セミナー集客代行とは？

セミナー集客代行とは、主にBtoB向けのオンライン（ウェビナー）・オフラインセミナーへの集客を代行するサービスのことです。

セミナーへの集客を代行してもらうことで、自社で保有するリスト外のターゲット層にもアプローチでき、リード獲得や売上の拡大につなげられるように。また、セミナー集客に関わる業務を外部に委託することにより、本来注力すべき営業活動やナーチャリング、セミナーコンテンツ企画などにリソースを割けるようになります。

セミナー集客代行の支援内容

セミナー集客代行に支援してもらえることを、大まかな依頼の流れに沿って説明します。

打ち合わせ・見積もり

打ち合わせでは、セミナーの概要や目的、集客したいターゲット層、希望する集客数、予算、スケジュールなどの要件をヒアリング。具体的な集客プランと見積もりを提案し、内容に問題がなければ正式発注となります。

セミナーページ作成

セミナーページとは、セミナーに関する情報を簡潔にまとめ、申込までの導線を用意した専用のWebページやLPのこと。打ち合わせ時のヒアリング内容や、依頼者側から提供される情報・素材などをもとに制作します。

Web広告やSNSを活用して集客する場合は配信に必要なバナーや動画、メールやDMを使って集客する場合は原稿案をターゲット層にあわせて作成します。

集客・セミナー開催

必要な準備が整ったら実際に集客をスタート。Web広告やSNSから集客する場合は、セミナー内容やターゲットなどにあわせた媒体を選択し、運用を代行。目標の集客数に達するようサポートします。

セミナー自体は依頼者側にて開催するのが基本となりますが、セミナーの進行や受付といった運営支援まで行ってくれるサービスも。そのほか、セミナーへの参加率を向上させるために、事前確認電話やメール配信などの施策を実施してくれるところもあります。

分析・フィードバック

セミナーの開催後は集客施策について振り返り、必要に応じて施策の見直しや次回の集客に向けた新たな提案を行います。費用対効果まで詳細に検証し、継続的な改善施策を実行してくれるところや、セミナー参加者からアンケートを募り、アンケート結果を分析してくれるサービスも。

セミナー集客代行のタイプ別の選び方

セミナー集客代行は、集客の方法によって以下のタイプに分けられます。

1.メディア・Webサイトから集客

セミナー集客代行にて運営しているメディアや集客用のWebサイトなどにセミナー情報を掲載して集客するタイプ。「経営者やビジネスに関する情報への感度が高い層へ広く訴求したい」「積極的にセミナーに参加しているユーザーにアプローチしたい」といった場合に適しています。

たとえば「bizocean」では、ビジネスメディア「bizocean」にセミナー情報を掲載。中小企業の経営者や役員、部長・課長といった管理職の会員が多く在籍しており、スピード感を持って意志決定が行える層へ効率的にアプローチが可能です。

「日経BizGateイベントガイド」は、月間2億1,495万PV、登録会員約530万人を誇る日経電子版上でイベント・セミナー情報を掲載。経営層をはじめ、営業、企画、マーケティング、情シス・ITエンジニアといった職種のビジネスパーソンへ訴求できます。

2.メール・DMで集客

過去のイベント参加者の情報やネットワークを活用し、独自のデータベースをもとにメールやDMで集客するタイプ。希望する条件をもとに対象者をデータベースから抽出し、ダイレクトに訴求できるのが特徴です。「積極的にターゲット層へ働きかけたい」「自社で保有するリスト外へアプローチしたい」という場合に適しています。

たとえば「ビジネス・フォーラム事務局」では、同社が主催するビジネスイベントによってネットワークを構築し、アンケートや参加者の分析などもあわせてデータベース化。業種やエリア、売上、職種・役職などを絞り、メール・DM送付をメインに集客を行います。

「マーケアップ」は約193万件のリストを保有。業種、地域、会社規模をはじめ、「最近オープンした店舗」「海外進出している」といった過去・現在の動的条件を組み合わせてターゲットを的確に抽出し、メールや郵送DM、FAXDMなどを用いて訴求します。

3.Web広告・SNSで集客

Web広告やSNSを介して集客するタイプ。「自社でWeb広告やSNSを使って集客したいもののノウハウがない」「思ったような効果が得られていない｣という場合におすすめです。運用を任せられるのはもちろん、配信にあたり必要なクリエイティブ作成まで対応してくれるサービスが多くなっています。

たとえば「アドリージョン」では、FacebookやInstagramの広告枠を活用。年齢、性別、居住地、行動エリア、興味関心といった条件を掛けあわせて特定のユーザーへセミナー情報を届けます。

「マンセキ」はFacebookやInstagram、X（Twitter）、LINEといったSNSのほか、Web広告も用いて最適なプランを提案。各媒体に精通した担当者が運用までカバーしてくれます。

セミナー集客代行の費用相場

セミナー集客代行の料金形態は、成果報酬型と固定型に分かれます。依頼したい内容や期間などによって料金が異なり、見積もりを取るのを前提としているサービスもあるので、事前に確認しておきましょう。

以下、料金や予算を公開しているサービスをまとめていますので、目安にしてください。

セミナー集客代行の比較ポイント

セミナー集客代行を選定する際は、以下のポイント踏まえて比較すると自社にあったサービスが絞り込みやすくなります。

対応する業界・業種

自社の業界・業種の特性にあわせて適切な集客が行えるかは、サービスを比較する際のポイントの一つに。導入事例や実績などを参考に、自社にあった集客をしてもらえるか、集客をするうえでのアドバイスがもらえそうかを確認しておきましょう。

たとえば「アドリージョン」では、経営層や管理職、ビジネス関連の情報に興味を持つBtoB向けの集客のほか、趣味趣向にあわせたBtoC向けの集客もカバーしています。

「SEMINARBASE」は、BtoBセミナーの集客を得意とし、不動産、コンサル、機器販売業界などでの実績が豊富です。

サービス提供開始までのスピード

セミナーの開催が迫っている場合、サービス提供開始までのスピードが重要に。スタートまでに1カ月程要するサービスから、最短2日で対応してくれるところまで幅広いため、希望するスケジュールまでに集客が行えるか、あらかじめ確認しておきましょう。

以下、スケジュール感を公開しているサービスをまとめていますので、参考にしてください。

セミナーの開催形式

セミナー集客代行のなかには、オンライン（ウェビナー）とオフラインのどちらにも対応しているところもあれば、オフラインのみに限定しているところも。開催予定のセミナーの形式に対応してもらえるか、事前に確認しておくのがおすすめです。

たとえば「日経BizGateイベントガイド」では、オンラインとオフラインともに対応。オンラインの場合は一律での料金設定にて提供していますが、オフラインの場合は開催エリアによって料金が変動します。

「WizBiz」は原則オンラインのみの集客を支援していますが、オンライン・オフライン両方で開催する場合はどちらの集客もカバーしてくれます。

セミナー開催・事務局運営へのサポート

セミナー集客代行のなかには、申込者の管理といった運営支援のほか、当日の進行や参加者の誘導などセミナーの実施自体をサポートしてくれるところも。自社にてセミナーの開催・事務局運営に関わるすべての業務を網羅するのが難しい場合は、サポートまで請け負ってくれるサービスを検討してみましょう。

たとえば「ビジネス・フォーラム事務局」では、会場手配から申込受付・管理、当日の進行まで一貫して対応。同社のネットワークを活かして講師の選定・アサインも行ってくれます。

「まるなげセミナー」でもセミナー当日の司会進行や運営などを一括で支援。そのほか、セミナー後の商談獲得まで実施してくれます。

おすすめのセミナー集客代行（メディア・Webサイトから集客）

まるなげセミナー（株式会社インデンコンサルティング）

（出所：まるなげセミナー公式Webサイト）

セミナーへの集客をはじめ、セミナー当日の司会や運営、セミナー開催後の商談獲得までトータルで代行する成果報酬型のサービス。これまでに3,000回以上のセミナーを開催し、参加者は累計60,000名以上にのぼる。培ってきたノウハウを活かし、集客・セミナー開催にかかる工数を削減するのはもちろん、アポイントの獲得・受注につながるようにサポートしてくれるのが特徴だ。
集客はオンラインセミナーに特化したプラットフォームから実施。セミナーページは約1週間で制作し、最短2週間で集客を行う。BtoBとBtoC両方のセミナーに対応する。

• 料金：3,000円/件

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WizBiz（WizBiz株式会社）

（出所：WizBiz公式Webサイト）

経営セミナー情報サイト「WizBiz｣にセミナーページを公開して集客する、成果報酬型のセミナー集客支援サービス。Webサイトのほか、同社の顧客へのメルマガも活用して集客を行う。
20万人以上のリストを保有しており、中小企業の経営者・役員・管理職のほか、個人事業主の集客を得意としている。オンライン（ウェビナー）のみ、もしくはオンラインとオフライン両方でのセミナー開催に対応する。
単発のセミナー集客から支援してくれるため、トライアルでの利用にもおすすめ。集客期間は30日以上の確保が必要となっている。

• 料金：10,000円〜/件

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bizocean（トライベック株式会社）

（出所：bizocean公式Webサイト）

会員数354万人以上のビジネスメディア「bizocean｣にセミナー情報を掲載して集客する、成果報酬型のサービス。会員に向けたメルマガ配信とバナーによる告知で、更なるリード獲得につなげている。
全国300社以上の中小企業にリーチでき、会員の約40%が経営者や役員、部課長といった役職者であるのも特徴。決裁権を持っているため意志決定が早く、効率的なビジネスチャンスの獲得に貢献する。
依頼者側でセミナーページの制作に必要な素材を準備してから、最短3営業日での掲載開始が可能。セミナー開始まで1カ月を切っている場合でも集客を代行してくれる。

• 料金：15,000円/件

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日経BizGateイベントガイド（株式会社日本経済新聞社）

（出所：日経BizGateイベントガイド公式Webサイト）

日本経済新聞社が運営するBtoB向けセミナーの集客代行支援サービス。月間2億1,495万PV、約530万人の会員数を誇る日経電子版上にセミナー情報を掲載。有料会員81万人のうち6割が経営の意志決定に関わる役職者となっており、ビジネスに影響力がある層へ効果的にアプローチできる。
成果報酬型の料金形態を敷いており、オンラインは一律の料金。オフラインの場合はエリアによって料金が異なる。
集客人数は1回につき10名～。参加費無料のセミナー・イベントに限られており、セミナー開催日の1カ月前までに申し込めばOK。

• 料金：15,000円/件（オンラインセミナーの場合）

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セミナー集客支援サービス（アイティメディア株式会社）

（出所：セミナー集客支援サービス公式Webサイト）

20以上の専門メディアの会員を対象に、BtoB向けセミナーへの集客を支援するサービス。同社ではITやビジネスに関連する情報を扱うメディアを運営しており、月間4億PV、会員数は182万人以上にのぼる。自社で保有するリストやSNSではリーチが難しい層へも訴求できるため、セミナー申込者が固定化していたり、ターゲットにあった集客が難しくなっていたりする場合におすすめ。
成果報酬型のプランのほか、セミナー申込ページへの誘導数を保証するクリック保証広告プラン、開催直前まで配信できるターゲティングメールといったプランを用意している。

• 料金：要問い合わせ

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Peatix法人向け集客サービス（Peatix Japan株式会社）

（出所：Peatix法人向け集客サービス公式Webサイト）

840万人以上が利用するイベント・コミュニティプラットフォーム「Peatix｣を活用した、法人向けセミナー集客支援サービス。イベントやセミナーへの参加に積極的なユーザーが多く在籍しており、過去の参加履歴をもとにターゲットを絞り込めるのが特徴。興味関心が高いユーザーにアプローチすることで、質の高いリード獲得が期待できる。
イベント紹介メール（単独掲載）とトップページのおすすめイベント欄に掲載するプランと、成果報酬型のプランを用意。最短3日後から集客可能なため、セミナー開始までの時間が迫っている場合にも安心だ。

• 料金：要問い合わせ

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おすすめのセミナー集客代行（メール・DMで集客）

ビジネス・フォーラム事務局（株式会社ビジネス・フォーラム事務局）

（出所：ビジネス・フォーラム事務局公式Webサイト）

法人向けビジネスセミナーの企画から集客、事務局運営までをワンストップで支援するサービス。決裁権を持つ経営層や管理職が約7割を占める独自のデータベースを保有。特定の業種、エリア、会社規模、売上、役職などからターゲットを絞り込み、メールやDMでアプローチする。
申込の受付や管理、セミナー当日の進行管理や参加者対応といったサポートのほか、講師とのネットワークも構築しており、これまで5,000名以上の講師をアサインした実績を持つ。より魅力的なセミナー内容にしたい、リードの質を高めたいといったニーズにも適している。

• 料金：要問い合わせ

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マーケアップ（エコノス株式会社）

（出所：マーケアップ公式Webサイト）

193万件の保有アドレスに対し、メールによるアプローチを行う集客代行サービス。集客リストの作成を本業としており、累計5,000社以上にリストを提供。オプションでFAXや問い合わせフォームへのDM送付も可能だ。
セミナーページをすでに用意している場合は、打ち合わせから4営業日以内での集客にも対応。別の方法で集客を行っているが、定員に達しておらず追加で集客をしたいといった場合にもおすすめ。利用期間に制限がなく、スポットでの活用にも向いている。

• 料金：15,000円～/件、初期費用30,000円

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おすすめのセミナー集客代行（Web広告・SNSで集客）

SEMINARBASE（株式会社エックスラボ）

（出所：SEMINARBASE公式Webサイト）

不動産やコンサル、機器販売といった業界のBtoBセミナーへの集客実績が豊富な、成果報酬型の集客代行サービス。約1～2週間でセミナーページを作成後、運用広告やSNSなどで集客。セミナー開催の1カ月前までの申込に応じている。
集客数だけではなく費用対効果まで検証し、よりよい集客が行えるように改善を重ねるのも特徴。改善活動には費用がかからないため、継続的にセミナーへの集客支援をしてほしい場合に最適。80%以上の企業がリピートしている。

• 料金：要問い合わせ

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アドリージョン（株式会社アドリージョン）

（出所：アドリージョン公式Webサイト）

FacebookとInstagramの広告枠を活用してセミナーの告知をする集客代行サービス。年齢、性別、居住地、行動エリア、興味関心などを掛けあわせてセグメントを絞り込める。保有するリストではなくSNSユーザーに働きかけを行うため、経営層や管理職、ビジネスに関心の高いターゲットへ訴求するBtoBセミナーのほか、趣味趣向にあわせて幅広いターゲットにアプローチするBtoCセミナーへの集客にも応じている。
7日間のテスト・マーケティングプランの場合、依頼者側でセミナーの開催概要を文章にまとめていれば最短2日で集客を開始。オンライン・オフライン両方のセミナー集客に対応している。

• 料金：最低出稿額10万円～（2週間の広告配信の場合）

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マンセキ（株式会社エム・マーケティング）

（出所：マンセキ公式Webサイト）

セミナー・無形商材に特化した集客代行サービス。Facebook、Instagram、LINE、X（Twitter）といったSNS、Web広告から適切な媒体を選定。各媒体に精通した担当者が運用を担当する。
オプションでテンプレートを用いた短期間でのLP制作、オーダーメイドの広告用動画の作成、バナー作成など、広告運用に必要なクリエイティブ制作も請け負っている。

• 料金：15万円〜、初期費用なし（マンセキプランの場合）

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まとめ

主にBtoBセミナーへの集客を代行する、セミナー集客代行を紹介しました。セミナー集客代行を活用することで、自社のリスト外のターゲット層へ効果的にアプローチしたり、営業活動やセミナーの企画といった業務へ集中できるようになったりといったメリットが得られます。

セミナー集客代行は集客方法によって以下のタイプに分けられます。

1. メディア・Webサイトから集客
2. メール・DMで集客
3. Web広告・SNSで集客

自社にあった集客方法が掴めたら、下記のポイントに沿ってサービスを比較しましょう。

1. サービス提供開始までのスピード
2. 対応する業界・業種
3. セミナーの開催形式
4. セミナー開催・事務局運営へのサポート

セミナー集客代行の費用相場も参考にしながら、自社にあったセミナー集客代行を検討してみてください。