• トップ
  • 特集記事
  • 社員研修会社の比較13選。研修タイプから費用例までを紹介

社員研修会社の比較13選。研修タイプから費用例までを紹介

最終更新⽇:2024-07-31

社員研修会社の比較13選。研修タイプから費用例までを紹介

人材育成の根幹となる、社員研修の効率化や向上化を図りたいHR部門や人材開発担当者へ。仕事を行ううえで必要な知識やスキル、マインドをはじめ、業績アップにつながる指導・育成までを支援する社員研修会社の紹介と、選ぶポイントなどを解説します。

社員研修会社とは?

社員研修とは、業務を行ううえで必要な知識やスキル・マインドなどを指導し、社員を育成する場です。近年は研修専門の会社が様々な分野の教育サービスを提供しており、研修業務をアウトソーシングする企業も増えています。

研修会社に社員教育を依頼するメリット

研修会社に社員教育を依頼するメリットとしては、主に以下の4つが挙げられます。

  1. 豊富な経験を持つプロの講師から、質の高い知識・スキルを学べる
  2. 一般のビジネススキルから高度な専門分野まで、様々なノウハウが得られる
  3. 常に鮮度の高い研修を社員に提供できる
  4. 自社内での研修準備が不要となり、担当者がコア業務に集中できる

また、多拠点で事業を展開している場合のほか、部署・部門単位や個人に合わせた研修を行いたい場合にも、アウトソーシングは有効です。効率的に業務の標準化や知識・技術の均質化、階層別のスキル習得が図れます。

社員研修会社を選ぶポイント(比較のポイント)

研修会社を選ぶ際は、以下の5つのポイントで比較検討するとよいでしょう。

  1. 自社に必要な研修プログラムの有無
  2. 研修・講師の品質
  3. オンライン研修やeラーニングの有無
  4. 研修対象者に合わせたプログラムの有無
  5. 研修プログラムの企画立案やカスタマイズに対応しているか

社員研修会社のおすすめ

タイプごとのおすすめの研修会社は次の通りです。

【幅広い分野に対応したタイプ】
「Learning Site21」「SMBCコンサルティング」「インソース」「JMAソリューション」「リクルート マネジメントスクール」

【営業研修に強みを持つタイプ】
「セレブリックス」「シナプスコンサルティング」

【IT/DX研修に強みを持つタイプ】
「富士通ラーニングメディア」「日立アカデミー」

【ビジネスマナー/接遇に強みを持つタイプ】
「ANAビジネスソリューション」「教育・研修ソリューション」

【ビジネススクールタイプ】
「日経ビジネススクール」「グロービス・マネジメント・スクール」

上述した研修会社の比較ポイントやおすすめの研修会社については、記事後半で詳しく紹介します。「とりあえずおすすめの研修会社だけ知りたい」という方は、おすすめの社員研修会社からご覧ください。

社員研修会社のタイプと主な特徴

社員研修会社には、主に下記のようなタイプと特徴があります。

1.幅広い分野に対応したタイプ

ロジカルシンキングやコミュニケーションなどの基本的なビジネススキルから、営業やマーケティング、財務、法務といった専門的な分野までカバーしているタイプです。ほとんどの研修会社で階層別研修を用意しており、受講対象の階層も新入社員から中堅層、ベテラン、管理職まで対応しています。

このタイプは、基礎から応用まで幅広い内容の研修を実施したい場合はもちろん、部署・部門単位や階層に合わせて個別に学習機会を設けたい場合におすすめです。

たとえば、「SMBCコンサルティング」は、年間1,000講座以上の各種セミナーを開催しつつ、要望に応じたオーダーメイドの研修プログラムにも対応。また、「JMAソリューション」は、研修のほかに各社の経営課題を踏まえた組織開発支援も提供しています。

2.営業研修に強みを持つタイプ

営業組織の課題に焦点を当て、営業力強化を目的とする研修を行うタイプ。営業コンサルティングやマネジメントの分野で豊富な実績を持つ研修会社がサービスを提供しています。

営業研修の特徴は、実践的な内容をプログラムの中心に据えていること。トークスクリプト(台本)を使ったロールプレイやゲームを通したトレーニング、顧客ごとにアクションプランを定めたワークショップなどが行われます。

たとえば「セレブリックス」では、商材に合わせたトークスクリプトを作成し、疑似商談でのトレーニングを実施。営業担当者のスキル向上・強化を後押しします。

3.IT/DX研修に強みを持つタイプ

ITスキルの基礎から専門分野の習得、あるいはDX人材の育成などを目標に研修を行なうタイプです。富士通や日立などの大手エレクトロニクスメーカーが、グループで培ってきた教育スキルをベースに研修内容を開発しています。

プログラミング言語別やサーバー別など、プログラム/コースやジャンルが細分化されているのが特徴です。また、プロジェクトマネージャーなどの人材パターン別にも研修が設定されています。

たとえば、「富士通ラーニングメディア」と「日立アカデミー」では、目的や個人に合わせたデジタル中心の研修を提供。DXに関するコンテンツはもちろん、新入社員研修から最新技術を学びたいベテラン技術者向けのものまで、トータルな内容をカバーしています。

4.ビジネスマナー/接遇に強みを持つタイプ

顧客との直接的な接点を持つサービス業などで事業を展開・拡大したい場合に最適な、高品質で均一的な接客・接遇の知識と技術を習得できるタイプ。接客スキルやビジネスマナーにおいて、豊富な実績を有する企業グループが提供しています。

たとえば、「ANAビジネスソリューション」は、ANAグループ社員の育成ノウハウを詰め込んだ研修会社です。国内外の顧客とのコミュニケーションをベースにしたグローバル視点のスキルは、サービスの現場だけでなく、医療現場にも応用されています。

5.ビジネススクールタイプ

複数回にわたる講座で、アカデミックな知識から実践的な知見まで体系的に学ぶタイプ。ジャンルはマーケティングや経営戦略、ビジネス会計など。ビジネスリーダーやその候補、経営幹部、役員といった、大局的な視点を養いたい人材向けの選択肢です。

ビジネススクールタイプは受講期間が数カ月単位の講座が多いことが特徴です。そのため、日々の業務において受講内容をアウトプットして知識やスキル、マインドの定着を図れます。

国内外の名門大学と連携プログラムを組んでいる「日経ビジネススクール」では、プロフェッショナル向けのコンテンツを提供。その一方で、一般社員やベテラン社員向けには、時代に合わせた新しい学びのほか、学び直しのプログラムなども用意しています。

社員研修会社の費用形態と相場

研修費用は主に2つの形態に分けられます。1つは講師費用×時間(日数)等で算出する講師派遣型。もう1つは、講座単位で1名分の費用が発生するプログラム/コース型です。以下の費用は人気の講座や概算金額での例です。

プログラム/コース型は、講座の開催回数や受講時間に応じて費用が変動しますが、概ね基礎的講座や一般的なビジネススキルは1講座1人数万円が主流。専門性が高くなるほど高額になる傾向です。

会社名 形態(型) 費用
Learning Site21 プログラム/コース型
  • 40,000円/日(公開セミナー「クラウド基礎1―クラウドサービスと導入と利用―」の場合)
SMBCコンサルティング 講師派遣型
  • 50~60万円/日(講師派遣4時間超の場合)
    ※交通費、宿泊費等の実費、教材費は別途
インソース 講師派遣型+
プログラム/コース型
  • 要問い合わせ(講師派遣の場合)
  • 21,300円(税込)/半日(オンライン研修「ChatGPTのはじめ方研修~触って学び、明日の業務を効率化する」の場合)
JMAソリューション 講師派遣型
  • 40万円〜/日(講師派遣の場合)
リクルート マネジメントスクール プログラム/コース型
  • 30万円/3日(公開研修「管理職に求められる課題解決能力のアセスメント研修(公開版R&CI)」の場合)
セレブリックス 講師派遣型
  • 35万円/人~(メイン講師1日、7時間稼働の場合)+教材費5,000円/部~
    ※別途、研修内容に応じて、アシスタント講師費・研修カスタマイズ費あり
シナプスコンサルティング 講師派遣型
  • 要問い合わせ(講師派遣の場合)
富士通ラーニングメディア プログラム/コース型
  • 72,000円/2日(講習会「ネットワークの基礎」の場合)
日立アカデミー プログラム/コース型
  • 10万円/12時間(「(PDU)BABOK®️で学ぶビジネスアナリシスの基礎」講座の場合)
ANAビジネスソリューション 講師派遣型+
プログラム/コース型
  • 要問い合わせ(講師派遣の場合)
  • 34,000円/日(公開講座「ANA流ブレークスルーコミュニケーション研修~人の心に響く話し方~」の場合)
三越伊勢丹ヒューマン・
ソリューション
プログラム/コース型
  • 要問い合わせ(講師派遣の場合)
日経ビジネススクール プログラム/コース型
  • 要問い合わせ
グロービス・マネジメント・スクール プログラム/コース型
  • 15万4,000円(税込)/科目

※費用は講座によって変動

また、コストを抑えたい場合は、オンラインで受講できる「eラーニング」も選択肢に。「Learning Site21」や「富士通ラーニングメディア」「日立アカデミー」「ANAビジネスソリューション」では、録画コンテンツでの学習機会も提供しています。

オンライン研修サービスに関しては「オンライン研修比較13選!おすすめのサービス・ツールを紹介」でも詳しく紹介しています。

社員研修会社の比較のポイント

タイプから選択肢を絞ったら、次の5つのポイントで比較検討しましょう。

1.自社に必要な研修プログラムの有無

自社に必要な研修内容がそろっているかチェックしておきましょう。専門分野だけでなく、一般的なビジネススキルなど社員一人ひとりに合わせた研修を行う場合には、階層別・部署別などの多種多様なプログラムがあることが肝心です。

たとえば、「インソース」の2022年度における公開講座は3,700種類以上。テクニカルスキルやヒューマンスキルといった基本的なビジネススキルから、営業や法務といった職能に合わせた研修まで広範囲にわたってカバーしています。DX推進やIT教育にも対応しているほか、業界・業種別や官公庁・自治体向けのプログラムもあり、バラエティに富んだラインナップが特徴です。

2.研修・講師の品質

社員研修をアウトソーシングする意義の1つに、質の高い知識・スキルを実績豊富なプロ講師から学べることが挙げられます。そのため、研修内容だけでなく教育を行う講師陣の質にも注目すると良いでしょう。

たとえば、「リクルート マネジメントスクール」や「日経ビジネススクール」では、各講座に掲載された講師プロフィールから経歴や専門領域を確認できます。「ANAビジネスソリューション」や「三越伊勢丹ヒューマン・ソリューション」のように、母体となる企業の実績も参考情報の1つです。

また、「JMAソリューション」のように無料セミナーを実施している場合には、実際に体験講座に参加してみるのもおすすめです。

3.オンライン研修やeラーニングの有無

オンライン研修には2種類あり、リアルタイムのライブ形式で行われるオンライン研修と、録画コンテンツで学習ができるeラーニングがあります。どちらも会社や受講者の所在地に関係なくプログラムが受けられ、講師や社員の移動・宿泊にかかる費用が抑えられます。

自社で行いたい研修が営業研修やマナー・接遇研修といったロールプレイやグループセッションを必要とする内容であれば、対面プログラムが適しています。しかし、座学やITスキル、資格取得支援のプログラムの場合にはオンライン研修やeラーニングも効率的でしょう。

中には、「日立アカデミー」のように研修会場を複数持ちつつも、オンライン研修とeラーニングの両方に対応した研修会社も。

4.研修対象者に合わせたプログラムの有無

研修の受講対象者が新人から管理職までと幅広い場合は、階層別にも目を向けたいところ。個人のレベルに合わせたプログラムを受講することで、効率的な学びが可能に。

たとえば「富士通ラーニングメディア」では、通常の階層だけでなく、コンサルタントやアプリケーションスペシャリストといった人材パターンからもプログラムを選択できます。プロジェクトマネジメントに関しては、発注側と開発側のコンテンツがそれぞれ用意されており、キャリア別で研修内容が選べます。

受講者が自身の課題に合わせた講座・コースを探す場合には、「グロービス・マネジメント・スクール」のアンケート機能も有用です。質問に答えると現状のレベルに合った受講科目が見つけられます。

5.研修プログラムの企画立案やカスタマイズに対応しているか

自社が抱えている課題を研修会社がヒアリングし、解決に向けた教育をピンポイントで実施するケースもあります。このような場合は、研修プログラムの企画立案や既存プログラムからのカスタマイズなど、オーダーメイド研修への対応有無も要チェックです。

たとえば、「Learning Site21」はスキル別のプログラムを提供する一方で、各企業の要望に合わせたオーダーメイド型研修の開発も行っています。目標、内容、日程、人数、会場など、あらゆるニーズを踏まえたカリキュラムで課題解決を支援します。また、「SMBCコンサルティング」や「インソース」は、研修プログラムのカスタマイズに対応しています。

おすすめの社員研修会社(幅広い分野に対応したタイプ)

Learning Site21(株式会社NTT ExCパートナー)

Learning Site21公式Webサイト

(出所:Learning Site21公式Webサイト)

常時2,000以上の研修講座やeラーニングを提供している社員研修会社。社会人に必要な基礎知識から、営業や法務といった専門スキルまで、各職層のニーズに対応するプログラムが用意されている。また、IT分野に特化したテクニカルスキルのほかに、グローバル人材向けのコンテンツや資格試験対策講座も。
公開セミナーはオンライン研修にも対応し、同じ内容の講座に複数の日程が設定されているため、業務に合わせた研修スケジュールを組みやすい。各企業の要望に合わせたオーダーメイド型研修や通信教育の開発・提供も行っているなど、提供サービスの幅広さも魅力だ。

  • 料金:費用は講座によって異なる

詳細はこちら

SMBCコンサルティング(SMBCコンサルティング株式会社)

SMBCコンサルティング公式Webサイト

(出所:SMBCコンサルティング公式Webサイト)

企業のニーズに応じて、カスタマイズ研修を行う講師派遣型の社員研修会社。見積もりから打ち合わせ、企画提案まで無料で行い、希望に沿った研修プログラムを組み立てる。当日は年間1,800講座以上を実施している講師陣が担当。内容の振り返りや、フォローアップ研修などアフターフォローも万全だ。
人材育成の手段としては、リアル(集合)研修以外にも、OJTやオンラインによる公開セミナーを組み合わせたスタイルも可能で、既存プログラムは階層別・職能別・スキル別のほかに、女性社員向けのリーダー育成講座などを設けているところも特徴。

  • 料金:50~60万円/日(講師派遣4時間超の場合) ※交通費、宿泊費等の実費、教材費は別途

詳細はこちら

インソース(株式会社インソース)

インソース公式Webサイト

(出所:インソース公式Webサイト)

DX推進・IT人材育成やタレントマネジメント、ChatGPT研修など、時流に合わせたスキル開発・育成を提供する社員研修会社。研修プログラムの講座数は、約3,700種類、22年度の開催数は9,900回を超える。階層、スキル別テーマ、部門・職種別研修などにも対応し、全方位的な教育をオンラインとリアルの両面からサポートする。更に、プログラム研修のカスタマイズサービスも提供している。
中堅社員や管理職社員の役割認識など、通常の研修では盛り込まれにくい内容も、独自のカリキュラムでカバー。無料セミナーやイベントも多く開催しており、サービスを受ける前に実際の講座を体験できるので、ミスマッチが起こりにくい。

  • 料金:費用は講座によって異なる ※講師派遣の場合は要問い合わせ

詳細はこちら

JMAソリューション(一般社団法人日本能率協会)

JMAソリューション公式Webサイト

(出所:JMAソリューション公式Webサイト)

経営者や役員など中核人材の育成を中心に、講師派遣型研修・カスタマイズ研修を行う個別課題解決サービス。戦略思考力やマネジメント能力など、幹部職や管理職に期待されるスキルの育成を得意としている。
具体的な希望がない場合も、要望や問題点を伝えれば課題の分析・明確化から解決策、研修の提案まで担当してくれるので、事業拡大や組織再編といった経営の節目に相談してみるのもおすすめ。研修中にプログラムの進み具合や受講者の反応をモニタリング。終了後にはクライアントを含め双方で振り返りを実施し、次回の研修に活かすことで、中〜長期にわたっての人材育成を支えてくれる。

  • 料金:40万円〜/日(講師派遣の場合)

詳細はこちら

リクルート マネジメントスクール(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)

リクルート マネジメントスクール公式Webサイト

(出所:リクルート マネジメントスクール公式Webサイト)

受講者の「気づき」と「実践」を促す法人向け公開型研修サービス。各業界で経験を積んだ講師陣が研修の場で「気づき」を引き出し、受講翌日と1カ月後に2回のアンケートを配信することで学びを定着、現場での「実践」を図る。
階層別・部門別・職種別に必要なビジネススキルを1〜3日かけて学ぶコースと、アンガーマネジメントやアドラー心理学など「今使えるスキル・ノウハウ」を3時間でピンポイントに学ぶコースに分かれる。どちらも1名から参加できるほか、3時間研修コースは受講者が希望コース・日時を選択するチケット制サービスを利用すれば、一人ひとりの育成課題に合わせて研修を実施可能。

  • 料金:費用は講座によって異なる

詳細はこちら

おすすめの社員研修会社(営業研修に強みを持つタイプ)

セレブリックス(株式会社セレブリックス)

セレブリックス公式Webサイト

(出所:セレブリックス公式Webサイト)

実践型の研修で「明日から現場で使える営業」を学ぶセールストレーニングサービス。50人を超えるコンサルタントが在籍し、その全員が同社の営業プロセスマネジメント及び営業の原理原則を体得している。
メイン講師1名、アシスタント講師が参加者5名に対して1名つくというトレーニング支援体制で、トークスクリプト(台本)を使ったロールプレイを主に実施。擬似商談では、商材内容を把握した講師陣がリアルな顧客像を演じて営業力を強化する。属人化しがちな営業力を、グループや組織単位で高品質かつ均一なスキルに向上させる。

  • 料金:35万円/人~(メイン講師1日、7時間稼働の場合)+教材費5,000円/部~
    ※別途、研修内容に応じて、アシスタント講師費・研修カスタマイズ費あり

詳細はこちら

シナプスコンサルティング(株式会社シナプス)

シナプスコンサルティング公式Webサイト

(出所:シナプスコンサルティング公式Webサイト)

事業課題に合わせた実践的なマーケティング・営業研修で売上アップをサポートする社員研修会社。営業プロセスを「訪問計画」「訪問」「提案」「受注」の4ステップに分解し、ウィークポイントの克服に必要なスキルを重点的に特訓する。営業戦略構築研修で論理的な分析に基づく戦略構築のスキルを身につけられるほか、対面式の研修カリキュラムでは交渉力をロールプレイで学べる。
また、アカウントプランニング研修では顧客企業のビジネス分析を実施。ワークシートを使って、攻略方針や拡販シナリオ、アクションプラン、提案方針を策定し、実際のビジネスにつなげていくなど、各ステップの実力向上に特化した研修方法が用意されている。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

おすすめの社員研修会社(IT/DX研修に強みを持つタイプ)

富士通ラーニングメディア(株式会社富士通ラーニングメディア)

富士通ラーニングメディア公式Webサイト

(出所:富士通ラーニングメディア公式Webサイト)

情報セキュリティやソフトウェア開発技術などのIT技術を中心に研修プログラムを構成。ネットワークやデータベースの基礎はもちろん、各プログラミング言語の習得や資格取得といったキャリア支援の内容も用意している。
受講形態は主に3つで、リアル開催となる「集合研修」、集合研修の内容をオンラインで受講できる「ライブ研修」、全国のサテライト会場からリモートで東京の集合研修を受ける「サテライト講習会」がある。視聴タイプの学習だけでなく実習ありのコースもあり、学習可能期間内であれば繰り返し実機操作が可能。コアの業務を進めつつ、個人のタイミングでスキルアップが図れる。

  • 料金:費用はコースによって異なる

詳細はこちら

日立アカデミー(株式会社日立アカデミー)

日立アカデミー公式Webサイト

(出所:日立アカデミー公式Webサイト)

モノづくり事業のDX推進に必要な“人財”育成に強みを持つ社員研修会社。オープン研修のほか、オーダー研修やe-ラーニングに対応している。いずれのコースにおいても、マシン演習付き講座を用意しているため、先進技術を実践的に学べる。
設計・モノづくりのスキル研修はもちろん、日立製品やロボット開発に特化したプログラムを設けているのもユニークだ。情報処理安全確保支援士試験やITコーディネータ資格取得などキャリア形成に役立つ講座も多く、製造業のトータルな技術向上に寄与する。

  • 料金:費用はコースによって異なる

詳細はこちら

おすすめの社員研修会社(ビジネスマナー/接遇に強みを持つタイプ)

ANAビジネスソリューション(ANAビジネスソリューション株式会社)

ANAビジネスソリューション公式Webサイト

(出所:ANAビジネスソリューション公式Webサイト)

空港業務をはじめとするANAグループのノウハウを活かした、グローバルに通用する接遇スキルを習得できる社員研修会社。講師はすべてグループの元社員か現役の育成担当で、現場に近い実践的な教育が受けられる。また、事故や不具合といったイレギュラーな状況に対応するヒューマンエラー対策研修も、航空業を主体とする同グループならではのコンテンツ。エラーチェーン分析手法も学べるので再発防止にも役立つ。
研修は講師派遣とプログラム/コース講座の2タイプを展開。後者はリアル開催とオンライン開催があり、受講者の好きな環境で受講できる。航空業界のホスピタリティを応用する形で、医療現場におけるサービス向上教育も用意されている。

  • 料金:費用はコースによって異なる ※講師派遣の場合は要問い合わせ

詳細はこちら

教育・研修ソリューション(株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ)

教育・研修ソリューション公式Webサイト

(出所:教育・研修ソリューション公式Webサイト)

百貨店で培われた「おもてなしの心」をもとに、接客スキルの向上や組織内のコミュニケーション円滑化を実現する研修サービス。プログラムのテーマはサービス力向上研修、チームビルディング研修、ビジネススキル基礎研修の3種類。クレーム対応やアンガーマネジメント、ビジネストークといったコミュニケーション能力を底上げする。
研修方法は集合研修やオンライン研修、eラーニング、動画教材制作など、多くの選択肢から最適な手法を提案。社内マニュアル制作や接客ロールプレイング大会の開催もサポートし、複数拠点における接客クオリティの均質化にも役立つ。

  • 料金:要問い合わせ(講師派遣の場合)

詳細はこちら

おすすめの社員研修会社(ビジネススクールタイプ)

日経ビジネススクール(株式会社日本経済新聞社)

日経ビジネススクール公式Webサイト

(出所:日経ビジネススクール公式Webサイト)

日本経済新聞社が国内外の一流大学やパートナー企業と提携して、公開セミナーや企業研修を提供するサービス。大学教授や現役のトップコンサルティング、アナリストなどの専門家によるグローバル水準の講義を開催しており、数カ月にわたるプログラムが中心となっている。週1回など定期的に行われる講座で、アカデミックな知識から実践的な知見までをじっくりと学ぶことができる。
事業のリーダーやその候補に向けた研修だけでなく、会社役員、経営幹部といった、より実践力を高めたい人材向けコンテンツを開講しているのも特徴。期間限定で録画配信を行っているプログラムもあり、多忙なエグゼクティブのインプットにも適している。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

グロービス・マネジメント・スクール(株式会社グロービス)

グロービス・マネジメント・スクール公式Webサイト

(出所:グロービス・マネジメント・スクール公式Webサイト)

グロービス経営大学院が提供している一部の科目や授業を、短期間で学べる社会人向けのビジネススクール。ビジネスで必須の基本スキルである「ヒト・モノ・カネ・思考」を鍛えるカリキュラムが充実している。開講タイミングは年4回。プログラムは2週間に1回のペースで3時間講義が行われ、全6回で1コース。通学クラスとオンラインクラスがあり、都合に合わせて振替受講もできる。
受講期間が数カ月にわたるメリットは、次の講座までのインターバル期間中に、日々の業務において受講内容をアウトプットして知識やスキル、マインドの定着が図れること。繰り返しの学びで確実な理解と技術を習得する。また、通学クラスでは受講生同士の交流があり、業種をまたいだ情報交換も可能だ。

  • 料金:15万4,000円(税込)/科目

詳細はこちら

まとめ

業務を行ううえで必要な知識やスキル、マインド等を指導、育成する場として、経営の重要な位置を占める社員研修。その円滑な実施をサポートする社員研修会社についてご紹介しました。

新入社員によるビジネスマナーの習得や、営業部の売上アップに貢献するコミュニケーションスキル、DX推進のためのデジタル人材育成など、社員研修は安定した組織運営に不可欠な教育の場です。

キャリア形成などの手厚いサポートは、社員の意欲や刺激となって優秀な人材への成長を促し、企業の利益につながります。研修で定期的に業務の課題や個人的な悩みが解決されれば、エンゲージメントの向上、離職防止にもつながるでしょう。

社員研修会社に教育をアウトソーシングすることで、プロの講師から質の高い知識やスキルが学べるだけでなく、時代・社会に即した鮮度の高いプログラムを社員に提供できるようになります。