに対応しているため、様々なデバイスでVRコンテンツを展開したい企業にもおすすめです。
3.コンテンツ制作に特化したタイプ
VR動画・コンテンツの制作に特化したタイプ。作りたい動画のイメージがある程度定まっている場合や、ハイクオリティかつ効率的にコンテンツの制作を依頼したい場合におすすめです。
「動画のワールド」の場合、VR動画をスマホ表示にすることや、オフライン環境で利用できるようにするなど、要望に応じた設計を依頼できます。「シネマレイ」は、VRゴーグルを使用したコンテンツの制作実績が豊富。社内向けの安全教育研修資料や、商品の使用感をバーチャル空間で試せるショールームなどを手がけています。
4.空間再現に特化したタイプ
空間の再現をベースにしたVR動画の制作に特化したタイプ。このタイプは、大きく2種類に分けられます。
4-1)バーチャルツアー向け
ショールームや店舗をVR化して、バーチャルツアーを提供したい企業におすすめのタイプ。
「360°バーチャルツアー(株式会社ピース)」は、4Kの高画質画像で施設内部を忠実に再現。ユーザーは、空間を360度見渡せて自由に移動できます。また、注目のポイントにはピンを立てて、URLや画像を埋め込むようなアレンジも可能。VRショールームの設置を検討する際に有効です。
「Leoline」は、VR動画をビデオチャットツール「Zoom」と組み合わせて利用できるのが特徴。ユーザーと会話しながらVR画面を操作できるので、オンライン上でのスムーズな空間案内が実現します。
4-2)モデルルーム再現に特化
分譲マンションや一戸建てのモデルルームをVR化したコンテンツ作成に特化したタイプ。要望に合わせて、家具の配置や内装を自在にアレンジ可能。実際のモデルルームになかなか来場できないユーザーを取り込む手段として活用できます。
「LIT design」の場合、3DCG技術の活用により、写真さながらのクオリティで内装や家具の風合いを表現。再現度を活かしたラグジュアリー感あふれるプロモーション動画の制作も依頼できます。
5.VR動画プラットフォームも提供するタイプ
VR動画の作成だけでなく、配信プラットフォームも併せて提供しているタイプ。配信環境の整備を任せたい場合や、プラットフォームを活用しての拡散、収益化を見込みたい企業に適しています。
「VR PARTNERS」では、自社独自の配信プラットフォーム「360Channel」を用意。動画をより多くのユーザーに届けたい場合に重宝します。
「VRコンテンツ制作(株式会社パソナ日本総務部)」は、制作サービスのほか、自社で簡単にVRコンテンツを作成・公開できるプラットフォームを展開しています。ペイントソフトを扱う感覚でCGを作成、配置できるので、VRコンテンツの作成を内製化したい企業にも最適です。
VR動画制作会社の費用相場
VR動画制作会社の費用相場は、映像撮影の日数やCG制作の内容によっても異なるため、見積もりが必須です。
一例として、料金を公開しているサービスの参考価格を紹介しますので、目安としてください。
「360°バーチャルツアー(株式会社ピース)」の3DVRコンテンツ作成費用は 15万円/日(撮影・編集費込み)です。オプションで、タグを30個追加するごとに50,000円の費用がかかります(タグ10個分は無償提供)。遠方撮影の際の交通費は別途必要となり、月々の分割支払いも可能です。
「VRコンテンツ制作(株式会社パソナ日本総務部)」では、WebVRコンテンツ(CGVR)は 50万円〜、WebVRコンテンツ(実写VR)は 20万円〜、専用アプリコンテンツは 50万円〜となっています。
「LIT design」は不動産・マンション・住宅のインテリアVRに特化しており、フォトリアル3DCGパノラマVRの 制作費用は30万円~です。
また、「動画のワールド」では、動画撮影半日1カメ(拘束時間代別)80,000円~、動画編集1時間(書き出し料金別途)10,000円~というように、依頼項目ごとの料金を提示。4K動画撮影用機材費(50,000円)のほか、特殊撮影としてスタビライザー(15,000円)、空撮・ドローン(50,000円~)など細かく目安が提示されているので、問い合わせ前に予算感を掴みやすいでしょう。
おすすめのVR動画制作会社(大規模なイベントにも対応するタイプ)
大規模なイベントにも対応するVR動画制作会社を紹介します。
ぐるりVR(株式会社ユニモト)
(出所:ぐるりVR公式Webサイト)
360度カメラを使ったVR動画の制作に特化した会社。2011年からVR動画制作を手掛ける。経験豊富なスタッフが撮影した映像と、特許を取得したVR技術を組み合わせたコンテンツの配信が強み。制作だけではなく、コンテンツの活用方法も同時に提案。たとえば、VR動画を自社開発したシステムに組み込み、ユーザーがブラウザ上で手軽に視聴できる環境を整備したりなど、様々な活用アイデアを提起している。
制作実績は、観光名所のPRを目的にしたVRツアーや、VRを活用したビール工場見学動画、地域イベントのVRライブ配信など多数。業界・業種問わず制作を依頼できる。
- 料金:要問い合わせ
ミライヒ(株式会社ミライヒ)
(出所:ミライヒVR公式Webサイト)
360度カメラをはじめ、最大11Kの高画質なカメラ、操作が難しい大型ドローンでの空撮にも対応するVR動画制作会社。自社の予算に合った最適な機材を提案してくれるほか、画面上で建物内を回遊できる3Dスキャンを活用したコンテンツ制作にも対応。動画の編集方法にもこだわりがあり、不要な背景を消して見やすくテロップを入れたり、キャラクターを登場させたりと、ユーザーに没頭してもらえる仕掛けを搭載。撮影なしで、編集や映像加工のみの依頼も可能だ。
歴史上のスポットを巡るVRコンテンツから企業の研修教材まで、制作例は豊富。ハロウィーンパーティーなど季節に応じたイベント動画の制作実績もあり。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのVR動画制作会社(コンテンツの運用サポートが充実したタイプ)
制作したコンテンツの運用サポートが充実したVR動画制作会社を紹介します。
セカンド・サイド(株式会社セカンド・サイド)
(出所:セカンド・サイド公式Webサイト)
教育・研修・観光ジャンルのVR動画制作に強みを持つ会社。企画から制作、編集はもちろん、配信に最適なプラットフォームの提案やアプリ開発など、周辺環境の構築もワンストップで対応。VR機器の保守や、イベント開催時の運用マニュアル作成、コンテンツの情報更新なども手厚くサポートする。
実績の一例として、教育・研修ジャンルでは、ガス機器のメンテナンス作業をVR上で疑似体験できるコンテンツを制作。手の触覚も含めて再現しており、従業員は本番さながらの環境で研修に取り組める。観光ジャンルでは、ドローンで空撮した街並みと3DCGを融合した動画をアンテナショップに展示。集客や購買率アップに役立つ。
- 料金:要問い合わせ
monoVR(monoAI technology株式会社)
(出所:monoVR公式Webサイト)
教育、研修、エンターテイメントなどの分野におけるVRコンテンツ制作に対応する受託開発サービス。コンサルティングから開発、運用までをワンストップで対応するため、窓口を一元化でき、円滑なプロジェクト進行が期待できる。
Meta Quest、PICO、VIVE、SteamVRなど、主要なVRヘッドセットに対応したVRコンテンツ制作のほか、外部で作成した3DモデルをVRコンテンツに活用することも可能。オンラインゲーム開発などで培ったシステム開発のノウハウや豊富な開発リソースにより、細かなニーズに柔軟に対応できる点が強み。ストアに公開する有料アプリや、コンテンツ内課金など、様々な課金要素も導入しやすい。
また、開発途中のコンテンツレビューにより、完成イメージを早期に共有し、適切なフィードバックを行えるため、プロセスの透明性が高い点も安心。
- 料金:要問い合わせ
キシブル(株式会社キシブル)
(出所:キシブル公式Webサイト)
VR映像をはじめ、音楽、CGなど各分野に精通したクリエイターが集う制作会社。制作手法は、360度カメラでの撮影やドローンでの空撮、3DCGの作成など。撮影した映像は、CM制作経験もある実績豊富なクリエイターが編集。企業のニーズに合わせてCGやBGMを組み合わせ、メリハリのある動画を制作。また、3DCGを使ってモデルルームや観光案内ができる「360度バーチャルツアー」の制作も依頼可能。コンテンツはHPやYouTubeなどに自由に掲載でき、集客アップにつなげられる。
そのほか、「Unity」などのゲームエンジンをベースしたVRシステム開発や、VR動画を掲載するHPの制作、Webマーケティングなどを相談・依頼できるのも心強い。
- 料金:要問い合わせ
WebVR・VR動画制作(株式会社テナシティー)
(出所:WebVR・VR動画制作公式Webサイト)
Webブラウザ上で楽しめる「WebVR」や「VR動画」の制作に強みを持つ会社。「WebVR」は、画面をドラッグして空間を360度見渡せる仕組み。VRモデルルームツアーや観光スポット案内、自社のオフィス案内などの用途で活用できる。「VR動画」に関しても同様の目的で使えるうえ、YouTubeのようなプラットフォームに簡単に掲載できるのが嬉しい。
制作の際は、動画制作で幅広い実績を持つ同社のスタッフが丁寧にヒアリングし、より効果的なコンテンツのアプローチ方法を提案。コンテンツに関連した印刷物の制作や、Webサイト・SNSの運用も任せられ、導入企業のプロモーションを成功に導く。
- 料金:要問い合わせ
VR360PRO(株式会社シェルパ)
(出所:VR360PRO公式Webサイト)
VR撮影、3DCG、VRシステムの3つの軸を持つ制作会社。VR撮影においては、360度カメラをはじめ最新の撮影機材を使用。光のコントロールなどの微細な設定にもこだわり、ハイクオリティな撮影を行う。撮影画像・動画のクオリティは12K、8K、HDRなどに対応。3DCGにおいては、フォトリアルなコンテンツから、ゲームで使用される最新ソフトを駆使した臨場感あふれるコンテンツも依頼可能だ。更に、一般ユーザーでも簡単に使えるようなVRアプリなどのシステム開発も行っている。
ユースケースは、店舗をVRで再現し、画面上でショッピングができるコンテンツや、社内の雰囲気がわかる会社案内VR、おすすめのスポットを巡る観光案内VRなど。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのVR動画制作会社(コンテンツ制作に特化したタイプ)
クオリティの高いVR動画の制作に特化した会社を紹介します。
動画のワールド(株式会社ワールド)
(出所:動画のワールド公式Webサイト)
360度カメラでのVR制作、3DCGの制作に特化した会社。PCでマウスを操作しながら360度見渡せるような映像コンテンツを作成。注目ポイントにはテキストや参照URLが入れられるため、モデルルーム見学などのシチュエーションに適している。また、本物さながらの3DCGの模型も作成でき、バーチャル展示場に設置したりして活用できる。そのほか、VR動画をスマホ表示にすることや、オフライン環境で利用できるようにするなど、要望に応じた設計を依頼可能だ。
料金体系は撮影費用、編集費用、ディレクション費用などで細かく分類されており、依頼の際に予算を立てやすいのも嬉しい。
- 料金:80,000円~(動画撮影)、10,000円〜/時間(動画編集)、80,000円~(ディレクション)
シネマレイ(株式会社シネマレイ)
(出所:シネマレイ公式Webサイト)
映像制作会社としてのノウハウを活かし、VR動画のシナリオ作成から撮影、CG制作、編集まで一気通貫で対応する会社。360度カメラやドローン、3DCGを駆使して没入感の高いコンテンツを創り出す。VRゴーグルを使用したコンテンツ制作にも強みがあり、危機的状況を回避して安全手順を学べる従業員研修コンテンツや、商品の使用感を試せるバーチャルショールームなど、豊富な実績を持つ。実装可能なゴーグルは多数あり、コンテンツに合ったゴーグルを併せて提案してくれるので、VRゴーグルありきの動画を作りたい企業におすすめ。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのVR動画制作会社(空間再現に特化したタイプ)
室内の空間再現に特化したVR動画制作会社を紹介します。
360°バーチャルツアー(株式会社ピース)
(出所:360°バーチャルツアー公式Webサイト)
独自の3D撮影カメラとAI技術によって、現実空間をデジタルで忠実再現する3DVRサービス。4Kの高画質な画像で、建物内部を忠実に再現。また、空間内にはURLや画像・動画コンテンツを自由に埋め込み可能。注目ポイントに補足情報を付加することで、ユーザーの興味関心を惹き付けられる。
様々な業界・業種で活用されており、たとえば小売業であれば、ECサイトに比べて実店舗の雰囲気を味わってもらえるバーチャルショップを展開可能。製造業であれば、工場をバーチャル化して、取引先との間で発生する現場の下見をオンライン上で完結する環境を整えられる。料金体系は固定でわかりやすく、比較的リーズナブルに利用できるのも嬉しい。
- 料金:15万円/日(3DVRコンテンツ作成費用:撮影・編集費含む)
オプション:タグ30個追加につき50,000円(タグ10個分は無償提供)
Leoline(株式会社Leoline)
(出所:Leoline公式Webサイト)
現実空間をVR化して、そのスポットの魅力を伝えるコンテンツ制作が得意な会社。VR画面のアイコンを操作することで出現するサムネイルをクリックすると、その場所に移動して空間を360度見渡せる仕組み。画面内のシェアボタンをクリックすると、コンテンツをLINEやメール、QRコードで簡単に共有。より多くのユーザーに拡散したい際に便利だ。更に、ビデオチャットツール「Zoom」と組み合わせて利用できるのも特徴。ユーザーと会話しながらVR画面を操作できるので、オンライン上でのスムーズな空間案内が実現する。
制作実績は、新幹線やバスなどの乗車体験コンテンツを中心に、寺院をバーチャル見学できるユニークなコンテンツも展開。見た目の美しさや高い機能性はもちろん、感動やワクワクを感じられるVRコンテンツ制作が強み。
- 料金:要問い合わせ
LIT design(株式会社ABILITIST)
(出所:LIT design公式Webサイト)
分譲マンションや一戸建ての空間を、VRで再現するコンテンツ制作に特化した会社。導入の際は、家具の写真や建物の図面をもとにCGを作成。質感や光の当たり方など細部まですり合わせられるため、イメージ通りの上質な空間を再現。写真のようなクオリティで、内装や家具の風合いを表現した3DCGを作成できる。
家具や内装の変更は自由自在。販売側はモデルルームを用意する手間もなく、ユーザーの希望に応じたレイアウトを提案可能。また、360度パノラマ技術により、ユーザーが平面図を見ながら空間を歩き回れるルームツアーも展開できる。そのほか、3DCG技術を活用したラグジュアリー感あふれるプロモーション動画の制作も依頼可能だ。
- 料金:30万円~
おすすめのVR動画制作会社(VR動画プラットフォームも提供するタイプ)
最後に、VR動画を公開できるプラットフォームも提供している制作会社を紹介します。
VR PARTNERS(株式会社360Channel)
(出所:VR PARTNERS公式Webサイト)
VRをはじめ、スマホで簡単に操作できるARやMRのコンテンツ・アプリも手がける制作会社。アカウントプランナーが導入企業のニーズをヒアリングし、企画を練る時点からスタート。納品時は、コンテンツの内容に合ったVRゴーグルも併せて提案してくれる。制作実績は、360度カメラを使った観光スポットの周遊体験ができる動画や、VRゴーグル装着による自動車事故体験コンテンツなど幅広い。
更に、同社で制作した映像は独自のプラットフォーム「360Channel」にて配信可能。動画をより多くのユーザーに拡散したい場合に活用できる。
- 料金:要問い合わせ
VRコンテンツ制作(株式会社パソナ日本総務部)
(出所:VRコンテンツ制作公式Webサイト)
360度カメラの映像や3DCGを使ったVRコンテンツの制作を依頼できる会社。VR映像を使ったコンテンツの企画から機器の選定、運用保守までトータルサポートするので、VRの導入が初めてでも安心。制作実績は、360度カメラを活かしたバーチャル工場見学コンテンツや、Webブラウザ上で操作できるバーチャル展示会など。
また、自社で簡単にVRコンテンツを作成・展開できる、特許取得のプラットフォームも用意。ペイントソフトを扱う感覚でCGの配置、色替えなどが可能。VRコンテンツ作成の内製化を検討している企業にも最適だ。
- 料金:20万円~(実写VRコンテンツの場合)
まとめ
VR動画は通常の動画よりもインパクトが強く、ユーザーに没入感を味わってもらえるのが特徴です。また、場所や時間を選ばずモデルルームや展示会に足を運べる導線を作れるため、集客や購買率アップにもつながります。
自社でVR動画を作るのは難しく、専門的な知識やノウハウが必要ですが、VR動画制作会社に依頼すれば、企画の段階から制作、運用面までトータルサポートしてくれます。
VR動画制作会社は、大規模イベント対応、住宅モデルルーム再現特化、配信プラットフォーム提供など、それぞれ強みが異なります。 制作費用も会社やプランによって幅があるため、自社のニーズと予算に適したサービスを選ぶことが重要です。