ダイレクトリクルーティング比較17選!タイプ分けして紹介
最終更新⽇:2024-08-16
「なかなか良い人材が採用できない」「募集自体が少ない」など、様々な悩みを抱えている採用担当者の方へ。近年注目が高まっているダイレクトリクルーティングの特徴やメリット、選び方やおすすめのサービスを紹介します。
目次
ダイレクトリクルーティングとは
ダイレクトリクルーティングとは、企業が自社の求める条件に合った求職者に対して、直接アプローチする採用手法です。
既存の採用手法との違い
これまでの採用では、求人媒体への掲載や人材紹介会社からの紹介など、求職者の応募を「待つ」のが主流でした。それに対し、近年人気が高まっているダイレクトリクルーティングは、企業側から求職者に対して積極的に働きかける「攻め」の採用手法です。
ダイレクトリクルーティングでは従来の採用手法に比べてコストを抑えられる点や、自社にマッチした人材を直接ピックアップしやすいといったメリットがあります。
ダイレクトリクルーティングサービスの費用感
ダイレクトリクルーティングサービスの料金としては主に「成功報酬」と「システム利用料」の2つがあります。完全に分かれているわけではなく、別途発生するパターンが多いです。
料金形態 | 特徴 |
---|---|
成功報酬 | 採用が決定した場合に費用が発生する形態。「1名あたりいくら」のほか、紹介同様に「年収の何%」というパターンも。早期退職のリスクに備えて、返金制度を用意しているのが一般的。 |
システム利用料 | データベースを閲覧してターゲットとなる応募者を選び出したり、スカウトメールを送ったりすることに利用料が発生する形態。月に送れるスカウト通数や利用できる期間に制限を加えている場合が多い。 |
ダイレクトリクルーティングサービスの相場感としては、成功報酬であれば中途採用の単価は80万円/人、新卒採用の単価は40万円/人。システム利用料なら、アカウント開設費用30万円、プラットフォーム利用料年額30万円が相場です。あくまで目安ですが参考にしてください。
ダイレクトリクルーティングのやり方
ダイレクトリクルーティングサービスを利用する場合、主に以下のような流れで採用を行います。
- 求人票を出稿する
- データベースから自社にマッチした候補者を検索
- 候補者を見つけたらスカウトメールを送る
- 候補者から返信が来たらカジュアル面談を実施
- 通常の採用選考に進む
サービスによっては、企業と求職者がお互いに「いいね」を送りあってマッチングした段階でメールのやりとりができるようになるものもあります。中には、「Findy」のように求人票の作成サポートやスカウトメールを自動で送付してくれるシステムを備えたサービスもあり、採用活動の負担を軽減できます。
ダイレクトリクルーティングのメリット
ここでは、ダイレクトリクルーティングで採用を進めるメリットについて、4つに分けて紹介していきます。
知名度がなくても勝負できる
従来の「待ち」の採用活動では、求人媒体に掲載しても人気企業や人気業種に応募が集中し、認知度が低い企業は人材を取り逃してしまうという構図になりがちです。直接企業側からアプローチするダイレクトリクルーティングなら、知名度に関わらず同じ土俵で勝負できます。
応募者も未知の企業や業種と巡り会えることを期待してサービスに登録している面もあるため、双方にとってチャンスがあります。
採用コストパフォーマンスの向上
求人媒体への掲載では、採用や応募の有無に関わらず一定の費用が発生します。また人材紹介会社を利用する場合は、第三者を介した分の費用が発生します。
ダイレクトリクルーティングでは、求職者の検索のために「データベース利用料」がかかるサービスもありますが、基本的には成功報酬型の料金体系が多くなっています。成功報酬型では「掲載したが採用できなかった」という損失コストを最小限に抑えられます。第三者を介すこともないため、採用に対するコストパフォーマンスを引き上げられます。
転職潜在層にアプローチできる
求人媒体を利用したり、人材紹介会社に登録したりしている求職者は、積極的に転職活動をしている顕在層です。この層の求職者の数は社会人全体で考えると総数も少なく、その中から自社にとってより良い人材を選び出そうとすると、どうしてもパイが少なくなってしまいます。
ダイレクトリクルーティングでは、今すぐには転職や就職を考えていないが、とりあえず登録はしているという求職者に対してもアプローチできます。志望度や転職に対する意識が高くない潜在層まで母集団の幅を広げられるのは大きなメリットです。
候補者情報を蓄積できる
求人媒体や人材紹介会社を経由する場合、応募があって初めて求職者の情報を知ることができます。また、一度選考したら基本的に再アプローチすることはできません。
ダイレクトリクルーティングでは、データベースを利用して企業側が求職者の選定を行うため、人材情報を蓄積しておくことができます。これは「タレントプール」と呼ばれ、候補者の情報を常に持っておくことで、長期的な採用活動を行うことが可能になります。応募時にタイミングが合わず採用にならなかった求職者に対して、再アプローチできる点が大きなメリットです。
ダイレクトリクルーティングの注意点
ダイレクトリクルーティングにはメリットばかりではなく、注意しておくべき点もあります。デメリットの面も把握したうえで、上手く活用していくポイントを解説します。
採用担当者の採用工数が増える
求人媒体や人材紹介サービスを利用する場合、企業側は求職情報の登録が終われば応募が来るまで待っていれば良いため、やるべき作業はありません。しかし、ダイレクトリクルーティングでは自ら求職者にアプローチをかけ、求職者に応募してもらえるような動きを取らなければいけません。
ダイレクトリクルーティングを進めるにあたり、以下のような作業が必要となります。
- データベース検索から条件に合う求職者を探す
- 詳細情報からマッチング人材を選定する
- 該当する求職者に対してスカウトメール送付する
- 反応があった求職者に対してカジュアル面談を実施する
- 採用面談などを実施し、合否を決める
作業者のリソースに不安がある場合は、ヘッドハンターやスカウト代行などを備えたサービスがおすすめです。たとえば、「リクルートダイレクトスカウト」では、面倒なスカウト送信作業を代行してくれます。こういったサービスを利用することで採用担当者の負担を軽減できます。
企業内で採用ノウハウが必要
採用活動をフォローしてもらえる求人媒体や人材紹介とは違い、ダイレクトリクルーティングでは企業側が自分たちで考え、実践しながらPDCAを回して改善しなければなりません。
たとえば、想定している人材モデルの構築、採用条件の設定、優先順位、アピールポイントなどの採用戦略にはじまり、スカウトメッセージの送付や候補者の管理まで、効率良く行うことが求められます。
「募集職種に関して全然知見がない」「一般的に考えても採用が難しそう」といった場合は、イチからすべて行うのは大変です。採用ノウハウが蓄積されるまでの間、採用要件などの言語化や効果的なスカウト文面の作り方、送り方などを教えてもらえるサービスを検討しましょう。
たとえば、「キャリオク」では、導入時には利用方法の説明だけでなく、企業に合いそうなターゲットの設定や会社の魅力が伝わるスカウト文面までサポートしてくれます。
ダイレクトリクルーティングサービスのタイプと選び方
ダイレクトリクルーティングサービスは、「どの属性の採用に強みを持っているか」という点で5つのタイプに分類できます。ここでは、各タイプについて概要やサービスの選ぶポイントを紹介していきます。
ハイクラス採用に強みがあるおすすめサービス
「経営・管理者」または「高い専門性が求められる重要ポジション」の採用を検討している場合におすすめのサービスです。サービスを選ぶ際には、高スキルの人材をどのように確保しているかに着目することポイントとなります。
たとえば、「ビズリーチ」では、動画広告を積極的に活用してメディアへの露出も多く、圧倒的な知名度があります。登録者数は200万人以上であり、会員登録にあたっては独自審査の通過が必要です。登録者にも有料プランが用意されており、より確度の高い人材を発掘できる点が特徴です。
中途採用に強みがあるおすすめサービス
「即戦力の人材を採用したい」「今スグ欠員補充したい」など中途採用におすすめのタイプです。様々なニーズに合う多種多様な人材が揃っています。サービスを選ぶ際には、経験・スキルもさることながら、「価値観が企業文化に即しているか」など、自社にマッチした人材を見つけやすいか(検索項目など)、更にそういった人材に対してどのようにアプローチできるかがポイントとなります。
たとえば、「Wantedly」では「共感」をキーワードとして、企業からの情報発信にこだわりを持っています。そのため、運用の工夫次第で年齢層や職種が多様な350万人の登録者から、自社の条件や企業文化に合った人材へアプローチできます。
新卒・若手採用に強みがあるおすすめサービス
「企業の将来を担う人材を採用したい」など長期的な人材採用におすすめのタイプです。新卒の就職活動を行っている学生や、第二新卒と言われる若手の社会人が数多く登録したサービスが揃っています。
近年の売り手市場では新卒・若手の需要は高く、声をかけても振り向いてもらいにくい傾向があることから、サービスを選ぶ際にはスカウトに対する開封率や返信率の高いサービスを探すことがポイントです。
たとえば、「Offerbox」は、登録学生数が23.4万人であり、就活生の3人に1人が利用しています。また、オファーメールの開封率89%、個別コメントを添えたオファーの承認率27%と具体的な数値を公開しており、効果が期待できます。
エンジニア採用に強みがあるおすすめサービス
「DX推進や社内IT部門の強化のために、高い専門性を持ったエンジニアを採用したい」と考える場合におすすめのタイプです。いずれもエンジニア採用に強みがあり、多岐にわたるエンジニアのスキルを選り分け、自社に必要な人材を発掘できます。
サービスを選ぶ際には、登録しているエンジニアのスキルをどれだけ正確に把握できるかがポイントです。同じプログラミング言語を使用していても、携わる仕事によって必要なスキルが大きく異なる場合もあります。
たとえば、「Green」では、メディア露出も積極的に行っており、IT系の若手経験者の採用に強みがあります。求職者が登録できる経験やスキル(言語経験等)が詳細に分かれており、必要な情報で選定しやすい仕様となっています。
グローバル採用・未経験採用に強みがあるおすすめサービス
その他、「今後の事業拡大や地盤固めを見込んで、海外人材を採用したい」「未経験者を採用して長期的にじっくり育てていきたい」といった場合におすすめのサービスです。
サービスを選ぶ際には、グローバル採用であれば求める属性を持つ登録者の多さ、未経験採用であれば適性を判断できる材料があるかどうかがポイントとなります。
たとえば、「LinkedIn Recruiter」では、国内の採用市場にとらわれないグローバルな人材を発見でき、自社とのマッチングを図ることができます。また、「ミイダス」では、面接だけで判断しにくい情報を適性診断によって予測することができます。自社にフィットした人材を見つけるため、多角的な情報を集められる点が魅力です。
ダイレクトリクルーティングサービスの比較ポイント
ターゲット層の登録数は十分か
ダイレクトリクルーティングサービスを選ぶ際には、自社のターゲット層がそのサービスにどれだけ登録しているかを把握しておくことが必要です。数十万人が登録しているサービスであっても、自社が求める職種や条件に該当する求職者は数百人程度ということもあります。
サービスを利用する前に、無料トライアルの検索機能などで自社のターゲット層がどれくらいのボリュームで存在するか調査しておきましょう。「ユーザーの属性や数」と「自社の求める条件」を比較して検討を進めることがサービス選定のポイントとなります。
継続的に情報を発信していけるか
ダイレクトリクルーティングは、長期的な採用戦略です。アプローチする候補者とのやりとりの中で、自社に対する認知度や応募動機を高めていく必要があります。そのため、顕在層だけでなく潜在層に対しても継続的に情報発信していけるかが成否のポイントです。
たとえば、「Wantedly」や「Green」では、ブログのように次々と記事を投稿し、フォロワーに対して自社の魅力をアピールできます。また、「LinkedIn Recruiter」のようにSNSサービスとして継続的に情報発信できるものを選ぶことも一つの手です。
運用をサポートしてくれる機能やサービスはあるか
ダイレクトリクルーティングは適切に運用できれば効果的な施策ではありますが、一方で採用担当者の工数が増える点がネックとなります。すべて自社で進めるのが難しい場合、サービスの中で運用サポートの機能があるかどうかも確認すべきポイントです。
たとえば、「リクルートダイレクトスカウト」のようにスカウト代行機能があると、条件に合った人材を選び出し、スカウトメールを送信してくれます。また、「doda Recruiters」では専任の採用トレーナーが、効果の高いスカウト文面や自社の魅力をPRするテクニックを提案してくれます。
主なダイレクトリクルーティングサービス(ハイクラス採用に強み)
ビズリーチ(株式会社ビズリーチ)
(出所:ビズリーチ公式Webサイト)
ハイクラス採用においては知名度抜群のダイレクトリクルーティングサービス。登録者数200万人以上で、導入実績は累計24,800社以上。独自の審査を通過した人材しか登録できないようになっているため信頼性が高い。
候補者側にも有料プランが用意されており、転職意欲の高いハイクラス人材の採用を見込める。
- 料金:要問い合わせ
リクルートダイレクトスカウト(株式会社リクルート)
(出所:リクルートダイレクトスカウト公式Webサイト)
ハイクラス求人に特化したエグゼクティブ向け転職サービス。20〜50代までの幅広い年代が利用し、月18,000人超の新規登録者を獲得している。登録者の半数以上が年収600万円以上のようなハイクラス人材であり、幅広い職種で利用される。スカウト代行サービスもある。
- 料金:要問い合わせ
主なダイレクトリクルーティングサービス(中途採用に強み)
Wantedly(ウォンテッドリー株式会社)
(出所:Wantedly公式Webサイト)
ユーザー数350万人以上、スカウト返信率は平均20%、1社あたりの月間応募数約25件という実績を誇るダイレクトリクルーティングサービス。
募集だけでは伝えきれない自社の魅力をストーリーとして紐付けて発信し、候補者のファン化が期待できる。ダイレクトスカウト以外にも、動画撮影やカメラマンの派遣などがオプションで利用できるのも心強い。
- 料金:要問い合わせ
doda Recruiters(パーソルキャリア株式会社)
(出所:doda Recruiters公式Webサイト)
人材大手のパーソルキャリアが運営するダイレクトリクルーティングサービス。登録者数は約287万人。スカウト会員のデータベースから直接候補者にアプローチでき、最短1日のスピード面接が可能。「プレミアムオファー」のスカウトメールは開封率75%で、応募率アップにつながっている。
8週間でスカウト通数400通のライトプランのほかにも複数のプランが用意されている。成功報酬型ではないため、上手く採用できれば高いコストパフォーマンスが望める。
- 料金:要問い合わせ
Eight Career Design(Sansan株式会社)
(出所:Eight Career Design公式Webサイト)
オンライン名刺管理アプリ「Eight」を利用している300万人以上の登録者に対してリクルーティング活動を行うことのできるサービス。
候補者をタレントプールで管理し、メッセージ機能を活用していつでもダイレクトにスカウトが可能。自社とつながりのある候補者に限定してスカウトメールを送ることで返信率アップにつなげられる。利用者の56%が管理職で、優秀人材の獲得が期待できる。累計導入社数は800社。
- 料金:要問い合わせ
主なダイレクトリクルーティングサービス(新卒・若手採用に強み)
AMBI(エン・ジャパン株式会社)
(出所:AMBI公式Webサイト)
会員数100万人超で、月間約2万人の求職者が新規登録している若手ハイキャリア向けダイレクトリクルーティングサービス。約7割を20代が占め、採用ニーズの高い上場企業在籍者や専門スキル保持者など、有能な人材が数多く登録している。
アクティブな新規ユーザーが多く、まだ参画企業が少ないこともありスカウトの返信率も高い。人材紹介では発掘できない、即戦力の若い人材の獲得が期待できる。
- 料金:要問い合わせ
Offerbox(株式会社i-plug)
(出所:Offerbox公式Webサイト)
就活生の3人に1人となる23.4万人もの学生登録者数を誇る新卒向けダイレクトリクルーティングサービス。テレビや新聞などのメディアでも紹介されて知名度が上がっており、登録企業数は15,660社以上。
動画や画像、研究資料など登録者側も自由にデータを登録できるため、履歴書だけで伝わらない特性や価値観を知ることもできる。
AIによる検索アシストシステムによって「会いたい学生」の情報を効率的に検索でき、コンタクトを取れる仕組みを構築。
- 料金:成功報酬38万円/名、利用料なし
OpenWork(オープンワーク株式会社)
(出所:OpenWork公式Webサイト)
企業の口コミサイトのユーザーデータベースを利用したダイレクトリクルーティングサービス。登録ユーザーは527万人で、他の媒体には登録していない潜在層を含め優秀な人材が利用。新卒・中途どちらにも対応している。
20代・30代が約8割で年収500万以上の求人が過半数を占める。求人掲載数・期間に制限はないが、スカウト送信件数に上限があり、毎月月末の評価スコアで翌月のスカウト送信数の上限が決まる。
- 料金:成功報酬中途80万円/名、新卒40万円/名
キミスカ(株式会社グローアップ)
(出所:キミスカ公式Webサイト)
新卒採用に特化し、登録学生数は80万人以上。スタートアップから大企業まで、導入実績は3,000社を超える。
ゴールド、シルバー、ノーマルと3段階のスカウトが用意されており、学生への興味度に合わせて使い分けできる。100種類以上の検索項目から細かく絞り込めるため、マッチ度の高い学生へのアプローチが可能。導入時のカスタマーサクセスのサポート、コンサルタントとのミーティングが可能で、スカウト型の利用が初めてでも安心。
- 料金:要問い合わせ
キャリオク(SBヒューマンキャピタル株式会社)
(出所:キャリオク公式Webサイト)
会員データベース90万人のうち、20代~30代の登録が7割を占めるダイレクトリクルーティングサービス。通常のデータベース検索のほか、自信のある求職者の経歴がオークション形式で公開されているため、優秀な求職者を見つけやすいのもポイント。
料金形態は成果報酬だが、他社とは異なり、スカウトを送付した時点や採用に成功した時点ではなく、スカウトを受け取った応募者が承諾した時点を「成果」としてカウント。そのため、無駄なスカウトコストや高額な成果報酬を支払う必要がない。
- 料金:要問い合わせ
主なダイレクトリクルーティングサービス(エンジニア採用に強み)
Green(株式会社アトラエ)
(出所:Green公式Webサイト)
IT、Web系人材の経験者採用に特化した成功報酬型の求人メディアで、ダイレクトリクルーティングにも利用できる。登録者数は100万人超。
登録者の60%が経験者のIT人材。年齢層も25〜35歳が60%を占め、若手経験者の採用に強い。プロのライターによる企業記事の掲載や、Greenが作成する広報ページを通じて自社の魅力をアピールできるのも魅力。
- 料金:要問い合わせ
レバテックダイレクト(レバテック株式会社)
(出所:レバテックダイレクト公式Webサイト)
長年IT人材の紹介を行ってきた「レバテック」を運営する同社が提供するダイレクトリクルーティングサービス。国内IT人材総数のおよそ5分の1に相当する20万人が登録。
ユーザーの5割が25〜34歳の若手・中堅層で、即戦力人材の登用を見込める。求人・紹介記事をレバテックダイレクトが作成してくれるため、運用工数を抑えられる。専任スタッフの運用コンサルティングも無料で受けられる。
- 料金:要問い合わせ
Findy(ファインディ株式会社)
(出所:Findy公式Webサイト)
AIによるエンジニアのスキル判定を使ったマッチングが特徴のスカウト型採用サービス。登録ユーザー数は7万人以上で、導入企業数は500社以上。
GitHub連携でエンジニアのスキルを偏差値化でき、人材の選定がしやすい。AI求人票採点サービス「Findy Score」で求人票の魅力度を判定してくれるため、可読性の高い求人票を作成できる。
- 料金:要問い合わせ
Forkwell Jobs(株式会社grooves)
(出所:Forkwell Jobs公式Webサイト)
即戦力のエンジニアスカウトサービス。登録者数は約50,000人で、20〜30代の即戦力人材が8割を占めている。
エンジニアがストレスなくスカウトを受け取れるような仕組みになっているため、高いスカウト開封率と返信率を実現。専任のカスタマーサクセスによる、スカウトメールの文面作成・添削などノウハウの共有があるため安心。年間のべ30,000人を超えるエンジニアが参加する「技術勉強会」などを実践して、顕在層の集客・強化に努めている。
- 料金:要問い合わせ
LAPRAS SCOUT(LAPRAS株式会社)
(出所:LAPRAS SCOUT公式Webサイト)
ハイスキルのITエンジニア向けのサービス。登録ユーザーは28,000人。累計500社以上の企業がITエンジニア採用に活用。
ChatGPTを活用し、過去に作成した求人票のURLを入力するだけで、求人票のドラフトを自動作成してくれる機能がある。気になる候補者をカジュアル面談に1クリックでつなげる「興味通知」や、「タレントプール」機能で候補者の管理を行い、最適なアプローチができる。
- 料金:要問い合わせ
主なダイレクトリクルーティングサービス(グローバル採用・未経験採用に強み)
LinkedIn Recruiter(LinkedIn)
(出所:LinkedIn Recruiter公式Webサイト)
ビジネスパーソンの自己紹介ツールとされる、ビジネス特化型のSNS「LinkedIn」を利用したダイレクトリクルーティングサービス。「LinkedIn」は2023年3月時点で登録ユーザー数が全世界約9億人にのぼるグローバルなサービス。
「InMail」という機能を使い、個別にスカウトメッセージが送れるほか、自社ページの拡充でブランディングにも活用可能。世界各地の優秀な人材、マッチング人材とコンタクトが取れる。
- 料金:要問い合わせ
ミイダス(ミイダス株式会社)
(出所:ミイダス公式Webサイト)
登録者に定額制で採用数や通数に制限なくスカウトメールを送れるダイレクトリクルーティングサービス。自社で活躍する社員の傾向がわかる「活躍要因診断」や求職者の強み・思考性・適性がわかる「可能性診断」などアセスメントメニューが充実。応募者が未経験職種でも、適性がありそうだと判断した企業からスカウトがもらえるようになっている。
条件に合致していれば求職者に自動でアプローチしてくれるため、面倒なスカウト配信作業が不要。診断サービスは、採用以外の自社の評価ツールとしても使用可能。
- 料金:要問い合わせ
まとめ
ダイレクトリクルーティングは、求職者に企業側から直接働きかける採用手法です。従来の求人媒体や人材紹介サービスではカバーできなかった潜在層にもアプローチでき、自社の求める人材の母集団の幅を広げていくことが可能です。
成功報酬型のサービスでは採用ごとに費用が発生する仕組みになっているため、採用にかかるコストを最適化することも可能です。
ダイレクトリクルーティングサービスは、採用したい人材によって以下の5つのタイプに分けられます。
- ハイクラス採用
- 中途採用
- 新卒・若手採用
- エンジニア採用
- グローバル採用・未経験採用
料金体系や登録者の性質もサービスによって異なりますが、上手く活用することで採用コストを抑えつつ優秀な人材の獲得ができるようになります。