プレゼンテーション研修比較16選。研修内容や目的別の選び方
最終更新⽇:2025-07-03

従業員のプレゼンテーション力を高め、受注率向上や円滑なプロジェクト進行につなげたいと考えている方へ。研修内容や目的にあわせた選び方、費用相場などとともに、オンライン開催や1日のみの研修も含めて、おすすめのプレゼンテーション研修を紹介します。
目次
プレゼンテーション研修とは?
プレゼンテーション研修とは、プレゼンテーションに必要な考え方や知識、効果的な伝え方などを身に付ける研修です。商品やサービスの顧客への提案、社内でのプロジェクト進行に関する発表、若手社員の発信力向上など、様々な場面や目的に応じた研修が行われています。
なお、ビジネスに必要なスキルやマインドなどをレクチャーする社員研修については、「社員研修会社の比較16選。研修タイプから費用例までを紹介」の記事にて解説しています。
プレゼンテーション研修の内容
プレゼンテーション研修で実施しているプログラムは、大まかに以下の通りです。研修サービスによっては、自社のニーズにあわせて内容をカスタマイズできるものもあります。
プログラム | 内容 |
---|---|
プレゼンテーションの基礎知識 | 「プレゼンテーションは何か」といった定義や、伝わるプレゼンテーションを実現するために必要なスキルを学ぶ。プレゼンテーションの目的を改めて確認したり、各自が目指すゴールを設定したりすることも |
シナリオ・構成の作成 | 聴き手が興味を抱くようなシナリオ作成方法や、情報の収集・整理方法、論理的な構成など |
効果的な資料作成 | プレゼンテーションに多く用いられるPowerPointの基礎、効果的な図表や文章の入れ方、アニメーションの使い方など |
デリバリースキル | 聴き手を惹き付け、納得させるためのスキルを学ぶ。具体的には説得力のある話し方、適切な声のトーン、表情、目線、身振り・手振りなど |
質疑応答への対応 | プレゼンテーション後の質疑応答を想定し、効果的な対応や反論に対する切り返し方など学ぶ |
実践演習とフィードバック | 実際にプレゼンテーションを行い、講師や参加者からフィードバックを受ける。プレゼンテーションの様子を動画に撮り、改善点や癖を客観的に振り返る |
プレゼンテーション研修の目的別の選び方
プレゼンテーション研修は、基本的に前述した内容を含んでいますが、研修目的やより強化したいスキルに応じて以下のタイプに分けられます。
1.商談力・交渉力の向上に強み
商談力や交渉力を高めるためのプログラムが充実しているタイプ。論理的な思考や説得力のある話し方などを身に付け、相手に納得してもらえるプレゼンテーションを目指します。プレゼンテーションの基礎知識はある程度有しているものの、一歩踏み込んだノウハウや表現力などを身に付け、売上拡大やプロジェクトの成功につなげたいと考えている場合におすすめです。
たとえば「インソース」では、相手にしっかりと内容が伝わり、行動につなげてもらえるようなプレゼンテーション研修を実施。「営業が顧客に商品を紹介する」といった具体的な場面を想定し、テーマや演習内容を設定しています。
「シナプス」の「ロジカル・プレゼンテーション研修」では、相手のニーズを踏まえて説得力のあるシナリオを作る方法や、ロジカルな資料作成のコツなどを伝授。心を揺さぶるような伝え方のテクニックも教えています。
2.苦手意識の払拭・基礎スキルの構築に強み
プレゼンテーションに苦手意識を感じていたり、人前で話し慣れていなかったりする場合に向いているタイプです。研修内容は、プレゼンテーションの基礎的な知識のほか、事前準備の方法や資料作成のノウハウなど。実践的なトレーニングもバランスよく組み込み、自信を持ってわかりやすいプレゼンテーションを行うことを目指します。
たとえば「リクルートマネジメントソリューションズ」では、言葉づかいやアイコンタクト、ジェスチャーといったデリバリースキルを練習。人前で堂々とプレゼンテーションを行えるよう研修をしています。
「リスキル」では、プレゼンテーションスキル研修のほか、資料作成に特化した「パワーポイントプレゼンテーション研修」も用意。図や表の挿入箇所、色の使い方などを教えてもらえるので、資料作りの基礎を身に付けたいといったニーズに適しています。
3.コミュニケーション力の向上に強み
聴き手のニーズや課題に寄り添ったプレゼンテーションを行い、共感してもらうためのノウハウに強みを持つタイプ。効果的な質問方法や、話を聞くときのポイントなどがプログラムに組み込まれています。聴き手とのコミュニケーションをより強化したい場合におすすめです。
たとえば「KEE'S」のプレゼンテーション研修では、顧客の課題に寄り添い、共感できるビジネスパートナーを育成。アナウンサーのインタビュー技術をもとに、カリキュラムを構築しています。
「ノビテク」の研修では、ヒアリング能力やデリバリースキルを育成。聴き手にわかりやすく伝えるための表現方法も教えています。
プレゼンテーション研修の費用相場
プレゼンテーション研修の料金は、開催形式や実施期間などによって大きく変動します。見積もりが必要な研修もあるため、希望する形式や条件などをあらかじめ精査したうえで検討しましょう。
具体的な料金を公開しているプレゼンテーション研修を以下にまとめましたので、費用相場の参考にしてください。
サービス名 | 開催形式 | 研修期間 | 料金 |
---|---|---|---|
インソース | 集合研修/オンライン | 1日 | 24,000円/名 ※「プレゼンテーション研修~相手を動かす3つの要素を習得する」通常料金の場合 |
JMAマネジメントスクール | 集合研修/オンライン | 2日 | 13万1,000円/名 ※「「ロジカル・プレゼンテーション」スキル向上セミナー」集合研修・PC持参またはオンライン参加の場合 |
Schoo for Business | オンライン | 9時間 (60分×9コマ) |
1,650円/ID ※「プレゼンテーションスキル基礎研修パッケージ」の場合 |
リクルートマネジメントソリューションズ | オンライン | 1日・3時間 | 15,000円/名 |
コミュトレ | オンライン | 13週間 | 25万3,000円/名 ※「Advance」コースの場合 |
リスキル | オンライン | 1日 | 16,800円/名 ※「パワーポイントプレゼンテーション研修 基礎編 – スライド作成の基本を習得する」の場合 |
ALL DIFFERENT | 集合研修 | 要問い合わせ | 月額10万円、初期費用・オンボーディングサポート費用50万円 ※「定額制集合研修Biz CAMPUS Basic」東京会場・正社員数1~99名の場合 |
マイナビ研修サービス | 集合研修/オンライン | 1日・6時間 ※昼休憩1時間を含む |
30,000円/名 |
プレゼンテーション研修の比較ポイント
自社で実施したいプレゼンテーション研修のタイプが絞り込めたら、下記のポイントに沿って比較しましょう。
研修の対象者
プレゼンテーション研修のなかには、新入社員や若手社員、管理職・役員など、対象者が決められているものもあります。どの年次や役職に向いている研修なのか、事前に確認しておきましょう。なお、多くのプレゼンテーション研修では、若手社員と中堅社員が対象になっています。
ほかにも、営業職や採用部門、企画部門向けなど、特定の職種を想定したプレゼンテーション研修も。プレゼン能力を向上させたい従業員と、研修対象の職種が合致しているかも確認しておくと安心です。
たとえば「KEE'S」では、新入社員や中堅社員に加え、管理職に向けたプレゼンテーション研修も実施。IT企業やメーカーの社員が受講することも多く、顧客への自社商品の提案に役立てられています。
「ピープルフォーカス・コンサルティング」の研修は、営業職や企画部門の社員が多く参加。経営層に対しては、スピーチ・対話力強化プログラムも行っています。
なお、新入社員に特化した研修は「新入社員研修サービス比較8選。プログラムの種類や費用の目安」を、営業職向けのスキルを網羅した研修は「営業研修サービスの比較12選!価格の目安や選び方のポイント」にて、それぞれ解説しています。
研修の開催形式・期間
集合研修、講師派遣型研修、オンライン研修など、開催形式は多岐にわたります。勉強時間の自由度が高い動画配信やeラーニングでの研修、更には複数の形式を組み合わせた研修も。どの形式が自社に向いているのか、あらかじめ社内ですり合わせておきましょう。
開催期間も数時間で終わるものから数日かかるもの、数カ月継続的に行うものなど多様です。従業員が無理なく、効果的に学べるプレゼンテーション研修を選びましょう。
たとえば「マイナビ研修サービス」は、集合研修をはじめ、必要に応じてオンライン研修も可能。研修期間は1日6時間です。費用は要問い合わせとなりますが、講師派遣型研修にも対応しています
「コミュトレ」は、動画教材とオンラインでのトレーニングを組み合わせたeラーニングを実施。「Advance」コースの場合、期間は13週間です。動画は1回10分程度で、スキマ時間を利用して学べます。
講師のバックグラウンド
研修サービスによって、講師の強みとしている領域や経歴は様々です。「実務を想定した研修をしたい」「自社ではカバーできないスキルやノウハウを身に付けたい」など、ニーズにあわせて選びましょう。講師のバックグラウンドにも注目すると、よりイメージにあった研修内容が期待できます。
たとえば「KEE'S」は、放送局出身のアナウンサーを講師に採用。採用率3割ほどの厳しい基準をクリアし、研修を積んだアナウンサーを派遣しています。
「アルー」には、多様な経歴を持つ講師が在籍。企業の外交補佐経験のあるスピーチライターや、営業やマネジメントの経験がある講師がそろっています。
おすすめのプレゼンテーション研修(商談力・交渉力の向上に強み)
インソース(株式会社インソース)
(出所:インソース公式Webサイト)
対面だけでなく、オンラインでのプレゼンテーション力も磨く研修を提供。英語版テキストや中国語版テキストも用意しており、外国人社員の研修にも対応できる。社会情勢を反映させた、新作の研修を毎月開発しているのも強みだ。
カリキュラムは企業のニーズにあわせて調整可能。わかりやすい伝え方に特化した内容、資料作成方法、営業向けなど、様々な要望に応える。また、プレゼンテーションの練習をする場面では、現場での事例に近いテーマを設定している。
- 料金:24,000円/名(「プレゼンテーション研修~相手を動かす3つの要素を習得する」通常料金の場合)
SMBCコンサルティング(SMBCコンサルティング株式会社)
(出所:SMBCコンサルティング公式Webサイト)
講師派遣型研修と公開型研修のどちらも実施。講師派遣型の場合、相手を納得させるための「事前準備・資料作成・伝え方」を身に付ける研修を提供。実際にシナリオ作成や5分間プレゼンテーションを行い、講師や受講生からフィードバックをもらう。要望に応じてプログラムをカスタマイズすることも可能だ。
公開型研修ではコミュニケーション技術、人間関係を良好にする伝え方、資料作成など、様々なスキルに特化したプログラムを用意している。
- 料金:要問い合わせ
JMAマネジメントスクール(一般社団法人日本能率協会)
(出所:JMAマネジメントスクール公式Webサイト)
東京会場、大阪会場、オンラインで研修を行っている。問い合わせをすれば海外からの参加も可能だ。伝えたいことと、聴き手が知りたいことを論理的に整理してシナリオを作る方法や、納得感を与える表現などをレクチャー。トレーニングの時間を多く設け、実践的な研修をしているのも特徴だ。研修にはPCが必須だが、別料金で貸し出しも行っている。
ほかにも、資料作成に特化した研修、技術者向け研修、30秒で自分を売り込むプレゼンテーションなど、研修のテーマが豊富だ。
- 料金:13万1,000円/名(「「ロジカル・プレゼンテーション」スキル向上セミナー」集合研修・PC持参またはオンライン参加の場合)
Schoo for Business(株式会社Schoo)
(出所:Schoo for Business公式Webサイト)
オンラインで提供されるプレゼンテーション研修。動画教材は8,500本以上用意されており、定額で好きなだけ視聴できる。内容も入門から強化まで幅広く、個人のレベルにあわせて受講可能。新入社員に基礎的なプレゼンテーション力を身に付けさせるほか、若手や中堅社員のステップアップにも活用されている。
企業の要望にあわせて授業を組み合わせたオリジナルパッケージの作成にも対応。従業員の受講状況の確認、リマインドメールの送付、受講後のレポート提出設定など、研修を管理しやすい機能もそろう。
- 料金:1,650円/ID(「プレゼンテーションスキル基礎研修パッケージ」の場合) ※20ID~
シナプス(株式会社シナプス)
(出所:シナプス公式Webサイト)
プレゼンテーションの準備から発表まで全体をカバーする「ロジカル・プレゼンテーション研修」を提供。更に、「英語プレゼンテーション」「話し方と伝え方」「印象管理術」など必要なプログラムを組み合わせ、目的に応じて研修を実施。受講生や講師からフィードバックをもらう機会が多く、改善点を認識できる。他者のプレゼンテーションのよい点を吸収することも可能だ。
研修自体は対面で行うものの、サブ教材動画「ロジカル・プレゼンテーション」も用意。事前学習や研修の復習に活用されている。
- 料金:要問い合わせ
ピープルフォーカス・コンサルティング(株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング)
(出所:ピープルフォーカス・コンサルティング公式Webサイト)
対面・オンラインでほぼ同じ内容が学べるプレゼンテーション研修。洗練された話し方や、聴き手を納得させるロジックなどをレクチャー。ほかにも、経営層向けの「スピーチ・対話力強化プログラム」などを用意している。
研修中はペアワークや、少人数のグループもしくは全員でディスカッションをする機会も。自分自身のプレゼンテーションを録画し、フィードバックをもらいながら客観的に振り返る時間も用意。研修当日までに、過去のプレゼンテーション事例や今後予定しているプレゼンテーションの草案の準備が必要。
- 料金:要問い合わせ
ジェイック(株式会社ジェイック)
(出所:ジェイック公式Webサイト)
企業のニーズや課題をもとにカスタマイズした「個別型研修」と、1名からでも参加できる「カーネギーのプレゼンテーション研修」を提供。同じ会社からの複数名での参加も歓迎しており、社長と幹部、部門長とチームリーダーなど、関係が深い役職同士での参加を推奨。研修後に学んだ内容を自社での事例に置き換え、認識をすり合わせやすくするのが狙いだ。
講師による個別サポート体制も充実。一人ひとりのレベルにあわせ、スキルが向上するようアドバイスをしている。
- 料金:要問い合わせ
TACの法人研修(TAC株式会社)
(出所:TACの法人研修公式Webサイト)
新入社員、若手社員、中堅社員向けにプレゼンテーション研修を実施。一方通行のプレゼンテーションではなく、双方向のコミュニケーションを実現するようなスキルを提供。「ノンバーバルテクニック」や「質問への対処と反論への切り返しトーク」も扱う。
研修は2日間で、両日ともにプレゼンテーションのビデオ撮影を行う。本格的な講義に入る前に事前課題のプレゼンテーションを撮影し、一通り学んだ後のプレゼンテーション動画と比較することで、自身の成長を実感できる。
- 料金:要問い合わせ
おすすめのプレゼンテーション研修(苦手意識の払拭・基礎スキルの構築に強み)
リクルートマネジメントソリューションズ(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
(出所:リクルートマネジメントソリューションズ公式Webサイト)
オンラインで開催される3時間のプレゼンテーション研修。プレゼンテーションに苦手意識を持つ人であれば、年齢や役職などに関係なく参加できる。
改善点の発見や、反復練習によるデリバリースキルの習得などを実施。自信を持ってプレゼンテーションを行えるよう、レクチャーする。
ほかにも、会場開催での2日間コース、オンライン開催での1日コースも提供。どちらのコースでも相手の目線に立ってロジカルに話を組み立てるシナリオ作りと、聴き手の興味を引き、わかりやすく伝えるデリバリースキルを磨く。
- 料金:15,000円/名
コミュトレ(株式会社アイソルート)
(出所:コミュトレ公式Webサイト)
動画視聴と、オンラインでのトレーニングを組み合わせた研修を実施。短時間の学びをじっくり続けるスタイルが特徴だ。「Advance」コースでは13週間、「Special」コースでは15週間かけて知識やスキルの定着を目指す。
動画教材は1回10分程度。プレゼンテーションスキルの基礎だけでなく、「なぜ緊張してしまうのか」といった悩みに寄り添った内容もそろう。トレーニングでは少人数のグループでスピーチを発表。与えられたテーマについて話し、聴き手から共感を得ることを目指す。
- 料金:25万3,000円/名(「Advance」コースの場合)
リスキル(株式会社リスキル)
(出所:リスキル公式Webサイト)
新入社員、若手社員、中堅社員を対象にしたプレゼンテーション研修。公開型研修、社内研修、オンライン講座など様々な形態で提供。研修時間も1~6時間まで、要望にあわせて調整可能だ。
研修では、プレゼンテーションにおける話し方のスキルと、資料作成スキルをバランスよく学べる。どちらかのスキルに特化した内容も可能で、PowerPoint資料の作り方を集中的にレクチャーする研修も。ほかにも、「営業向けにセールストークを交えたプレゼンテーションを学びたい」といった要望にも応えている。
- 料金:16,800円/名(「パワーポイントプレゼンテーション研修 基礎編 – スライド作成の基本を習得する」の場合)
ALL DIFFERENT(ALL DIFFERENT株式会社)
(出所:ALL DIFFERENT公式Webサイト)
「人前での話し方が知りたい」「聴き手に否定的な反応をされたときの対処法が知りたい」といった要望に応えている研修。相手の興味を引くための伝え方を学び、プレゼンテーションに役立てる。ほかにも、シナリオ作成に特化した研修も用意。ケーススタディを交えながら、インプットしたノウハウの実践を目指す。
オンラインと集合研修で、定額制プログラムを提供しているのも特徴。様々な役職やテーマにあわせた研修がそろっている。
- 料金:月額10万円、初期費用・オンボーディングサポート費用50万円(「定額制集合研修Biz CAMPUS Basic」東京会場・正社員数1~99名の場合)
アルー(アルー株式会社)
(出所:アルー公式Webサイト)
論理的なプレゼンテーションに必要なスキルを習得する研修。話す順序の考え方、簡潔な資料の作り方、聴き手を巻き込むインタラクティブなプレゼンテーションなどを教えている。基本は会場開催だが、オンラインでの受講も可能だ。
様々な経歴を持つ講師が在籍しているのも特徴。なかには、企業の外交補佐経験や営業経験がある講師もおり、実際のビジネス現場でのノウハウを踏まえてレクチャーしてくれる。受講者の年次や職種などに応じて、適切な教材や講師を選定する。
- 料金:要問い合わせ
マイナビ研修サービス(株式会社マイナビ)
(出所:マイナビ研修サービス公式Webサイト)
プレゼンテーションの準備から実施まで一連の流れを学べる公開型研修。同内容はオンラインや講師派遣型の研修でも提供可能だ。
研修は演習が50%の比率を占めており、人前で話すことへの苦手意識の払拭に有効。たとえば、研修の最初と最後に1分間プレゼンテーションの機会が設けられている。グループメンバーからフィードバックをもらい、スキルの向上を目指す。発表の様子は動画でも撮影するため、自身の成長を客観的に評価しやすい。
- 料金:30,000円/名
おすすめのプレゼンテーション研修(コミュニケーション力の向上に強み)
このタイプは、いずれの研修も料金は要問い合わせとなります。
KEE'S(株式会社KEE'S)
(出所:KEE'S公式Webサイト)
放送局出身のアナウンサーが講師を務めるプレゼンテーション研修。アナウンサーの経験やトレーニングをもとに、短時間でスキルの習得が可能なプログラムを提供している。
声のトーン、表情、姿勢といった話し方の基礎から、顧客の課題を引き出す方法など、ヒアリングに関するノウハウも伝授。ロールプレイングの時間を多くとり、実践的に学んでいく。トレーニング段階ごとにプレゼンテーション中の姿を撮影し、何度も確認しながら研修を進める。
ノビテク(株式会社ノビテク)
(出所:ノビテク公式Webサイト)
若手・中堅社員を対象にした1日研修。好感度の高い話し方に必要な動作や、聴き手にわかりやすく伝わる構成などを教える。研修の最後にはグループ内でプレゼンテーションを実施。知識のアウトプットや改善点の洗い出しなどを行う。
コミュニケーション力の向上に役立つ研修として、「営業テクニカルスキル研修」も用意。「営業向け聴く・伝えるレベルアップ研修」では、ニーズを引き出すためのヒアリングスキルや、わかりやすい話し方などをレクチャーしている。
まとめ
発表に関する基礎知識のほか、資料作成方法や発声練習、ヒアリングの方法など様々な内容を提供しているプレゼンテーション研修。適切な研修を実施することで、社員の伝える力を伸ばしたり、企画や営業活動の成功につながったりといった効果が期待できます。
プレゼンテーション研修は、研修目的や強化したいスキルによって以下のタイプに分けられます。
- 商談力・交渉力の向上に強み
- 苦手意識の払拭・基礎スキルの構築に強み
- コミュニケーション力の向上に強み
自社にあったタイプを絞り込めたら、以下のポイントに沿ってプレゼンテーション研修を比較しましょう。
- 研修の対象者
- 研修の開催形式・期間
- 講師のバックグラウンド
本文中で紹介した費用相場も参考にしながら、最適なプレゼンテーション研修を検討してみてください。